梶原岳人さん、島﨑信長さん、優木かなさんが話した『ブラッククローバー』の魅力や印象的な熱いセリフ

1月26日(金)20時0分 アニメイトタイムズ

心を揺さぶる様な熱く、王道なストーリーで人気を博しているテレビアニメが放送中の『ブラッククローバー』。本作は週刊少年ジャンプに連載されている田畠裕基氏の同名漫画が原作となる作品で、魔法が当たり前の様に使える世界を舞台に、教会に捨てられたふたりの少年、魔力の無い主人公・アスタ、天才的な魔法の才能を持つユノが魔道士のトップ"魔法帝"を目指す成長物語が描かれます。

そんな本作のテレビアニメで、主人公のアスタを演じる梶原岳人さん、ユノを演じる島﨑信長さん、ノエル・シルヴァ役の優木かなさんにインタビューを実施。3人の役作りのお話から作品の魅力まで、熱く語って頂きました! 
『ブラッククローバー』は読んでいて子供心を思い出す作品
——まず『週刊少年ジャンプ』50周年という記念の年にアニメ化された本作にキャストとして参加された時のお気持ちをお聞かせください。また、反響などはいかがですか。

アスタ役・梶原岳人さん(以下、梶原):決まった時は本当に自分の事とは思えなくて、デスクと音響監督の方から急に「とりあえず居酒屋来い」って呼び出されて、その時に「決まったよ」って言われたので全然実感が沸かなかったです。初めて実感が沸いたのは出来上がったPVを観た時だったので、アフレコの時も夢のような気持ちでした。

ユノ役・島﨑信長さん(以下、島﨑):ファンタジーものが凄く好きで、『ブラッククローバー』はまさに王道な剣と魔法のファンタジーなので、ユノ役に決まった時はとても嬉しかったです。よく自分で妄想する時もだいたい風属性なんですよ(笑)。役者としても、ユノのような一見クールに見えて、内面には熱い気持ちを持っているキャラクターは好きなので、燃えましたね。ノエル役・優木かなさん(以下、優木):私はオーディションの時に原作を全部読んでいて、「絶対にノエルちゃんを演じたい」と思ったキャラクターだったので、全力でオーディションにも望ませて頂きました。なので、受かったと聞いた時は号泣でしたね。週刊少年ジャンプは昔から愛読させて頂いていた雑誌だったので、まさか看板タイトルのひとつのヒロインをやらせて頂けるなんて、声優冥利に尽きるというか、夢のようだなって思いました。——皆さんそれぞれ原作を読まれたと思いますが、『ブラッククローバー』という作品にどのような魅力を感じましたか。

梶原:話数を重ねる毎にキャラクターも増えていきますし、アスタの周りの環境もどんどん変化したり、アスタが動くことに対して仲間もしっかりと付いてきてくれて、アスタが出した感情がそのまま周りの人に伝染して、同じ方向を向いてくれる様な仲間感が凄く良いなと思います。黒の暴牛という組織の中でも、新人のアスタを取り巻いている他の仲間たちが彼に続いて連帯してくれて、気持ちもどんどんアスタに向いてきてくれるようになって、仲間をしっかり描いているところが大好きな所です。

島﨑:元気を貰えるところだったり前向きになれるところ。そして自分もアスタたちみたいに「頑張ろう」って自身の人生においてプラスになれるものをくれるところが好きです。どの作品でもそうなのですがその作品を観て下さった方の人生に何か良い物が残ると良いなと思っているんです。特にこの『ブラッククローバー』は"ザ・週刊少年ジャンプ"って感じで、そのプラス要素がストレートなんですよ(笑)。

とっても前向きでポジティブで、強大な敵が来ても根性だったり努力だったり、仲間たちとの絆で乗り越えて行く。それがやっぱり凄く素敵だなって思います。きっと全国の少年たちが『ブラッククローバー』を読んで「部活頑張ろう」と思ってその人が世界的な選手になるとか、そういう事がリアルに起こりうる作品だと思っているんです。

何かのインタビューで「『ブラッククローバー』って作品で、アスタっていう主人公が「負けない」「諦めない」って言っていて、僕もそれに感動して「諦めない」と思って金メダルをとりました!」みたいなね(笑)。だからアニメの方も原作に負けないような作品にしたいなって思いますね。優木:私は原作を読んだ時にページをめくる度にワクワクが止まらなかったのが個人的な感想なんですけど、学生ぶりかなと思うくらい読んでいて子供に帰れた気がしたんです。大人になるにつれてアニメも漫画も見方が変わってしまうじゃないですか。

それをストレートに王道のジャンプ作品という感じなので、まっすぐ心に刺さって子供の頃に戻った様なワクワクを与えてくれて、純粋に良いシーンでは鳥肌が立ったりとか、感動するシーンでは涙が出たりとか、「こんなに自分を純粋にしてくれるんだ」って凄く感動したのを原作を初めて読んだ時に思いました。

