深浦康市監督が“ピョン”と跳んだ!?チーム九州・新エースのピンチに「ああ~!気付いて!」七変化の表情にファン爆笑/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年1月27日(月)10時50分 ABEMA TIMES

 プロ入り同期同士が繰り広げた大熱戦に、誰もが視線釘付け状態となった。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1回戦第1試合、関西A 対 九州が1月25日に放送された。ステージ2・第6局では、兵庫県三田市出身の冨田誠也五段(28)と福岡市出身の古賀悠聖六段(24)が激突。二転三転の終盤戦では、チーム九州の監督・深浦康市九段(52)が興奮のあまり“ピョン”ッと飛び上がるシーンがとらえたれた。

【映像】深浦監督 “ピョンッ”の瞬間

 ステージ1で1勝4敗と崖っぷちに追い込まれることとなったチーム九州。ステージ2には勝者のみが進出できるとあり、九州は古賀六段のみが頼みの綱となった。長崎県出身の深浦監督ら仲間の先輩棋士たちからの熱い応援を受け、古賀六段が向かったのはチーム関西Aの冨田五段戦。「後がなくなりましたが、ここから“4連勝”に向けて頑張りたい」と意気込みを語っていた。

 2020年10月のプロ入り同期対決は、後手の冨田五段が向かい飛車を採用。古賀六段の経験の少ない形へと誘導し、持ち時間を削り取ることに成功した。しかし、新進気鋭の古賀六段は中盤で巻き返して終盤戦へと突入した。

 フィッシャーならではのスリリングな終盤戦では、ややリードを広げていた古賀五段に頓死筋の危機が。広く見えた先手陣だったが、冨田五段の△4五竜は△8五竜の危険があるため、深浦監督は「ん?…ああ〜〜!」声を発すると、正座のまま“ピョン”と飛び上がった。右手を口に当てると、ハラハラとした表情で「気づいて…!!」。両軍の控室では、トップ棋士たちが対局モニターにかぶりつき状態となっていた。

 コロコロと変わる棋士たちの表情に、視聴者も大興奮。「ひえー」「気づいて、落ち着け」「ふかーら可愛い」「気付いた!」「深浦さんかわいいリアクション」「飛び上がった」「ふぎゃー!」とコメントが押し寄せていた。 

 しかし、古賀五段は冷静だ。▲6八角から自玉を支えて▲7三桂成、▲8三成桂と巧みに玉を安全にして上部へ。最後は即詰みに打ち取り白星をチームへと持ち帰ってみせた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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