実は計算だった? テレビ関係者が明かす、偽装「天然」タレント

1月27日(月)10時0分 メンズサイゾー

 その昔、萩本欽一がトボけた人のことを「天然」「天然ボケ」と名づけたが、それから約30年が経った。そして、今や「天然タレント」というのはテレビ界にとってなくてはならないジャンルである。古くは朝丘雪路中村玉緒などのスター女優たちもその1人だ。たとえば朝丘は、電車も乗ったこともなければ牛丼屋にも行ったことがないという浮世離れした生活を送り、世間とのズレを指摘され、笑いを生む。


 だが、今は「ビジネス天然」とでも言うべきか、天然であることを計算ずくで演じているようなタレントがいるのも事実だ。業界内でたびたび話題に上がるのが、そういったいわば「偽装天然タレント」の存在である。


「代表的なのは、西村知美です。あるとき、スタジオで感動VTRを流したのですが、そのVTRは収録に間に合わせることを優先したために、つくり込みが足りなかったんです。つまり、クオリティが低かったわけですが、西村さんはそんな事情を知ったうえで、収録ではきちんと泣いてくれました。まぁ、収録が終わった後はケロッとしていましたけどね」(業界関係者)


 西村といえば、いわゆる“不思議ちゃん”の走りのような存在だったが、夫の西尾拓美の稼ぎが芳しくないのか、結婚後は意外と“しっかり”しているようだ。


「他には芸人の狩野英孝でしょうね。番組では噛み噛みで空気の読めない発言もしますが、意外と冷静に自分を見ています。もともと勘違いする性格なのでたまに地は出ますが、最近は『こういうふうに言えば、こう盛り上がるだろう』というのを分かって言っているところがありますね。狩野が親しいというミュージシャンとの関係も、『相手はそれほど親交があると思っていないけど、自分は仲良いと思っている方がおもしろいですよね』と演出プランを持ちかけてきたこともあるほどです」(同)


 また、欽ちゃんが「天然」という言葉を広めるきっかけになったとされるのは、芸人から画家に転向したジミー大西だ。ジミーもまさに常人では考えつかないような発想の持ち主だが、自分と同じ天然タレントが目の前に来たら、きちんと「ツッコミ」を入れることもできるそうだ。このケースは「偽装天然」とはまた違うが、やはり多少なりとも芸能界を渡り歩いてきた人間は、ある程度の「お約束」や「常識」を心得ているということだろう。


 今後、一見「天然」と思われるタレントが出てきたら、それが偽装なのかどうかという視点で見てみるのも、おもしろいかもしれない。
(文=今井良介)

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