「自分の言葉をもたない」迷走首相の裏に潜む危険性。『菅義偉の正体』新章を追加して待望の新書化!

2月1日(月)12時25分 Rooftop

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大家ノンフィクション賞作家が“苦労人”の仮面を被った「庶民宰相」の虚飾を暴く。

「私は雪深い秋田の農家に生まれ、 地縁、 血縁のない横浜で、 まさにゼロからのスタートで政治の世界に飛び込みました」——菅総理の所信表明演説は、 「叩き上げ」「庶民派」という自らのイメージを最大限にアピールするものだった。 しかし、 はたしてそれは本当の姿なのだろうか。

『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家・森功氏の綿密な周辺取材により、 そのイメージは虚飾に彩られたものであることが明らかになっていく。

(本書「はじめに」より)
«菅義偉は、 多くの二世政治家や官僚出身の国会議員に見られるような門閥や学閥の背景を持ち合わせていない。 秋田県の豪雪地帯から単身で上京し、 そこから現在のポストにたどりついた。 さまざまな苦難を乗り越えてきたがゆえ、 人心掌握術に長けた叩き上げの老練な政治家として成長した。 そんなイメージを意図して植えつけてきた。 永田町ではそこに共鳴し、 懐の深い苦労人の政治家像を重ねる向きも少なくない。 とりわけ新聞やテレビの政治記者が、 そうした菅像を描いている傾向が強いように感じる。 しかし実際に取材してみると、 その素顔はこれまで伝えられてきた印象とかなり異なっていた。 »

さらに本書では、 徹底取材でつかんだ情報を糸口にして、 菅氏本人へのロングインタビューも敢行。 父親のこと、 故郷のこと、 安倍晋三氏のこと、 橋下徹氏のこと。さまざまな話題について、 驚くほど率直に語られている。

(本書「第二章 上野駅」より)
«「親父は、 やっぱり農業をやらせたかったんでしょう。 だけど、 私は東京に行けば何かいいことがあるんじゃないか、 と思って上京しました。 一方で親父にしたら、 長男なのでどっちみち帰ってくるんだろうと思ってたんじゃないですか」»

「父は秋田のいちご王」「裕福だった少年時代」「集団就職ではなく家出して東京へ」「大企業にすり寄った横浜市議時代」「ハマのドンとの蜜月」「出来レースだった総裁選」「新自由主義者とIT業者が糸を引く利益誘導型政治」・・・国家観なきまま最高権力者となった新総理の実態を丸裸にする。

本書「おわりに」より
«すでに世の中は、 菅の唱える「自助、 共助、 公序」という政治信条の裏に潜む危険性に気づき始めているのではないだろうか。 叩き上げの苦労人という虚飾の仮面が剥がれつつある。 »

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