年下彼氏の浮気が発覚!相手の洋服切り刻んだ激しい女性

2月3日(金)7時0分 NEWSポストセブン

「自分を変える」57才女性の告白手記(写真/アフロ)

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 どんなに辛い人生でも、乗り越えて前向きに生きて生きたい──。そう考えた女性が、苛烈な半生を振り返る。東京都の吉村春江さん(57才)が告白する。


〈本稿は、「自らの半生を見つめ直し、それを書き記すことによって俯瞰して、自らの不幸を乗り越える一助としたい」という一般のかたから寄せられた手記を、原文にできる限り忠実に再現いたしました〉


【前回までのあらすじ】

 高2で恋した数学教師と結婚。彼は学校を辞め、公認会計士の資格を得て独立。3人の子供にも恵まれた。しかし、幸せはここまで。夫は変貌し、渡される家計費はずっと1日2000円。たまらず夫のキャッシュカードから5万円引き出した後に帰宅すると警察官が。夫は「この女は泥棒。逮捕して」と迫った——。


 * * *

 3人の子供を連れて、離婚を考えたとき、真っ先に浮かんだのは母親の顔でした。血とは恐ろしいものです。


 久しぶりに母親の住むマンションに行き、何から話そうかためらっていると、「離婚かい?」といきなりでした。


 驚く私に、「自分がお腹を痛めた娘だもの。何考えているかくらいわかります。協力しましょう」と言い、すぐに2DKの小さな中古マンションを購入してくれました。


 問題は夫です。離婚を切り出すと、「お前に何ができるんだ」と鼻で笑うだけ。まるで取り合ってくれません。


 家を出る日を、子供の学年が変わる春休みと決めると、私は家中の掃除を始めました。一日中、こまねずみのように掃除する私から、夫は何かを感じたのでしょうか。いつもテーブルに千円札を2枚置いて仕事に行くのに、私たちが家を出る日に限って千円札が3枚、扇のように広げて置いてありました。


 家庭裁判所に離婚の調停を申し込んだものの、夫は一度も現れず、子供1人当たり3万円の養育費を受け取ることで、離婚が決まりました。


◆面接が終わると「相談に乗りますよ」と70代の社長に肩を抱かれた


 3人の子供と新生活を始めるには、まずは先立つもの、お金です。早速、職探しを始めました。しかし大学は出ていても、就職経験もなく、3人の幼い子供を抱えている私を正規雇用してくれる会社はどこにもありません。


 一般事務で応募した個人経営の会社では、面接が終わると「困っているなら、相談に乗りますよ」と70代の社長に肩を抱かれたことも。


 そしてやっと見つけたのは、有名中華料理店のアルバイト。夜遅くまで、怒鳴り声が飛び交う厨房を這いつくばるように働いて、時給は900円。


 それでも、ようやく次女を保育園に預けて親子4人の暮らしが回り出しました。



 そんなある日、小学4年生になった長女が突然、「お父さんが心配だから、お父さんと住む」と言い出したのです。とっさに、「私に隠れて、連絡を取り合っていたのか!」と娘に手を上げて、取り乱しました。思えば私だけが親ではありません。


 バレエを習いたいと言っていた娘は、「お父さんのところに来たらバレエ留学だってさせてやるぞ」と言われ、その気になったようです。その気持ちは理解できても、黙って娘を手放すわけにはいきません。元夫が約束の養育費を振り込んだのは、最初の1回だけ。あとは何度、連絡してもなしのつぶてでしたから。


