坂上忍 清原和博氏を前に「入れ墨問題」に言及した真意

2月3日(水)7時0分 NEWSポストセブン

仕事漬けの日々を送る坂上忍に密着

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 坂上忍、48歳。昨年1年間のテレビの出演本数455本は、全タレントの中で5位。現在、レギュラー8本、準レギュラー2本に加え、単発の番組出演や雑誌の連載を抱えるほか、週末の土日は自らが運営する子役養成学校で指導。芸歴45年、かつて天才子役と呼ばれた男は、『バイキング』(フジテレビ系)の総合司会を務めていることなどもあり、毎朝4時起きの仕事漬けの日々を送っている。しかし、20代の頃は私生活が荒れていた時期もあった。


「飲んで帰って夜中から朝方までチビチビ飲みながら小説や舞台の台本の原稿を書くという日々を送っていたことがありました。でも、それを昼間読んだらクソみたいな文章だった(笑い)。夜中に酒に酔って、悦に入って自分の文章に酔っていたんです。なんかもう情けなくなってきて、生活習慣を真逆にしました」


 こうして4時起きの生活が始まったわけだが、「毒は必要悪ですよ」と酒をやめる気も、1日100本というタバコをやめるつもりもない。そして、時間があればギャンブルに大金を投じる。毎年大晦日に有り金すべてを競艇につぎ込むのは恒例行事となっており、もちろん昨年も足を運んだ。


「さすがに全額持っていくことはなくなりましたけど、年末はチョイ負けくらいで終わっちゃって、気持ち的に割り切れなかったんです。勝ち負けをつけなくちゃいけないと思って、1月3日にボートピア、場外の艇券場に行ったんです。全国で開催されている60レースすべての艇券が買えるのですが、なんと全敗。1レース100万円以上で60連敗。さすがに心が折れた(笑い)」


 ギャンブルをする理由のひとつには、「欲望を前にした時には、素の自分と向き合えるからだ」という。体裁よく取り繕わない姿勢を自分にも、そして、周囲にも求める。坂上の毒舌は、自分の気持ちに嘘をつかない正直さの裏返しなのかもしれない。大の犬好きとして知られるが、それも正直さと無関係ではない。


「犬はね、人間と違って嘘をつかないんですよ(笑い)。思ってもいないことに対して、『ハイ』とはいわない。それに、犬と接していると犬との生活が最優先になります。結果的に仕事とプライベートにメリハリがつくようになりました」


 胸のすく毒舌の裏側には、周到な自己分析と独特の視点があるが、時として両刃の剣になりかねない。なぜそこまでリスクを負うのか。


「僕だって、好かれたいという気持ちは当然持っています。でも、聞かれたら本音しかいえない。誰かに嫌われることもあるかもしれませんが、思ったことをいい切れば全員に嫌われることはない。中途半端に全員に好かれたいなんてスケベ心を出すからダメなんです。受け取り方は相手次第。ならば悔いなく生きていきたい」


 坂上のポリシーは子役の頃から何ひとつ変わっていない。周囲の受け止め方が、坂上の年齢や立場に応じて変化してきただけかもしれない。レギュラー出演する『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、ゲストの清原和博氏に、「入れ墨あるのに監督できると思う?」と本音で迫った。


「険悪な空気になりました。でも、彼だってある程度覚悟して番組に出てきたと思うし、ならばひとりの野球ファンとして疑問を投げかけるのは当然でしょう。でも、収録後に『キツいこといってごめんなさいね』って謝ったら仲良くなって、『バイキング』のゲストとして来てくれました」


◆さかがみ・しのぶ/1967年、東京都生まれ。1972年、ドラマ『下町かあさん』でデビュー後、『ありがとう』で草笛光子の息子役を演じる。NHK大河ドラマ『おんな太閤記』など、数々のドラマに出演。2012年『笑っていいとも!』レギュラー出演をキッカケにバラエティ番組の出演が急増。現在、『バイキング』『有吉ゼミ』『クイズやさしいね』などに出演。


■撮影/藤本和典 取材・文/岡野誠


※週刊ポスト2016年2月12日号

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