今、なお、国を憂う 「ヨイトマケの唄」美輪明宏の存在感

2月1日(月)9時0分 ダイヤモンドオンライン

 ジャーナリストの筑紫哲也、悪役が似合う個性派俳優の成田三樹夫、そして美輪明宏が同じ1935年生まれである。筑紫と成田は既に亡くなり、いま、美輪だけが健在で、艶然と微笑んでいる。


 美輪とは何度か対談したが、2013年の全国縦断コンサートのためのパンフレットの対談相手に指名されたのは光栄だった。


「心の中に、差別の意識があるから、差別に聞こえるんだ」


 その前年の大晦日の「紅白歌合戦」で美輪が歌った「ヨイトマケの唄」は、特に若者たちに衝撃を与えた。


 美輪が作詞作曲のそれは、


 ♪父ちゃんのためなら エンヤコラ

  母ちゃんのためなら エンヤコラ

  も一つおまけに エンヤコラ


 と始まる。


 姉さんかむりで、泥にまみれながら、土方として働く母親の姿に励まされたという歌だが、美輪の圧倒的な存在感は、とりわけ若者の全身を揺さぶったのである。電気ショックを与えられたと言ってもいいだろう。


「あまりの反応のすごさに、逆にこちらが衝撃を与えられました」と美輪は笑っていた。


 歌い終わったとたん、ネットに火がついた。悪口しか書かれない「2ちゃんねる」でも絶賛されたのである。


「いままで親不孝していたことに気づいて親孝行しようと思いました」とか「金髪の変なオカマだと思っていました。スゴイ人だったんですね。ごめんなさい」とか、いろいろ書き込まれていた。


 中には「バケモノ、死ね」といったものもあったが、そうクサしている人を「そういう根性の曲がったやつには、この歌の良さはわからんだろう」と批判している書き込みもある。「本当におもしろい時代になったものだ」と美輪は思った。




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