来たるべき雅子さまの皇后即位のため美智子さま沈黙守るか

1月29日(日)16時0分 NEWSポストセブン

途絶状態にあった「嫁と姑」の関係に変化

写真を拡大

 来たるべき日に向け急ピッチで準備が進んでいる。「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は1月23日、論点整理を公表した。最終提言は4月頃が予定され、それを受けて5月のGW前後には「生前退位」の特例法案が国会に提出される見込みだ。


 2019年1月1日にも誕生するといわれている新たな天皇皇后。これまでの「御代がわり」は天皇が崩御されたことをもって新天皇が即位するので、どうしても重苦しい雰囲気があった。ところが今回は喪に服すことがない。日本全国が新たな天皇皇后の誕生に沸き、祝賀ムード一色に包まれることになるのだ。


 この冬、雅子さまの大きな変化をある宮内庁関係者は感じ取っていた。その日、東宮御所に両陛下が足を運ばれる予定だった。両陛下の訪問を控え、雅子さまは東宮御所に別の客人を招かれていたという。客人が早めに帰路につこうとすると、雅子さまは「もっとゆっくりしていらっしゃって」と話されたという。


「両陛下がいらっしゃるとなれば、以前は雅子さまにはピリピリするほどの緊張感があり、それが職員やお付きの人間にまで伝わるほどでした。それがその日は大変余裕のある雰囲気だったそうです」(宮内庁関係者)


 雅子さまと美智子さま、ひいては両陛下は長らく「途絶状態」にあるといわれてきた。


「1995年、雅子さまを慮って“国民はみな、あなたたちの子を期待していますよ”とお言葉をかけられた陛下に雅子さまが“私の周囲には、そんなことを言う友人は1人もおりません”と言い放たれる場面があったと報じられました。


 また、2000年に香淳皇后が崩御され連日儀式が続いた折には、美智子さまから行事の決まり事や服装のアドバイスを受けた雅子さまが、大勢の皇族方や職員の面前で“叱責された”とショックを受けられたこともあったそうです」(皇室ジャーナリスト)


 両陛下は皇太子時代、昭和天皇と香淳皇后との「毎週水曜日の夕食会」でコミュニケーションを図られた。その習慣は皇太子さまと雅子さまに引き継がれたが、徐々に少なくなっていき、両陛下と愛子さまの交流の機会はごく限られたものになってしまった。


 また、雅子さまとの考え方の隔たりに、美智子さまが「私はお勤めした経験がないから…」と漏らされたこともあったという。



「皇室の歴史の中で、民間から皇太子妃として嫁いだのは美智子さまと雅子さまだけ。つまり、苦しみやプレッシャーを共有できるのもお2人だけなのです。美智子さまはそれをご存じだから、雅子さまに対してあれこれと伝えるのを控えられていた。それが途絶状態に結びついてしまった面もあるのでしょうが…」(前出・皇室ジャーナリスト)


 それは、どこにでもある嫁と姑のちょっとしたボタンの掛け違いだったのかもしれない。だが、雅子さまと美智子さまを待つ皇室にしかないしきたりが、話を複雑にする。


「皇室では、天皇と皇后は絶対的な存在。嫁と姑という関係性は変わらなくても、即位の日に皇族としての雅子さまと美智子さまの立場が逆転するのです」(皇室記者)


 退位後の陛下と美智子さまは、一部の私的なお出かけを除いて公の場に姿を見せられることはほとんどなくなるといわれている。


「即位されてからの両陛下は昭和天皇と比較され、“伝統を軽んじている”“家庭的すぎる”と批判に晒されました。今回は、両陛下が存命のままでの御代がわりとなるわけですから、そういった比較がより強く吹き荒れるかもしれません。それを少しでも避けるため、美智子さまはあえて“沈黙”を守られることでしょう」(前出・皇室記者)


 両陛下の「祈りの旅」の始まりは、1991年の雲仙普賢岳噴火による避難所訪問だった。


「体育館の床に膝をつかれて被災者を励まされるお姿に、当初は“天皇皇后が見せるべき姿ではない”と批判が起きました。ところが、両陛下が頑として続けられたことで、今ではそれが慰問のスタイルとなり、他の皇族方にも受け継がれている。美智子さまは、そうした実体験から、静かに雅子さまのことを見守られることでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)


 早くに大正天皇を亡くした貞明皇后は皇太后時代、公の場では香淳皇后の下座に控え、徹底的に皇后の立場をたてようとされていたという。美智子さまにもその時のことは語り継がれ、強くお心に焼きつけられているのかもしれない。


 次代の幕開けはすぐそこまで迫っている。雅子さまのご覚悟と美智子さまの心遣い…描かれる未来図に隔たりはない。


撮影■雑誌協会代表取材


※女性セブン2017年2月9日号

NEWSポストセブン

「皇后」をもっと詳しく

「皇后」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