嘘の戦争、銀と金など、「非日常」味わえる冬ドラマ4選

1月26日(木)7時0分 NEWSポストセブン

小泉今日子の悪妻ぶりが痛快(『スーパーサラリーマン左江内氏』HPより)

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 現在オンエア中の「冬ドラマ」。どの作品を見ればいいのか悩んでいるという人も少なくないのでは? そこで、とくに刺激的な「非日常」を与えてくれる4作品を紹介する。


◆『嘘の戦争』

毎週火曜21時、フジテレビ系

【あらすじ】幼い頃に家族を殺された浩一(草なぎ剛)は、犯人の顔を見たにもかかわらず、誰からも信用されず、「嘘つき」呼ばわりされる。そのことから詐欺師となり、真犯人に復讐を誓う。


 天才詐欺師・浩一は、詐欺をはたらくためなら相棒の女詐欺師ハルカ(水原希子)を日帰りでニューヨークに行かせたり、自らが大けがを負うこともいとわない。しかも、詐欺師の浩一が立ち向かう相手が、さらなる悪人という構図は、勧善懲悪の時代劇にも似ているが、こんな違いもあると心理セラピストの内藤由貴子さん。


「警察も味方ではない絶望の中、悪事で自分の利益を貪むさぼる人々を、『水戸黄門』のように懲こらしめられない浩一の武器は、自らの頭脳を駆使した“嘘”だけ。この不透明な時代に、罠に落ちた人が、どう希望を見いだすか、浩一の行動は救いになりそう」(内藤さん)


◆『視覚探偵 日暮旅人』

 毎週日曜22時30分、日本テレビ系

【あらすじ】視覚以外の感覚を失った旅人(松坂桃李)が、研ぎ澄まされた視覚だけを頼りに相棒・雪路(濱田岳)と事件解決に挑む。


 5才のとき巻き込まれた事故がきっかけで、五感のうち視力以外を失った旅人。どこかひょうひょうとしていて頼りないようでいて、最後にはきちんと事件を解決する彼の姿は、勇気や希望を与えてくれると、TV・ドラマ解説者の木村隆志さん。


「目しか見えないという、想像を絶するハンディキャップを負っているのに、それすら酷使しすぎて失明の危機にあるというハラハラの状況。それでも犯人の手がかりを見つけようとする思いは何なのだろうと思います。幼少時代に過酷な監禁生活を強いられ、感覚を失ったようですが、その背景はまだ謎に包まれています。そのミステリアスな部分に、日常を忘れる刺激が隠れています」(木村さん)


 過去に関係があったと思われる保育士・陽子(多部)とのロマンスも気になるところ。



◆『スーパーサラリーマン左江内氏』

毎週土曜21時、日本テレビ系

【あらすじ】さえないサラリーマン左江内(堤真一)は、ある日、謎の老人からスーパーヒーローになるよう諭され、街で起こる事件を解決していく。


 原作は藤子・F・不二雄のコミック『中年スーパーマン左江内氏』(小学館)だけに、中年の悲哀や恐妻家エピソードはどこかコミカル。


「円子(小泉今日子)の悪妻ぶりは痛快! 家事は一切しない、悪態をつき、夫をボコボコにしますが、そこにはかすかに愛が感じられる。やられっぱなしの左江内が、スーパーヒーローになったとたんに責任感と正義感が強くなり、活躍する。その落差は1話目から炸裂していました」(木村さん)


 本家のスーパーマンのクラーク・ケントもさえない新聞記者だが、マントを羽織るととたんにスーパーヒーローになり、そのギャップにワクワクできる。おバカな展開も満載なので、円子になったつもりで不快な気分を笑い飛ばすことができちゃう!


 調子のいい部下・池杉(賀来賢人)のオーバーリアクションからも目が離せない。


◆土曜ドラマ24『銀と金』

毎週土曜0時20分、テレビ東京系

【あらすじ】億単位の大金を手にするため、裏社会のフィクサーと手を組んだ森田鉄雄(池松亮)。大手自動車メーカーの株取引でもうけようとするが、それを阻む人物が現れ…。


 ギャンブルに逃げていた青年・森田鉄雄が、欲にまみれた悪の紳士たちを心理戦で追い詰めていく。


「相手が政治家や大企業の社長、資産家で、億単位のお金を奪い取るという桁違いのスケール。まるで別世界の話ですが、人間は巨万の富を目の前にするとこうも業が出てしまうのか。人間の醜い部分をあぶり出した作品といえます」(木村さん)


 もしも自分が億単位のお金を前にしたら…と、自分に置き換えて見ると、彼らが決して遠い存在の人間ではないと気づかされ、さらに日常を忘れてドキドキできるかもしれない。


※女性セブン2017年2月9日号

NEWSポストセブン

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