残念な市長・市議に市民溜息 西宮、あわら、天理、加賀…

1月25日(木)7時0分 NEWSポストセブン

辞職の意向なし

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 この冬、7年ぶりの大雪に見舞われた福井県。各地で交通網がマヒ、休校する学校が相次ぐなど市民生活に大きな打撃をもたらした。県北端に位置するあわら市は風光明媚な温泉郷として知られるが、市内のとある温泉宿の女将がため息交じりに語る。


「例年なら1月はお客さんが押し寄せて予約困難になるんですけど、今年は大雪のおかげでさっぱり。その上、何がつらいって、ぽつぽつ来てくれるお客さんがみな、“あの人”の話ばっかり聞いてくることです。地元の恥ですよ」


 女将の言うあの人とは、同市の前市長・橋本達也氏(63才)のことだ。


 昨年12月に辞職した橋本氏。理由は公務中のセクハラだった。市長在職中の2013年から複数回、市内在住の既婚女性にキスを迫ったり抱きついたり、足をなめるなどの行為に及んだ。現場の多くは、あろうことか市長の執務室だった。


 本誌・女性セブン記者は、市内にある自宅を直撃したが、あいにくの留守。近隣住民によると「騒動後はあまり帰っていない。親戚の家に雲隠れしているのだろう」とのこと。別の住民が声をひそめる。


「橋本さんは優しくてね、女好きなの。だからああいうことしそうだなって言ってる人は多いね」


 地元ではこうした声が複数聞かれた。橋本氏だけではない。昨今、全国各地で「ざんねんな市長」が大量発生している。


◆4回の辞職勧告も意に介さず


「かっとして暴言を吐いた。お詫びしたい」。こう謝罪したのは兵庫県西宮市の今村岳司市長(45才)だ。ダンディーなあご髭がトレードマークの今村市長は1月4日の仕事始めの式で、質問のために駆け寄った読売新聞の記者に『殺すぞ』『寄るな』『しゃべるな』などの暴言を吐いた。


 直前に行われた幹部職員への年頭挨拶の中で、今村市長は4月22日投開票の次期市長選に出馬しない意向を電撃発表。読売の記者は真意を聞くために駆け寄っただけだった。


「番記者による夜討ち朝駆けの取材にそうとうカッカしていたらしいけど“(上司に)落とし前つけさすからな”とまで言いましたからね。ヤクザみたいだって怖がる女性職員もいます」(市関係者)


 そもそも同市長には以前から騒動の兆候があった。


「やんちゃに振る舞うのがかっこいいと思っているんです。昔から前大阪市長の橋下徹さんのファンで、市議時代は茶髪にピアスがトレードマーク。橋下スタイルですよね。高校時代の喫煙経験を武勇伝的に披露したり、マスコミ批判を繰り返したり。周りは辟易ですよ。橋下さんほど人望があればいいけど、今村さんの場合はパフォーマンス止まり。本当に残念な人です」(同前)



 奈良県天理市の並河健市長(39才)も負けてはいない。昨年8月の東京出張の際、ホテルにデリヘル嬢を呼んだことが『週刊新潮』(8月31日発売号)にすっぱ抜かれた。並河市長は報道直後に会見し「合法的なサービスだが、道徳的に適切ではなかった」と苦しい言い訳。それでも同年9月の選挙で再選したというから天理市民は心が広い。


 市長だけではなく、市民の代表たる市議たちの残念さも枚挙にいとまがない。インターネットの掲示板に飲食店の誹謗中傷を書き込んで問題となったのは石川県加賀市の乾浩人元市議(47才)。昨年5月、乾氏は市内の飲食店について『ゴキブリ店主がゴキブリ入りの料理を出す店』などという中傷コメントを匿名のコミュニティーサイトに繰り返し書き込んだ。公人である市議の書き込みの影響は大きく、件の飲食店は閉店に追い込まれた。その後、乾氏は店主から訴えられ、名誉毀損罪で罰金30万円の略式命令を受けることとなった。


 一連の騒動を受け加賀市議会は乾氏の辞職勧告決議案を提出・可決(12月11日)したが本人は続投を希望。しかし風当たりはその後も弱まらず、同19日夜に本人が辞職願を提出することになり、同日受理された。


 一方、4回におよぶ辞職勧告にもかかわらずその席に座り続ける厚顔市議もいる。熊本市の北口和皇市議(きたぐち・かずこ/59才)は市職員へのパワハラなどで「第二の豊田真由子」と話題になった。同市議は市議会から3回、さらに政治家の倫理観などを審査する市政治倫理委員会から1回の辞職勧告を受けているが、意に介していないという。地元の市議会関係者が語る。


「パワハラだけが辞職勧告の理由ではない。地元の漁協などへの業務委託とか補助金の支出などで不適正とされる案件が多数あるんです。それでも今の地位にすがり続けています」


※女性セブン2018年2月8日号

NEWSポストセブン

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