金子隼也&野村康太、初共演のW主演で互いを信頼「かわいいな」「助けていただいて心強い」

2024年2月2日(金)21時0分 マイナビニュース

●父・沢村一樹からのアドバイス
フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『パーフェクトプロポーズ』(毎週金曜21:00最新話更新)が、配信をスタートした。仕事でパワハラ上司にプレッシャーをかけられ、眠れない毎日を送る渡浩国を演じるのは金子隼也。そんな彼の疲れた心をおいしいごはんで癒やす家事能力抜群の年下クール男子・深谷甲斐を演じるのが野村康太だ。
今作のW主演を務める2人に、撮影のエピソードや互いの印象などを聞いた——。
○サウナ話きっかけに打ち解ける
——初共演のおふたりですが、お互いの第一印象を教えてください。
金子:まだ19歳(撮影当時)ということも、見上げるくらい身長が高いことにも驚きました。初めて会ったときに「すごくスタイルいいしかっこいいな」と。でも撮影を進めるうちにおっとりしてたり、人懐っこかったりするところが見えてきて「かわいいな」と思っていました。年の差を感じさせないくらい大人びているところもあるし、一緒にいてすごく楽しかったです。
野村:最初はすごく静かな方という印象でした。お互いに人見知りで距離を縮められなかったんです。でも段々と、本当はすごく明るくてオシャレだし、お兄ちゃんとして現場で何回も助けていただいて心強いなと思うようになりました。今日も顔を見た瞬間に緊張が和らいだくらい頼れる存在です。
——どんなときに助けられていますか?
野村:ドラマのセリフのないシーンやオープニング映像など、アドリブで話すことをリクエストされるときは、金子くんがいつもリードしてくれるので助かっています。
金子:野村くんが急に固まっちゃうからだよ(笑)
——打ち解けたきっかけはありますか?
野村:お互いにサウナが好きなので、どこのサウナがいいか話が盛り上がったのをきっかけに、いろいろな話をするようになりました。
金子:野村くんが「サウナ以外に趣味がない」と言っていたので、「撮影が終わるまでに何か趣味を作ろうよ」と漫画や料理を勧めてみたんですけど、あんまりハマらなかったみたいで…(笑)。今からでも何か趣味を作ってあげたいなと思っています。そういえば現場で、監督と3人で一緒にサウナに行こうと言っていたんですが、まだ行けてないです…。
——出演が決まったときのことは覚えていますか?
金子:オーディションでは「落ちたかもしれない」と思っていたので、浩国役に決まったと聞いて驚きとうれしさが半々でした。
野村:僕は、デビューしてまだ1年ちょっとで、まずダブル主演の1人ということに驚きました。甲斐は自分の性格とはかなり離れたキャラクターなので、「僕にできるのかな」とすごく考え込みました。原作や台本を深く読み込んでいくうちに、徐々に自分とも役柄とも向き合えるようになっていきました。
○「すごく優しい」「意外と鋭い」互いが役柄に似ている点
——野村さんは、お父様の沢村一樹さんに役作りのアドバイスをもらったりしましたか?
野村:甲斐のクールな中に持っている優しさをどう表現しようか悩んでいたとき、父に聞いたら「身の回りの甲斐に似ている誰かを思い浮かべながらお芝居するのがいいんじゃない」と言われました。クールだけど優しい友達が何人かいたので、そういう人を想像しながら演じていました。
——ご自身と役柄で似ているところはありますか?
金子:切羽詰まると他のことが手につかなくなるところです。会社で上司にプレッシャーをかけられて、家の中に手が回らなくて家事が全然間に合っていないところは「すごく似てるな」と思いました。僕の場合は、プレッシャーをかけられるとそこからすぐ逃げ出したくなっちゃうけど、浩国は耐えながら仕事をしているので、そこは違う部分だと思います。
野村:甲斐は思ったことをズバッと言うタイプなので、そこは僕と似ていると思いました。それ以外は似ていないところのほうが多いです。甲斐はクールで感情の起伏をあまり出さないけど、僕は感情がすぐ顔に出るので、悲しいときは本当に悲しい顔になってしまってます。
——お互いに「役柄に似ているな」と思うところはありますか?
野村:金子さんは、すごく優しいところが浩国との共通点だと思います。
金子:マイペースでありながら実は浩国のことをよく見ている甲斐のように、意外と鋭いところが似ていると思います。でも、野村くんが言っていた通り似ていない部分の方が多いので、撮影中と普段のギャップに僕はドキッとしていました。
●野村くんの筋肉をずっと触らせてもらってました
——撮影中、印象に残ったことはありますか?
金子:現場ではペットボトルの水を各自置いているんですけど、野村くんがなぜか僕の水を飲んでいました(笑)。それを見たスタッフさんが間違えないようキャップに名前を書いてくれたんですけど、それでも間違えていたのでかわいかったです。
野村:本当に気にしてなくて…(笑)
金子:あと、僕は野村くんの筋肉をずっと触らせてもらってました。すごく胸板が厚いんですよ。野村くんが上半身裸になるシーンで「うわ、めっちゃ筋肉ある」と思って、その後からずっと触らせてもらってました。
野村:触ってましたね。
金子:そういえば、一緒にベッドで眠るシーンで野村くんは本当に寝てました! 監督と僕で「普通に寝てるよね」って言いながら見てました(笑)
野村:何となく記憶に残ってます。寝るのが大好きでどこでも寝られるんです。1日に2時間半くらいバス移動したときは、いつの間にか深い睡眠に入っていました。お昼寝も大好きです。