あと、敵キャラもひとりひとり自分の正義があったり、過去があったり、自分のストーリーがあったうえで性格が形成されたんだと思うと、敵も誰一人嫌いなキャラクターがいなくて、悪い人がいない感じがして。純粋に楽しめる子供心を思い出させてくれた作品だなって思いました。


自分の境遇とも重ねるようにアスタを演じる
——ご自身が演じるキャラクターの魅力をそれぞれ教えて下さい。

梶原:アスタの魅力は熱いところかなと思います。ぱっと見てすぐに分かる熱さがあるので、アスタの素直な気持ちに周りの仲間も感化されて一緒に動いてくれるという事も多いと思います。自分の気持ちを素直に表現出来て、なおかつ気持ちだけじゃなくて行動にもしっかり出来るという所が凄く魅力的なキャラクターだなと思います。島﨑:一見クールで努力を必要としない天才に見えますが、実はアスタに負けないくらい熱く、才能がありながらも必死に努力をしている人間で、そのギャップも彼の大きな魅力のひとつだなと思います。アスタとは、競い合いながらも誰よりも尊敬し合う関係で、足の引っ張り合いなんて当然しないし、相手が優れている事に対しては悔しい思いもありがなら、嬉しい思いもあるみたいな。相手の活躍を見て自分も「頑張るぞ」と奮起できる関係性がとても魅力的だなと思いますね。

優木:自分の不器用さで上手く行かなかったり、王族なので最初はアスタとかマグナ先輩を下に見ている所がありましたけど、「本当に認めてくれるのは仲間だ」ということに気づいたり、黒の暴牛に入って成長していく姿が魅力的だと思います。あと、見た目が可愛いのはもちろんなんですが、心の芯が強い女の子なので格好良いなって思います。

——キャラクターを演じる上で気をつけている部分や意識している部分はありますか。

梶原:僕はコメディパートとシリアスパートの演じ分けは意識しています。アニメの中でも明確な意思のあるバトルシーンと、日常を映したコメディのパートがはっきりと別れていると思うんですけど、アスタも感情表現が豊かなぶん、気持ちをしっかりと伝えるために、違いは出せるようにと心がけています。

あと、アスタが新人で黒の暴牛に入っていくのと、声優として『ブラッククローバー』に参加する僕の境遇が似ている部分があるので、僕の素直な部分もアスタにちゃんと乗せられるように、自分と重ねつつ演じることも意識していますね。島﨑:ただのライバルキャラクターにはなりたくないというのがあって、原作だと物語が進んだ今ではダブル主人公感が強くなっていますが、アニメでは序盤からアスタとユノのふたりが主人公という描かれ方が強くなっています。なので、ユノのクールな部分だけじゃなくて彼の内面の熱さだったり、年相応の情緒だったりを、より膨らませられたらなと思っています。

優木:ノエルちゃんは素直じゃない部分があって、色んな感情とか境遇が織り交ざって「小虫」とか言ってしまう子ですが、本当は心の素直な優しい子なんです。なので、セリフがただ単に悪口に聞こえない様にというのは意識しました。何十話とアフレコが続いていて、ノエルちゃんもどんどん成長しているので、私もノエルちゃんと一緒に役者として成長して、良い作品に出来たらなという部分で向上心が増したと思います。

——第13話までのなかで、印象に残っているセリフはありますか。

島﨑:「どっちが魔法帝になるか勝負だ」とかも良いよね。いいセリフがいっぱいあって、ヤミの「限界を超えろ」とか凄く格好良いなって思いますね。

優木:何にでも使えますよね。

島﨑:うん、自分の人生の教訓に出来るというか。「今の俺は無理だけど、10秒後の俺がなんとかしてくれるかもしれない」とかもそう(笑)。座右の銘にしたら成長できるだろうなって思いますね。ただ奇跡に期待するわけじゃなくて、限界まで努力した上でさらにその限界を超えるっていうところが好きです。

梶原:僕はアスタのセリフなんですけど、「石ころは石ころでも、俺はダイヤモンドを砕く石ころだ」っていうセリフがあるんですけど、凄くアスタの中でも印象的なセリフで、自分の境遇はあるけど、お前らみたいな強大な奴にも俺は絶対負けないっていう意思が伝わってくる良いセリフだなと思いました。演じている時も気持ちが入った印象的なセリフでしたね。

優木:アスタのセリフで多々出てくるんですけど、「まだだ」っていう3文字が凄く台本にもいっぱいあって、このセリフって絶対諦めてない時にしか言わないので、それこそ「限界を超えろ」とイコールになっている部分でもあるのかなと思っていて。だから限界を超えられるアスタがいるし、諦めない心をみんなに伝えるという主人公なのかなっていう気がして、「まだだ」ってアスタが言う度に私も奮い立たされる気持ちになりますね。


