常盤貴子もハマってる「裁判傍聴」、何が興味深いのか?

1月28日(月)7時0分 NEWSポストセブン

プライベートで傍聴に(時事通信フォト)

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 放送中のドラマ『グッドワイフ』で弁護士役を演じる常盤貴子(46)が、プライベートで「裁判傍聴」にハマっていることが話題になっているが、同様に傍聴へと足を運ぶ人は多くなっているという。


「法律事務所を退職した友人に『刑事ドラマが好き』と話したら、『一度、裁判を傍聴してみるといいよ』と裁判所に連れていってくれたんです。目の前でドラマと同じような場面がリアルに展開されて、興味深かった」(66・男性)


 裁判所は「敷居の高い場所」だと思われがちだが、一度裁判を傍聴するとやみつきになる人も少なくない。『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』の著者で、裁判傍聴歴18年のライター・北尾トロ氏が語る。


「傍聴の魅力は、なんといっても生々しさです。有罪になるかどうかの瀬戸際に立たされた刑事事件の被告人が、むき出しで見せる本気の戦い。本人にとっては懲役1年と2年とではとてつもない差ですからね。少しでも罪を軽くしたい、執行猶予を付けたいと、わずかなチャンスのためにそれまでの生活や人生といったものまで含めた総力戦を展開する。


 最初はうまく取り繕っていたものが、検察の追及で本音をぶっちゃけたりと、被告人が徐々に“全裸”になっていくような姿を目の当たりにする」



『裁判中毒』の著者で傍聴歴36年のジャーナリスト・今井亮一氏もこう語る。


「例えば万引き事件で現行犯逮捕された被告人の場合、犯行を現認して逮捕した警備員や保安員が証人として出廷することがありますが、その証言は臨場感に溢れていて、『テレビで見た万引きGメンの逮捕シーンと同じだ!』と思わず興奮してしまうことがあります。


 法廷は事件現場を克明に再現する場なので、事件そのものに立ち会ったような感覚になれることも珍しくありません」


 傍聴に慣れると、「民事裁判」を選んだり、「高等裁判所」「簡易裁判所」を訪れる人もいる。


「地方裁判所は各都道府県の県庁所在地を含めて全国に計50か所あり、203の支部も設けられています。ただし、地方の地裁では裁判数が少なく、せっかく行ったのに裁判がひとつも行なわれない日もある。事前に地裁に電話をかけて尋ねておくといい。


 民事だと、離婚や相続など近親者同士の係争が多い。刑事とは違って、情や欲が交錯する“ホームドラマ”が見られるかもしれません」(今井氏)


 事実は小説より奇なり。法廷はその言葉を具現化している場所である。


※週刊ポスト2019年2月8日号

NEWSポストセブン

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