韓国スケート界、性的暴行事件の真相暴く『薄氷の告発』3月公開 予告編も解禁

2024年2月1日(木)14時0分 シネマカフェ

『薄氷の告発』© 2022 MBC D.CREATIVE STUDIO, INC. AND ark & dbook, INC. ALL RIGHTS RESERVED

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韓国スケート界を舞台に、性的暴行事件の真相を描く『薄氷の告発』が3月15日(金)より公開決定。併せてポスタービジュアルと予告編と場面写真が解禁となった。

アイススケートの韓国代表選手だったジュヨンは、高校のカーリング部コーチとして働いていた。そんな中、かつての同僚だったユラが自殺したという報せが入る。ジュヨンには、ユラが自ら命を絶った理由が分かっていた。ジュヨンは、選手の時に協会のコーチだったヒョクスに性的暴行を受けていたが、ユラも同じ目に遭っていたのだ。

当時ジュヨンはヒョクスを訴えたが、世間から好奇の目で見られることに耐え切れず、自殺未遂を図り、記憶を封じ込めることでなんとか生きながらえた。ユラの死をきっかけにかつての記憶が蘇る中、コーチに復帰したヒョクスは、ジュヨンの教え子のスジを引き抜こうとする。

おぞましい記憶。世間の好奇の目。度重なる裏切り。「彼女から誘った」「男を勘違いさせた」など、無責任な世間の憶測は傷を負った被害者をさらに苦しめる…。

韓国スケート界を舞台に、指導者による性暴力に立ち向かう元選手の姿を描いた本作。韓国スケート界では実際に、指導者が性暴力で有罪判決を受けるなど、度重なる不祥事を起こしている。そのような背景を受けた本作は、実在の性的虐待事件を映画化した『トガニ 幼き瞳の告発』のように、社会の闇に一石を投じる作品となる。

主演は、「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」や『フェニックス〜約束の歌〜』などTVドラマ・映画と幅広く活躍するペク・ジニ。事件のトラウマや告発への葛藤など、被害者の心情を熱演する。

共演には、『夜叉 容赦なき工作戦』のソン・ジェリム、「模範タクシー」『パイプライン』のペ・ユラムらが揃った。

この度解禁されたポスタービジュアルでは、ペク・ジニ扮する元スケート選手ジュヨンが、「やるべきことがある」というキャッチコピーと共に、薄氷を踏む思いで暴行事件を告発しようとする決意を窺わせる。

併せて解禁された予告編は、一度はおぞましい記憶と好奇の目に押しつぶされたジュヨンが、友人の自殺、そして教え子に魔の手が伸びるのをきっかけに再び立ち上がる姿が収められている。

『薄氷の告発』は3月15日(金)よりシネマート新宿・心斎橋にて公開。

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