香取慎吾のバースデー祝福新聞広告、「中の人」が語る感謝

2月5日(火)16時0分 NEWSポストセブン

1月31日に誕生日を迎えた香取慎吾

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 1月31日は香取慎吾の42歳の誕生日だったが、この日に合わせ、東京新聞にファンと企業がコラボしたような広告が登場し、香取ファンをはじめ「新しい地図」やSMAPのファンらを喜ばせた。


 東京新聞の5段広告で、右側は読者の個人広告欄である「T-Voice!」に14枠の祝福メッセージが掲載され、左側の広告には誕生日ケーキのイラストとともに「香取慎吾さま お誕生日おめでとうございます!」のメッセージが書き込まれていた。こちらの広告を出したのは香取が昨夏からCMに出演するファミリーマートで、澤田貴司社長と社員一同の連名となっている。


 朝から話題となり、この広告が掲載された東京新聞が午前中のうちにオークションサイトに出品されるなどしていた。それに対し、東京新聞広告局のツイッターIDの「中の人」がバックナンバーのお取り寄せ方法などをツイートし、関東以外でも入手は可能であることを伝えたところ、「アフターサービスまで」「誠実なご対応」といったコメントが寄せられた。


 実は東京新聞の広告局は、SMAPファンとともにこの3年間を歩んできた経緯がある。


 元々2016年初頭にSMAPの解散が発表されたが、その後ファンは応援の意思を伝えるべく、ツイッターで連携するなどしてきた。同年8月に年内解散が伝えられると、応援の新聞広告を打とうとする流れも起きた。しかし、さすがにお金がかかる。一方で、新聞には個人でもお祝いなどのメッセージを載せられる個人広告欄を設けているものもあり、東京新聞の「TOK TOK」(当時)は3行500円からだった。ファンが思いを募らせたSMAPのCDデビュー25周年となる9月9日には、その84枠がSMAPへのメッセージで埋まった。稀に見る大量の申し込みにも丁寧な対応をしてくれた、とSMAPファンの間で掲載前から東京新聞が話題になり、9月9日の日を迎えたのだ。他の地方新聞にも掲載はあったが、SMAPの活動存続を願う署名活動終了翌日の11月1日にも、東京新聞にはさらに208枠もの個人広告で「ジャック」された形になった。


 その後、メンバーの誕生日がある時なども「TOK TOK」にはファンからの祝福メッセージが多数掲載された。そして、12月30日の朝日新聞では、ファンがクラウドファンディングで資金調達をし、朝日新聞に8面もの広告を出した。2017年、香取、稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(44)は「新しい地図」として新たな活動を開始したが、応援してくれたファンへの感謝の気持ちを込め、サイト開設当日の9月22日に東京新聞と朝日新聞に見開き全面広告を出した。この広告は、東京新聞を発行する中日新聞社が2018年4月に発表した「中日新聞社広告大賞」の特別賞を受賞。草なぎが6月の授賞式に登場した。そして2019年の元日には、スクウェア・エニックスが3人を起用した「星のドラゴンクエスト」広告を、同じくこの2紙に見開き全面広告で掲載している。



「新しい地図」以降、3人はツイッターなどのアカウントで自ら発信し、ファンも直接つながることができた。また、東京新聞の個人広告欄は2017年秋に「T-Voice!」とリニューアルしている。新聞の個人広告欄が突如として大量に申し込まれることは稀になったが、それでもSMAPのメンバーの誕生日など、ファンの利用は続いているという。その一因は、東京新聞広告局からのツイッター投稿にもあるようだ。お祝いの個人広告が載った日にはその紙面を紹介しつつ祝福とお礼をツイートするほか、前述の授賞式では「中の人」が様子を実況するかのように連続ツイートも。そのたびに多数のRTをされるなどした。


 このように、SMAP及び新しい地図と新聞広告には深い縁があるが、このたび、東京新聞広告局の「中の人」に冒頭で紹介した「T-Voice!」とファミリーマートのコラボ紙面について心境を語ってもらった。


「今回のファミリーマートさんの広告には、香取慎吾さんのビジュアルがあるわけでも、『炭火焼きとり』『お母さん食堂』などの商品が載っているわけでもないシンプルなモノクロ広告でした。それなのに、これだけ多くの人の心を動かし、お店に向かわれ、喜びを爆発させるとは想像を超えていました。


 東京新聞の個人広告欄は、今でこそ件数は多くなくても香取さん、草なぎさん、稲垣さんの誕生日をはじめ他のファンの方々にも思い思いに活用され続けています。そうした個人と人肌のぬくもりを感じる企業とが同じ紙面で一緒になってCMキャラクターの方を広告でお祝いする構図はもちろん、企業単体でキャラクターの誕生日をお祝いする広告自体がもしかしたら初めてなのかもしれません。このような特別なことに東京新聞が関われたことがありがたいですし、個人広告欄をお使いいただける方々やファミリーマートさんに感謝の気持ちでいっぱいです。


 今回のバースデー広告は、新聞広告を起点としてSNSで話題になる例が増えている中で『●●の日』やアスリートの優勝、アーティストの引退とは意味合いが違う気がします。新聞から1日の楽しい話題が生まれているだけでなく、広告主の企業とファンとの結びつきを強めますし、購買意欲も高まり、実際に多くの人がファミマさんで買ったものでお祝いする写真を投稿されていました。また香取さん自身もファミマさんにお礼のツイートをされています。本来の意味とは異なりますが、売り手よし、買い手よし、誕生日の主役よしという『三方よし』の広告だったと思います。三方の縁が、より深まった新聞広告でした」

NEWSポストセブン

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