ベッキー、川谷、文春、世間 「ゲスの極み」は誰なのか

1月30日(土)16時0分 NEWSポストセブン

ベッキー不倫、いちばんゲスいのは誰?

写真を拡大

 年明けからベッキーの不倫騒動には驚かされた。芸能人スキャンダルはネットでも大人気。果たしていちばん「ゲス」なのは誰か、大人力コラムニストの石原壮一郎氏が考える。


 * * *

 今年は年明けから大きな騒動が次々と起きています。皮切りとなったのが、タレントのベッキーと「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(えのん)の不倫疑惑騒動。「卒論」や「センテンススプリング」などキャッチーな言葉もいろいろ飛び出して、世の中を盛り上げてくれました。


 疑惑の発覚後も気丈に仕事を続けていたベッキーですが、とうとう先日、しばらく休業することを決めたようです。世間の関心は移ろいやすいので、たぶんすぐに「どうでもいい話」になっていくでしょう。


 余計なお世話ではありますが、騒動に区切りをつける意味を込めて、この不倫疑惑騒動で「いちばんゲスだったのは誰だったのかダービー」を勝手に開催してみようと思います。さてさて、勝利を収めるのは誰か!?


 1枠は、バンド名に「ゲス」を背負っている川谷絵音。妻がいるのを内緒にしたまま先輩芸能人を口説き、実家にまで連れて行くあたり、貫録の本命です。2枠は、途中からは既婚者だと知っていたのに大いに盛り上がっていたベッキー。対抗の資格十分です。


 3枠は、人の恋路を暴き立てて商売に結び付けたセンテンス……じゃなくて「週刊文春」。それが仕事とはいえ、穴をつけてもいい実力の持ち主です。4枠は、ふたりのLINEのやり取りを流出させた誰か。どんな方法で入手してどういう動機で流出されたのかはまだわかっていませんが、けっしてホメられた行為ではありません。これも穴ってことで。


 さらに5枠は、空気を読みながらベッキーを擁護したり批判したりコロコロスタンスを変えたタレント仲間たち。6枠は、目にもとまらぬ早業でベッキーが出ているCMを打ち切ったスポンサー。7枠は、きっと心の中でガッツポーズしながら、「ゲスの極み乙女。」のニューアルバム『両成敗』を全力で売っているレコード会社。8枠は、その他もろもろの人たち。いまひとつ決め手に欠けるこのあたりは、まあ無印でしょうか。


 さあ、いずれ劣らぬゲスたちがゲートに並んだ。各ゲスいっせいにスタート! それまでの好感度路線とのギャップで、ベッキーがいきなり飛び出した。ゲスという点では自力に勝る川谷絵音も、しっかり後ろについている。いちばんのゲスを決めるレースは、このままふたりの争いになるのか。


 おおっと、効果的なタイミングで新たなネタを繰り出してくる「週刊文春」が、一気に追い上げてきた。週刊誌はもとよりゲスが身上であり最大のレゾンデートル。簡単に負けるわけにはいかない。LINEのやり取りを流出させた誰かは、そこはあんまりつついちゃいけない気配が漂っているせいか、やや失速気味だ。


 タレント仲間、スポンサー、レコード会社、その他もろもろといった面々は、やはり格の違いはいかんともしがたく、後方にひとかたまりになって沈んでいる。いや、しかしどの面々もまだ勝負をあきらめていない。隠そうとすればするほどゲスな一面が見え隠れてしてしまうのが、ゲスダービーの油断ならないところだ。


 いよいよ最終コーナーをまわって、最後の直線に入った。ベッキーと川谷が抜きつ抜かれつのトップ争いを繰り広げている。「週刊文春」も激しくムチを入れてきた。ああ、なんということだ。後方からいきなり追い上げてきているのは、地味な存在かと思われた“その他もろもろの人たち”だ。目を凝らして正体をよく見てみたら、ああっと、物見高いばっかりで無責任な“世間の人たち”だ! これは強い! これはゲスだ!


 というわけでゲスダービーは、当事者のベッキーや川谷を抑えて、その他もろもろの人たちの皮をかぶった世間の人たちが、見事に優勝を飾りました。終わってみれば、何馬身も引き離しての圧勝でした。


 噂話をして盛り上がったのかネットで悪口を書きまくったのか、騒動との関わり方は人それぞれ。いずれにせよ、自分には関係ない話なのに、したり顔であれこれ言って目先の留飲を下げている図式は、まさにゲスの極み善男善女です。まあ、世間の人たちに好き勝手にネタにされるのが有名人の宿命ではありますが。


 そうそう、この「いちばんゲスだったのは誰だったのかダービー」ですが、諸事情でエントリー漏れがありました。本来なら当然出るはずだったのは「高みの見物をしてもっともらしい原稿を書いているヤツ」です。もし出走していれば、他を寄せ付けないゲスっぷりで独走していたことでしょう。諸事情とか言って出走しないところも、またゲスですね。たいへん申し訳ありません。

NEWSポストセブン

「ゲスの極み乙女。」をもっと詳しく

「ゲスの極み乙女。」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