アフレコ現場は先輩たちの愛のあるイジりで和やかに
——アフレコ現場で起こった印象的な出来事などはありましたか。島﨑:(梶原)岳くんと優木さんは大変よくいじられてますね。

梶原:そうですね。いじられてますね(笑)。

優木:意外と岳くんも私も現場では静かだと思います。

梶原:えっ、優木さんは静かかな……。

島﨑:優木さんそんなに静かじゃないよね。

優木:あれおかしいな(笑)。

島﨑:岳くんは人見知りだったり緊張が強かったり、休憩時間に集中して練習しているのもあって、あまり人の話に自分から入れない子なんですよ。だから福山潤さんが岳くんが気配を消す度に「気配消すなって言ってるだろ!」ってツッコんでくださったりして、和気あいあいとしています。あとは収録後にみんなでご飯を食べに行ったりとか、そういうところでもコミュニケーションをとっていて、どんどんいい空気感の現場になっています。優木さんは意外と……良く言えば天然?

優木:悪く言ったらなんなんだろう。

一同:(笑)

島﨑:でも岳くんだけじゃなくて、優木さんも現場では緊張していて、ちょくちょく面白いことをやらかしたりするので、それがまたみんなに楽しくイジられたりされているんです。そこで優木さんは頑張ってそれに対応するから、たぶんあまり静かな印象が無いんだろうね。

優木:私は周りが先輩ばかりの現場が多くて、この現場も先輩ばかりなんですけど、分かりやすく後輩の岳くんが入ってきてくれたので、さっきの向上心じゃないですけど、先輩の自覚も出てきて「もっと頑張らなきゃ」って岳くんには気合を入れて貰っています。

——先輩にイジられているというお話が出ましたが、梶原さんはいかがですか。

梶原:イジって貰えるのが僕的には嬉しくて、僕がそんなに前へ前へという感じじゃないので、逆にそういうところをイジってくれたりとか、話に入りやすくしてくれる空気感を作って下さるのが僕としては本当にありがたいです。

優木:本当にみんな良い先輩だよね。

島﨑:優しい人ばかりですね。ちなみに何か印象的だった事ってある?

優木:それこそ休憩の度に質問したらアドバイスも下さいますし、ちゃんと注意もして下さるんです。あと岳くんのエピソードなんですけど、この前ゲームの収録をした時に、岳くんと私と諏訪部(順一)さんの3人しかブースにいない時があったんです。その時に岳くんが何度もリテイクしている時に、諏訪部さんが後ろでズッシリ構えて見守っていて、一言ボソッと「頑張れ」って言うんですよ。

梶原:そんなことがあったんですか。

優木:あったあった! 多分気づいて無かったと思うんだけど、温かく見守って下さっている姿が同じ事務所という事もあって、「良い先輩と後輩だな」と思って羨ましかったです。だから凄く先輩に引っ張って貰っている現場だなと思います。

島﨑:でも村瀬くん歩も先輩として優木さんの事を結構見守ってくれているよ。

優木:私も凄く同じ事務所の先輩でラック役の村瀬さんにアドバイスを頂いていて、本当にありがたいです。なかなかそういう機会は無いので、こうして長く同じ方と関われるのはいい経験になっていると思います。

——これまで放送された中で、印象に残っているエピソードはありますか。

梶原:僕は第2話(「少年の誓い」)のエンディングにかけてのパートが好きで、こういう経緯で魔法帝になると決意したというアスタとユノの過去の話があったうえ、その後にアスタとユノの現在の誓いが描かれていて凄く好きです。あと綺麗な画から、だんだんとエンディングテーマが乗ってくる感じも好きですね。島﨑:第2話のふたりが幼少期からこういう流れで意識し合って、絆があって、ライバルなんだって話を原作をより膨らませる形で描いてもらえたとことは印象に残ってます。それと、第12話「魔法帝は見た」と第13話「続・魔法帝は見た」のユノのシーンはアニメオリジナルになる部分なのですが、ユノはユノで金色で頑張って実績を積み重ねて成長しているはずで、漫画では成長後に出てくるのでその過程を想像で補完するところが、アニメではその過程を描いてもらえて凄く嬉しかったです。

あの回はユノの視点で描いてもらえたので、例えば、サリムには少し冷たい警戒しているような反応をするけど、シスターたちと話す時は柔らかくなったり、天然な感じが出ていたりとかユノの個性が現れていて、アスタのライバルとしてのユノじゃなくて、ユノ視点でのユノの日常を表現させてもらえたのが感慨深かったです。