 私は元夫を裁判所に訴えました。結果、「養育費350万円を支払え」という判決が下りたのですが、「そんなにお金がない」と言い出したので、300万円で和解しました。


「現金で渡したい」と言う元夫に、新宿の喫茶店へ呼び出され、「確かめて」と、紙袋から取り出したお金のほとんどが千円札。


「亡くなったお袋が、たんす預金していたものだ」と怨念たっぷりに言う元夫に、私も「あなたの千円札好きは、お義母さん譲りだったのね」と返さずにいられませんでした。


 すると、「これは愛佳(長女)の手切れ金だと思え」と、元夫はこれ以上ないイヤなことをつけ加えました。


 いったん心が離れた夫婦なんてこんなもの。そう自分に言い聞かせても、店から出ると涙が止まりませんでした。


◆元夫が長女に「お母さん」と紹介した女性は5才の連れ子がいて妊娠8か月


 長女が欠けた食卓は思った以上に寂しく、気がつくと涙が勝手に流れてきます。有名中華料理店のアルバイトは通勤に時間がかかったため、長女に家事をさせたことも後悔しました。


 再び、リクルートスーツに身を包んで仕事探し。今度こそ、長く続く仕事に就きたいと必死でした。そのかいあって、建設資材問屋の経理事務に採用されました。


 朝起きると化粧をして会社に向かうのが楽しくて仕方がない。実は取引先の7才年下の男性と、密かに交際し始めたからです。


 男女の関係になると、すぐにひとり暮らしの彼は、私の家に転がり込んできました。同居して2年。彼は電車で2時間半ほどの地方に転勤して、遠距離恋愛に。それも少しの間で、いずれ彼と結婚するものと思っていました。


 私のお給料もかなりよくなり、彼の実家と行き来して、金銭的な援助をしていたことを彼も知っていたからです。


 そんなときに元夫と住んでいた長女が、私の元に戻ってきたのです。聞けば、夫と暮らすようになった数か月後、「今日からこの人がお母さんだから」と紹介された女性には5才の連れ子がいて、妊娠8か月。


 長女はバレエを習うどころか、家政婦代わりにこき使われたそうです。継母は夫と激しいけんかをした翌日、連れ子だけを連れて家を出て行き、残された生後半年の弟は泣き通し。見かねて世話をする長女に夫は、「学校を辞めて育てろ」と迫ったとか。


 そんな扱いをされながらも長女は、「あの子はどうしているか…」と、わっと声を上げて泣き出しました。「気持ちはわかるけど、あなたが考えることじゃないよ」と、私は長い間、娘の背中をなでていました。


◆年下の彼が彼女と暮らす部屋で半狂乱 洋服と下着を切り刻んだ



 長男は高3、長女は中3になり、2人とも受験を控え、私の仕事も多忙を極めて明けたお正月のこと。


 私はおせち料理を持って彼のアパートを訪ねました。電話はしていたものの、会うのは久しぶり。突然行って彼を驚かそうと、合い鍵で彼の部屋のドアを開けました。


 その瞬間、目に飛び込んできたのは…。女物の洋服、下着の洗濯物が下がり、テーブルの上には化粧品と髪留め。やっと「奴は若い女とこの部屋で暮らしている」と認識すると、体中から怒りがこみ上げてきました。


 化粧品や小物を手で払っては部屋中にぶちまけ、洋服や下着はすべてはさみで切り刻み、部屋中をぐちゃぐちゃにし尽くしたときに、彼と女が戻ってきました。


 女は悲鳴を上げましたが、彼は「あ〜らら〜」とひと言。そんな奴だったのです。部屋を飛び出し、長女に電話をしました。取り乱して何を言っているかわからない私に、「ママ、ママ、落ち着いて」と言い続ける娘。まったく恥ずかしい話です。しかし、因果は巡るというのか、その長女が大学受験のために通っていた塾の講師とつきあい始めたのです。さすがの私も、これには怒るどころか笑い出してしまいました。


 あれからまた月日が流れ、私も57才。今は会社に所属するのではなく、契約している企業数社の決済などをして暮らしています。


 昨年、元夫は誰にも看取られずに鬼籍に入りました。3人の子供たちも独立して、めったに家には顔を出しません。


 男はこりごり? いいえ、実は経理を見ている会社の社長からプロポーズされて先日、入籍しました。今度こそ、穏やかな生活をと決心しましたが、夫の子供たちは大反対。これからどうなるかわかりませんが、私はちょっとやそっとのことでは別れないつもりです。


〈了〉


※女性セブン2017年2月16日号

NEWSポストセブン

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