愛され祖父母になる秘訣 実母義母舅別、対応の違いが存在

1月31日(日)7時0分 NEWSポストセブン

 本誌とカクワーズ調査で実施した12才以下の子を持つ母親200人に行ったアンケートによると、約45%が週1回以上祖父母に孫の育児”孫育て”をお願いしていることがわかった。一方で、祖父母に対して「迷惑に感じたことがある」と答えた子育て世代は75%にも及んだ。


 孫育てを任されたものの、叱ってはダメ、甘やかしてもダメ。一体どこまで面倒を見たらいいのか。3つのポイントを子育て・孫育ての専門家に聞いた。


「子育てはあくまで親がするもの。祖父母はサポートに徹すれば充分なのです。親世代が地球なら、祖父母はその周りで、つかず離れず見守る“衛星”と考えて」と教育・育児学の専門家で白梅学園大学・短期大学学長の汐見稔幸さんは言う。


 欲しがるものをどの程度与え、ぐずったらどう注意すべきか、その基本的な線引きは、親世代と話し合うことが大切。


「機嫌をとろうとおもちゃや菓子で釣るより、ママと仲よくしている姿を見せた方が孫は祖父母を好きになり、言うことに耳を傾けるようになります」(汐見さん)


 そこで、実母や義母など、関係別の対処法も聞いた。実の母娘の場合、言いたいことを気兼ねなく言いやすく、それが逆に溝を深める原因にも。子育てアドバイザーの高祖常子さんはこう警告する。


「基本は見守ること。“あなたもこうやって育てたのよ”という自分の子育て論を押しつけないで。娘は母親の育て方に内心反発し、自分の子にはそうしないよう“反面教師”にしていることも少なくありません」


 娘はもう“子供”ではなく、一人前の“親”であると、意識することが大切。


「“あなたを心配しているよ”“いつでも助けるからね”と、常にサポート態勢にあることを伝えつつ、尊重すること。母娘ではなく、“母親”の先輩後輩という関係を作っていくといいでしょう」(高祖さん)


 一方で、義母が育児に口を挟むと、ちょっとしたことでも嫁は深刻に捉えてしまう傾向が。



「“母乳が足りていないんじゃない”など、何気なく言ったことですら、責められていると受け取りがちなのが、嫁と姑の関係です」(汐見さん)


 嫁が義母を嫌えば、孫も義母へ反抗心を持つようになる。


「孫育ての一歩は、嫁と仲よくすることから。その場合、息子をダシに使う会話術が効果てき面です」(高祖さん)


「あの子はオムツが取れなくて大変だったのよ」と息子を育てた時の苦労話を語ってから、「だから大丈夫。こうしてみたらいいんじゃない?」とアドバイスすると、嫁も耳を貸すようになるという。


 さらに、舅の場合。「男は黙って外で仕事」という価値観の中、子育てにかかわらずにきた今時のおじいちゃん。子供の扱いがわからないなりに、持ち前のまじめさで必死に孫育てしようとするが、それが裏目に出るようだ。


「テレビで見た情報を押しつけてくる」(32才・主婦)、「自分は子育てしたことないくせに、知ったかぶりをする」(34才・主婦)など、アンケートでも、辛らつな意見が。


「仕事は第一線で頑張ってきたでしょうが、育児に関しては、“女親のフォロー”がいちばん。でしゃばらず、ママである娘や嫁の意見を第一に聞いてあげて」(高祖さん)


※女性セブン2016年2月11日号

NEWSポストセブン

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