大人たちは軽々とその一線を超えていく──ドラマ『東京タラレバ娘』第2話レビュー

1月31日(火)13時0分 おたぽる

ドラマ『東京タラレバ娘』公式サイトより。

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 自分は大人になりきれていないな、と思うことがある。

 実際には自分の方がずっと歳上なのに、ドラマを見ていて、そこに描かれている人たちを見上げるようにしているのに気付いたときだ。

 青春ドラマは、少し前の自分を思い出すし、大人の男女のドラマであれば、いつか自分も経験するかもしれない事柄として見てしまう。いろいろ分析してみると、自分の目線はだいたい19歳から20歳ぐらいの年齢で止まっているように思う。

『東京タラレバ娘』(日本テレビ)の第2話では、そのことをより実感させられた。

 早坂(鈴木亮平)とマミ(石川恋)が付き合い始めたことのショックを引きずる倫子(吉高由里子)。

 親友の香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)とタラレバ話に花を咲かせたり、モデルのKEY(坂口健太郎)にからかわれたりと冴えない日々を送っていた。

 そんな時、3人は早坂から、バンド「BUMKEY’S」のライブに誘われる。ライブ中、バンドメンバーを見て香は驚く。なんとそこには、かつて付き合っていたミュージシャン、リョウ(平岡祐太)がいたのだ。

 楽屋挨拶で、リョウに抱きしめられ歓喜する香。しかし、その直後、リョウに彼女がいることを知り、香は落ち込む。

 小雪はKEYが、お墓に花を手向けているのを目撃する。そこには「Yoko Sanada」と書かれた墓標があった。

 一方、倫子は早坂から呼び出され、担当していた脚本を下ろすことになったと告げられる。新しい脚本家は若い女性と知り、枕営業を疑ったが、最終的には、実力で負けたと知る。

 飲み屋で荒れる倫子。酔いつぶれた倫子を店にいたKEYが送っていくことになる。部屋に着いた倫子は、情けない気持ちを爆発させる。「女として終わってる……」

 そんな倫子にKEYは言う「じゃあ試してみる?」。そして2人は抱きしめ合う。

 その頃、香はリョウに呼び出され、彼の家で一夜をともにしていた。

 正直、最初に放送を見て思ったのは「イケメンは簡単にやることやれていいなよー」だった。

 まだ、香とリョウは、元恋人同士。“焼けぼっくいに火がつく”というのもわからないではない。しかし、倫子の方は、どうなんだ? こんな簡単に一線を超えてしまっていいのか?

 描かれているのがモデルやミュージシャンの世界だから、男女が一線を超えるのも、そんなに簡単なことなのかもしれない。しかし、あまりリアリティがなくても、一般人からすると物語に入り込めない。

 今ひとつ煮え切らない思いで、再度録画を見直してみると、そればかりではなかった。

 倫子を「タラレバさん」と呼んで、からかうようにしているのも、好きの裏返しに思えるし、落ち込んで荒れる倫子に声をかけたのも、気になっている証拠ではないだろうか。

“純粋”とは言わないけど、それなりに好意は抱いていたと思う。そういう視点で見ると、ドラマがまた違って見える。

 出演者に感情移入するのだけが、ドラマの楽しみ方ではない。なんなら私のように、イケメンに対する悔しさをバネにするために見たっていい。

 むしろ恋愛ものなんて、経験少ないほうが楽しんで見られるのかもしれないよ。モテなかった負け惜しみもちょっとあるけどね。

 来週は小雪に素敵な男性が現れる様子。香とリョウの関係はどうなるのか、そして謎の女性「さなだようこ」とは一体何者なのか。ますます目が離せなくなってきた。
(文=プレヤード)

おたぽる

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