「2時間ずっと怖がって」『スケアリーストーリーズ』監督はホラー界の新星

2月5日(水)21時0分 シネマカフェ

『スケアリーストーリーズ 怖い本』(C)2020 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督がオスカー受賞後はじめて企画・製作し、ストーリー原案を担当した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。今回、デル・トロに見出されたアンドレ・ウーヴレダル監督、そしてキャストの面々が、本作の魅力や撮影の裏側について語る特別映像が解禁された。



まず、いかにも“何かが出そう”な廃墟となった屋敷を訪れる子どもたちの映像をバックに、「この映画は現代的なホラー映画と僕が見て育った、アンブリン(アンブリン・エンターテインメント)映画を融合したんだ」と話すのは、ウーヴレダル監督。彼は、ハリウッド映画は未経験ながらも、その独特な感性にデル・トロが惚れ込み、本作に大抜擢された。アンブリンとはスティーヴン・スピルバーグが1982年に設立した製作会社で、『E.T.』『グーニーズ』『グレムリン』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの作品でお馴染み。

デル・トロは「キャラクターに対して素晴らしいセンスを持っていて、ユーモアのセンスも見事で、作品のテンポ感覚も最高なんだ。それにもちろん、すごく怖い」と、そんなウーヴレダル監督の過去作をべた褒め。本作についても「他のホラー映画とは違うタイプだ、ジェットコースターのように観客は恐怖を楽しむんだ」と、手に汗握りながら“怖い”を楽しめる仕掛けのあるアトラクション作品として太鼓判を押す。


また、デル・トロは時代背景にもこだわり、その舞台に1968年を選んだ。この年は、ジョン・F・ケネディ大統領やキング牧師が暗殺され、長期化したベトナム戦争への反戦運動が高まり、世界各地でデモや暴動も多発した。1968年はそれまでの価値観が大きく覆り、かつて想像すらしなかったようなことが起こった激動の年だったのだ。

その点について、作家志望のメガネっ子ヒロイン・ステラ役のゾーイ・コレッティは、「ここで描かれている時代は特殊、現実味を帯びている」と話し、1968年が“何が起こっても不思議ではない年”だったからこそ、この物語の舞台になったことを明かした。ラモン役マイケル・ガーザも「僕たちは時間をかけてキャラクターに深みを持たせ、リアルに作り上げていったんだ」と設定だけでなく、演技においても非現実の世界をよりリアルに近づけられるよう丁寧に役作りをしたと語っている。


さらに映像内では、本作のストーリーを簡単に知ることができる。町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは1冊の本を見つける。その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていき、主人公になった者は消えていく。そんな“怖い本”の呪いにふり回されるステラたちはどうなるのか…。


ステラの友人・チャック役オースティン・ザユルは「一度本に捕まれば恐怖からは逃げられない」とその怖さを語り、ウーヴレダル監督も「“怖い本”は恐怖を利用して物語を書く、彼らの中にある恐怖を現実にする」と、本作の恐怖は、実は襲われた人間が持つ恐怖心が源になっていることについて触れている。

映像後半にはラモンが必死に何かから逃げようとするメイキングシーンもあり、ガーザは「アンドレは逃げ場のない感じを出すのがうまいんだ、彼はホラーをよく知っている」と苦笑いを浮かべ、大変だった撮影をふり返っている。「緊張と恐怖を作り出したかった、2時間 観客には怖がってほしい」と語る監督の手腕を、本映像からも確かめてみてほしい。

『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。

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