HAPPY CREATORS橘あや デビュー曲は間奏が見せ場「バキバキに踊ってます」【ソロインタビュー連載第4回】
2025年1月28日(火)11時0分 スポーツニッポン
女性7人組アイドルグループ「HAPPYCREATORS」(通称ハピクリ)が22日、デビューCD「きみのせいではっぴーです!」(以下きみはぴ)をリリースする。昨年11月のステージデビューから2カ月の新人ながら、「きみはぴ」のミュージックビデオ(MV)はYouTubeで50万回再生に迫る勢い。2025年のアイドル界に新風を運ぶ7人それぞれの個性を伝えるべくソロインタビューを敢行。新たなステージを切り拓くハピクリの魅力に迫る。第4回目は、水色担当・橘あやが登場します。(「推し面」取材班)
——いよいよシングルCDデビューを果たされました。「きみはぴ」がYouTubeやTikTokで大きな反響を得ていますが、率直なご心境はいかがですか。
橘「本当にステージデビューしてまだ2か月ほどなんですが、私が想像していたデビュー当初のイメージと比べて、驚くほどたくさんの方に反応をいただいています。正直、まだファンの方も少なくて、ここから少しずつ成長していくんだろうなと思っていたんです。でも実際には、YouTubeやTikTokの再生回数が想像以上で、ファンの方々の反応もすごく温かくて、自信を持って活動していましたが、驚きが勝っている状態です。『ライブで歌声を聞いたらすごい楽しかった』と言ってもらえて、少しずつみなさんをハッピーにできている実感が湧いています」
——橘さんが考える、自分の推しポイントを教えてください。
橘「私は唯一の短髪で水色担当という個性を出していて、一番の推しポイントはダンスだと思っています。個人のSNSでもダンス動画を投稿しているんですが、ファンの方から『あやのダンスがめっちゃいい』と言っていただけることが多くて。本当に嬉しいです」
——きみはぴの振り付けについてのポイントはありますか。
橘「『きみはぴ』は振付師のらん先生が担当してくださったんですが、本当に感動しました。らん先生のバズっている動画を以前から見ていて、尊敬していた方なので、この曲を手掛けていただけるなんて夢のようでした。最初はキャッチーで可愛らしいだけの振り付けなのかなと思ったんですが、実際には歌詞に合わせた動きが詰まっていて、ライブ映えする構成になっているんです。特にサビの振り付けでは、ハートを作りながら喜びや悲しみを表現する動きがあって、見ている方にもわかりやすく気持ちが伝わるポイントだと思います」
——曲中で自分の個性を出せるパートはありますか。
橘「特に曲中のダンスパートが私にとっての見せ場だと思っています。歌がない間奏部分で、ダンサー並みの高度な振り付けが取り入れられているんです。ステージデビューしてからしばらくは、ダンスパートでセンターに立っているのでお客さんの視線が向けられていてプレッシャーを感じました。でも、ダンスが私の得意分野でもあるので、そこをしっかり見てもらえるのが嬉しいです。ハピクリではバキバキに踊るパートなので、そこで空気感が一変するぐらいの迫力を出せるように意識しています!
そしてライブ中に必ず意識していることがあります。それはどんなにたくさんのお客さんがいても、来てくれた方一人ひとりに目を合わせたり、ファンサービスをするように心がけています。ライブに来てくれた方全員に『あなたに向けてパフォーマンスをしているんだよ』という気持ちを届けたいので、絶対に見つけて、笑顔にできるように努めています」
——他のアイドルグループにはないハピクリの魅力を教えてください。
橘「普段から客観的に見るのが好きで、メンバーのことをよく見るようにしています。自信を持って言えるのは、7人それぞれが驚くほど個性的なところです。一見すると『なんでこのメンバーが1つのグループなんだろう?』と思うくらい。でも、その個性の違いがグループの良さになっていて、みんなの目指す『ハッピーを届ける』という目標がぶれないからこそ、まとまりを感じるんです。人を引きつける魅力がハピクリにはあると思います」
——メンバーそれぞれ個性的とのことですが、どのようにしてまとまっていったのでしょうか。
橘「初めて顔を合わせたのが昨年9月で、11月にステージデビューしました。最初はお互い探り探りで、人見知りなメンバーも多かったので、少し距離感があったんです。でも、何度も顔を合わせて話したり、一緒に練習を重ねる中でお互いを理解していきました。今では本音を言い合えるくらいの関係になり、支え合いながら活動できています」
——では、少し話題を変えて、年末年始、笑ったり泣いたりと感情が動いたエピソードをお聞かせください。
橘「アニメやゲームが大好きで、このお正月休みに久しぶりに『龍が如く極』をSwitchでプレイしたんです。ストーリーがシリアスで、思わず大泣きしてしまいました。アニメもジャンプ系のバトル作品が好きなんですが、この『龍が如く』には人間社会や人間の熱い一面を学ぶことができました。『こういう言葉が言える人になりたい』と思わせてくれるところが大好きです。プレイしながら感動して、久しぶりに泣いちゃいました」
——好きなキャラクターはいますか?
橘「います!堂島大吾です!スマホにもストラップを付けているんです。最初はチンピラのように未熟で少し曲がった部分もあるキャラなんですけど、主人公と出会って成長していく姿にすごく心を打たれています」
——今年はシングルCDデビューに加え、盛りだくさんの予定が控えています。橘さんの意気込みと、ハピクリとしての目標を教えてください。
橘「まず、グループとしての目標からお話させてください。私たちは今年1年を通して、『きみはぴ』をたくさんの人に知っていただきたいと考えています。リリースイベント期間が終わっても、この曲をずっと大事にして、2年、3年、10年先でも歌い続けられるグループになりたいんです。そのためにも、たくさんの人に知っていただくためにTikTokやSNSを活用して『バズる』ことを目指しています。SNSは今のアイドルにとって欠かせないツールなので、そこで多くの人に届けることで、世界中にハッピーを広げたいです」
——個人としての目標や意気込みもお願いします。
橘「個人としては、今年が初めて尽くしの1年になると思うので、すべての経験を大切にしたいと思っています。特に夏にはフェスや大きなイベントがたくさんあるので、今はその夏に向けて、春のリリースイベントなどを全力で頑張っていきたいです。夏には『ハピクリってすごいな』『注目されているよね』と爆発的な注目を集められるように頑張りたいです。パフォーマンス、そしてそれぞれの人間力を高めていきたいです」