「ダ・ヴィンチ・コード」出版秘話をもとにしたミステリー 「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」を採点!

1月28日(火)17時0分 文春オンライン

〈あらすじ〉


世界的人気のミステリー小説『デダリュス』3部作の、完結編の出版に向けて、出版社社長のアングストローム(ランベール・ウィルソン)は世界同時発売を目指し、9カ国の翻訳者が招集された。原稿の流出防止のために完全に隔離された環境で翻訳作業を進めるうちに、9人は次第に打ち解けていく。クリスマスの夜、アングストロームの携帯電話に「大金を支払わなければ原稿を流出させる」という脅迫メールが届く。翻訳者の中に犯人がいると確信したアングストロームに追い詰められた9人は、互いに疑心暗鬼になっていく。


〈解説〉


『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第4作『インフェルノ』の出版時、各国の翻訳者を地下室に隔離して作業したというエピソードを元にしたミステリー。脚本・監督は『タイピスト!』のレジス・ロワンサル。105分。





  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆閉所恐怖症ぎみの身には辛い設定だが、徹底した翻訳流出防止策のあれこれが面白い。最後に登場の書店主人がシブイ!




  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆2013年の実話をもとにした部分は面白いが、やや緻密さに欠ける。難しく考えず、変化球連投のプロットを楽しみたい。




  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆結末を知っても、もう一度見たくなる。粗筋は読めていたのに、どこで騙されたのか。この結末を知らずに見るべし。




  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆初期設定は抜群。そこで安心してしまったか面白味が案外伸びない。話をハネさせる追加材が段階的に投入できていれば。




  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆思わず日本版配役を妄想したくなる文學好き日本人好みなミステリー。多言語の翻訳家が隔離される設定の脚本が秀逸。







©(2019)TRÉSOR FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - MARS FILMS- WILD BUNCH - LES PRODUCTIONS DU TRÉSOR - ARTÉMIS PRODUCTIONS



INFORMATION


「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(仏、ベルギー)

1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

https://gaga.ne.jp/9honyakuka/




(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月30日号)

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