心を病んでいたママと突然の別れ…悲しみに包まれる塙山キャバレー
2025年2月7日(金)16時0分 マイナビニュース
フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00〜 ※関東ローカル)では、茨城県日立市の国道沿いに12軒の小さな飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」の人々を追った『酒と涙と女たちの歌3 後編〜塙山キャバレー物語 突然の別れ〜』を、9日に放送する。
茨城県日立市の国道沿いに、トタン張りの12軒の店が肩を寄せあうように立ち並ぶ飲み屋街「塙山キャバレー」。まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角を形成している。
平均年齢70歳を超えるママたちは皆、壮絶な人生を生き抜いてきた。だからこそ、この街には、ちょっと訳ありな人々が集う。そんな場所に未曽有の危機が。不景気の煽りで遠のく客足。開店して半世紀、最年長84歳の「京子」ママも初めての経験だという。
そんな中で、「酔った」のママは心を病んでいた。かつて止むを得ない事情で離婚し、行方をくらました元夫ともこの店で再会し、いい関係を続けていたが、家にこもり、店を開くのは土曜日だけになっていたのだ。
それでも店を開ければやってくるのは、まるで家族のような常連客。毎週必ず現れる“息子”たちにとっては、ママは“母親”のような存在だった。
しかし2024年12月、常連客から「『酔った』のママが亡くなった」と番組スタッフに連絡が入った。慌てて日立の町へ向かい、元夫の家に駆けつけると、そこで語られたのは、誰も知らなかった“元夫婦”の物語だった。
仲間との突然の別れに涙するママたち。悲しみに包まれた塙山キャバレーが、大晦日の夜を迎える。
ナレーションは、岡崎紗絵が担当する。
(C)フジテレビ