金子:かわいいなって思いました。僕は家のベッドじゃないとなかなか眠れないので、うらやましいです。
——監督の宝来忠昭さんとは、どんなお話をされましたか?
金子:甲斐が僕を後ろからハグするシーンで、ぎこちなさをどうしたらなくせるか話し合っていたとき、監督がカメラマンのアシスタントさんを相手に見本を見せてくれたんです。それで現場の雰囲気が一気に和んだので、そのあとも何回も見たくなってしまって、「監督、ここ分からないので見せてもらってもいいですか」と別のシーンでもお願いしてやってもらっていました(笑)
野村:監督は本読みのときから、その場面の感情をどう表現するのかなどたくさん話してくださいました。「このセリフは優しさもあるけど強さも持っていてほしい」と具体的に説明してくださったり、ありがたかったです。
○互いにドキッとした瞬間
——どんな仕草や表情に惹かれましたか?
金子:僕は「ちょっと痩せたか?」って、甲斐に顔を触られたときです。すごく慣れた感じで「別に当たり前だけど」って表情で触れてくるので、キュンとしました。
野村:僕が好きだったのは、洗面所のドアを開けて甲斐が上半身裸なのを見てしまったときの浩国。あと、甲斐が顔をグッと近づけたときの「え、え、何」と戸惑う浩国の表情は今でも鮮明に覚えてます。甲斐は浩国にけっこう強引な行動を取るのですが、そのときの浩国の表情や行動がすごくかわいかったです。
——惹かれ合っていく心情の変化について、どう役作りをしていったのでしょうか。
金子:それぞれのシーンを読んで感じた浩国の心情をメモしたり、ストーリーが進んでいくにつれて変化していく、甲斐に対する浩国の想いの大きさを数値にして台本に書いておいて、撮影前にそれを見返して整理して、少しずつ変化を見せられるように意識していました。
野村:好きだから触れたいという気持ちや、現場で対面して感じたことだったり、浩国に対する思いを大切にしながらお芝居をしていました。
——睡眠や食生活の大切さがドラマのテーマの1つですが、おふたりは大事にしていますか?
金子:あまり遅い時間に食べないようにするのと、寝るときはスマホを見ないというのは意識しています。以前、体重を落とすために毎日もやしばかり食べてランニングしていたら、体調が悪くなってしまったんです。「バランスのいい食事が大事だな」と思うようになって、自炊するときはバランスよくちゃんと食べるようにしています。
野村:今は実家暮らしなので、母がいろいろと工夫して料理してくれています。自分でも意識して植物由来のサプリを飲んだり、カットフルーツやバナナをよく買って食べるようにしています。
——金子さんは料理をするんですね。
野村:撮影中、フライパンの返し方を教えてくれましたよね。難しすぎて結局できなかったんですけど。
金子:僕が料理をするようになったきっかけは、家でお酒を飲むときにおつまみが欲しかったからなんです。野村くんも20歳になってお酒を飲めるようになったから、料理を始めたら楽しいんじゃない?
野村:そうかもしれないですね。
——この作品に関わったことで成長や変化を感じましたか?
金子:初めてのW主演だったので楽しみでもありつつ、プレッシャーがありました。何回も台本を読んで役の心情の些細(ささい)な動きに気をつけて、細かい仕草や表情を意識しながらやっていたので、これまでとは演じる上で配慮するところに少し変化が出てきたんじゃないかと感じています。
野村:甲斐を演じていて、台本には書かれていないけど自然に涙が出てきてしまったことがあって、役に入れているなと初めて実感したことがありました。緊張するタイプで、読み合わせのときは他の人に聴こえるんじゃないかと思うくらい心臓がバクバクしていたんですけど、ほどよい緊張感で臨めるようになってきました。
——最後に、『パーフェクトプロポーズ』の見どころを教えてください。
金子:浩国が甲斐にどんどん惹かれていくところも見てほしいですし、テーマの1つにもなっているおいしそうな料理がたくさん出てくるので、どちらも注目していただきたいです。
野村:キュンキュンする場面がたくさんあるし、愛し愛されることの尊さを感じられて温かい気持ちになれる作品です。どのシーンにも好きな人に対する思いやりが含まれているので、そこを感じていただけたらうれしいです。
●金子隼也1999年生まれ、神奈川県出身。『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(21年、テレビ東京)で俳優デビューし注目を集める。2月2日配信スタートの『パーフェクトプロポーズ』(FOD)に加え、放送中のドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)、3月8日公開の映画『マイホームヒーロー』にも出演する。
●野村康太2003年生まれ、東京都出身。メンズノンノ専属モデル。ドラマ『silent』(22年、フジテレビ)など話題作に出演。2月2配信スタートの『パーフェクトプロポーズ』(FOD)に加え、現在放送中の『SHUT UP』(テレビ東京)や、2月9日公開の映画『身代わり忠心蔵』に出演する。
都田ミツコ とだみつこ 1982年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクションでの勤務を経て、フリーランスに。 この著者の記事一覧はこちら

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