優木:私は第7話のアスタに「お前スゲーじゃねぇか!」って言ってもらえるシーンなんですけど、そこまでは色々トラウマや悩みが沢山あったノエルちゃんが恐らく初めて心から褒められたシーンだと思うんです。こんなに大きい魔力を持っていて、芯が強くて良い子なのに今まで褒められて貰えなかった。

でもアスタがまっすぐな心で褒めてくれたっていうシーンが印象的で大好きなんですが、そのアスタも第6話でマグナ先輩に「お前やるじゃねぇか」って言われていて、それを無意識なのかアスタが受け継いで、ノエルにも受け継いだところが良いなと思いました。——3月18日にはイベントもありますが、こんなことをやってみたいなどありますか。

優木:岳くんのひとり喋りを30分、それをニコニコ見ている3人というのをやりたいです(笑)。

梶原:何回かイベントはやってきてはいるので、ひとり喋りじゃないですけど、喋ることに慣れていければなと思います。

島﨑:岳くんが苦手とする事を克服するために頑張るんだったら、優木さんも初見原稿用紙一枚分音読みたいな。

優木:ヤバイ! 「漢字が読めない……ふりがな振っておいて下さい!」ってなっちゃいます(笑)。

島﨑:そんなみんな傷を掘り合わなくて良いんだけどね(笑)。今度のリリースイベントの話ではないのですが、もっと『ブラッククローバー』のキャストがいっぱい揃う時があったら、団別対抗とかで対戦してみたいです。

梶原:分かります。良いですね!

島﨑:得点競い合いたいよね。例えば暴牛が多いならどこかを連合軍にしても面白いと思うし。

梶原:魔法帝はどこに入るんだみたいな。

島﨑:魔法帝は司会じゃない? 森川(智之)さんにジャッジして頂くとか。さすがに魔法帝が加わってしまうと強すぎるからね(笑)リリースイベントに関しては室元気という爆弾をどうするかという所ですね。爆発させた方が良いのか、きっちり処理した方が良いのか、放置した方が面白いのか、まだ僕も分かってないので。あとは岳くんがより積極的に楽しくなれたら良いね。

梶原:そうですね。なりたいです。

——いよいよ1月からは魔宮(ダンジョン)攻略篇が始まりますが、これからの見所を教えて頂けますか。

梶原:ここから明確なバトルシーンに突入していくので個人的にはそこを楽しみにしていて、絵がどういう風にバトルの中で動いていくのかも気になりますし、他にもアスタの熱い気持ちがより出て来ると思うので、自分が演じたものがどういう風に作品としてなるのかというのも気になります。とにかく熱いシーンに期待してほしいです。

島﨑:それぞれの魔法騎士団で成長したアスタとユノが出会って魔宮(ダンジョン)を攻略していくことになります。『ブラッククローバー』って僕が原作を読んだ印象ですけど、話が進めば進むほどより面白くなっていくんですよ。

アスタやユノが成長して戦闘の規模も大きくなるし、色んな個性や能力を持つキャラクター達がどんどん揃っていくし、その中でアスタやユノがさらに成長し活躍していくので、そりゃ面白くなるに決まってるんですよね。ここから加速度的に面白くなっていくっていうポイントの一つがこの魔宮(ダンジョン)攻略篇だと思っているので、是非楽しみにしていただきたいです。アスタだけじゃなくユノにも見せ場がありますので、どうぞご期待下さい!

優木:やっぱりバトルシーンが増えて来て、明確な敵が出て来る事が多くなるので、そこでの戦闘シーンも見所だと思います。私からすると、ダンジョン攻略に行く時にアスタに付いていくことになるんですけど、バトルシーンに入る前の歩いているシーンとかで、ふたりで合わせてリアクションしたりするセリフが増えたのもこのダンジョン攻略からだと思います。なので、ふたりもなんだかんだ仲良くなっているのかなっていう見方もして欲しいなと思います。

※この取材は、2017年12月下旬に行われたものです。

[取材・文/イソベアラタ]

イベント情報
追加キャストに、ヤミ・スケヒロ役 諏訪部順一さんも登壇決定! ブラッククローバーBlu-rayもしくはDVDご購入で、3/18(日)に開催される超スペシャルな発売記念イベントに参加できるチャンス!!

日程:2018年3月18日(日)
【1回目】開場15:30 開演16:00
【2回目】開場17:15 開演17:45

場所:ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場 SCREEN3
出演者:梶原岳人さん(アスタ役)・島﨑信長さん(ユノ役)・諏訪部順一さん(ヤミ・スケヒロ役)・優木かなさん(ノエル・シルヴァ役)・室元気さん(マグナ・スウィング役)
内容:トークイベント

※詳しくは、オフィシャルHP(http://bclover.jp/ (http://bclover.jp/))チェック!

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