【RQコラム】2年ぶりに帰ってきたレースクイーンたちが目指す“夢の舞台”。日本RQ大賞受賞者が見た光景

2022年2月8日(火)7時0分 AUTOSPORT web

 今や国内トップカテゴリーで活躍するレースクイーンたちにとって、一大イベントとなっている『日本レースクイーン大賞』。


 2010年に初開催され、毎年表彰式の舞台となる東京オートサロンでのイベントステージでは、これまで多くのレースクイーンが嬉し涙、悔し涙を流し、大きな感動に包まれてきた。


 年を重ねるにつれて注目度も増し、今では多くのレースクイーンが憧れる夢の舞台として知られるようになったのだが、2020シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京オートサロンの幕張メッセ会場の開催は中止。同時に日本レースクイーン大賞も選考を初めて見送られた。


 2年ぶりの開催となった2021年度。新型コロナウイルス感染防止対策が徹底され、1階観覧エリアは全て着席方式となり、イベント中は掛け声などはなし。受賞者の発表の際は拍手のみが沸き起こる、いつもの表彰式とは違う雰囲気となった。


 それでも、この舞台をずっと待っていたレースクイーンと彼女たちを応援するファンの想いにより、例年以上に団結感を感じられた表彰式だった。


 そのステージに立った瞬間の景色はどのようなものだったのか……。今回は、大賞を獲得した5人の声を中心に、2年ぶりに帰ってきた“レースクイーンたちが目指す夢の舞台”を振り返る。


■ずっと夢見てきたステージに初登壇


 これまで日本レースクイーン大賞に何度も挑戦し、ついに大賞を獲得した安田七奈さん。やはりステージから見た光景は格別だったという。


「今まで何度も悔し涙を流しながら、このステージを客席から見ていたことがありました。こうして実際ステージに上がるのは初めてでした」


「『最高』の一言に尽きるんですけど、緊張しちゃって、感情もすごい込み上げてきたんですけど、ステージに出た瞬間は想像してもいなかった景色が広がっていました。これは生涯忘れることがないんじゃないかという景色ですね」


 同じく、今井みどりさんにとっても、今まではステージの下から先輩たちの姿を見てきた側。今度は自分が立つ側となり、いろいろと込み上げてくるもものがあったようだ。


「今まではステージを下から見ている側でしたが、今年はステージに立つことができて『やっと!』という気持ちでした。これまで尊敬していた先輩たちが頑張っている姿を見てきたので、皆さんのスピーチにただただ感動していたという感じでした」


「だから、ステージに立つのはどんな感じなんだろう?という想像はしていなかったです。トロフィーを受け取る前からウルウルしてしまって、あの瞬間は……今まで頑張ってきて良かったなと思いました。レースクイーンをやってきて、いちばん幸せな瞬間でした


■大賞受賞者としてステージに立つ“重み”


 太田麻美さんは、以前週刊プレイボーイ賞で登壇した経験はあるが、やはり大賞受賞者としてステージに立つというのは、雰囲気が違うという。


「日本レースクイーン大賞表彰式のステージは、過去に週刊プレイボーイ賞をいただいた時も登壇させていただきましたが、その時とは少し違うものでした。レースクイーンとして大賞を獲るということが、私にとっては夢で、それが今回叶って……今までのレースクイーン人生で見てきたなかでも、最高の景色でした」


「ファンの方が前列で私のタオルを掲げて応援してくれていて、大賞を受賞できたことがわかって、ガッツポーズをしている姿もよく見えました。改めて、ファンの皆さんと一緒に勝ち取ることができたんだなと思いましたし、6年間諦めずにやってきて良かったなと思いました」


 相沢菜々子さんも2019シーズンに実行委員会特別賞を受賞し、表彰式の登壇は2回目となるが、ステージに立った瞬間は背筋が伸びる思いだったと語る。


「2年前のことを思い出しました。あの時はRAYBRIGレースクイーンとして立ちました。今年はこうしてSTANLEYレースクイーンとして立つことができて、そこでいろいろな重みがわかった気がします」


「やっぱり大賞受賞者としてステージに立つのは違いますね。実はステージ裏では号泣していたんですけど、出ていった瞬間にスイッチが入った感じがあって、背筋が伸びる気持ちはありました」


「あと、私はレースクイーンの後ろ姿って見たことがないなと改めて思いました。レースクイーンそれぞれに守るものがあるんだなと、大賞を一緒に受賞した諸先輩方のスピーチを聞いて感じました。私ももっと頑張らなきゃなと思いましたね」


■応援してくれるファンの顔が見えた瞬間


 そして、今回グランプリに輝いた川瀬もえさんにとっては、初めての日本レースクイーン大賞挑戦。2021年7月の新人部門のグランプリ獲得時には無観客のスタジオで表彰式が開催されたため、応援してくれるファンの見守る中でトロフィーを受け取り、スピーチをするのはこれが初めてということで、他のレースクイーンとは違った感動があったという。


「『普段応援してくれている人たちがいる!』と思いました。新人部門では、表彰式の時は無観客の状態で、私もその経験しかしていませんでした。SNSでたくさんの人が応援してくれるのはわかっていたんですけど、なかなか皆さんの顔が見えていない状態だったので、ステージに立った時に『みんながいる!』みたいな感じでした」


「前方の席には顔なじみのファンの方もいて、ステージからみんなの顔が見えて『嬉しいな!』という気分になりました」


「改めて、あのステージにこれだけの人が関心を持ってくれて、足を運んでくれて見にきてくれたというのがありがたかったし、その人数とか、皆さんの様子で実感できて、本当に嬉しかったです」


■帰ってきた“日本レースクイーン大賞に欠かせない舞台”


 この表彰式では各特別賞を含め、合計13人(新人グランプリ・コスチュームグランプリ受賞者は除く)のレースクイーンが表彰された。


 特に実行委員会特別賞を獲得した葵井えりかさん、織田真実那さんは目標としていた大賞を獲れず悔し涙を流す場面もみられたが、ふたりとも応援してくれたファンに直接感謝の気持ちを伝えることができたことについては前向きに捉えていた。もう1人の特別賞受賞者である永原芽衣さんも目標に手が届かなかったのだが「この結果に悔いはないです」と、胸を張ってスピーチをしていたのが印象的だった。


 また、表彰式の冒頭にはスペシャルゲストとして2020年に日本レースクイーン大賞新人グランプリを獲得したあのんさんも登場。


「2年越しにオートサロンのステージに立つことができて、本当に本当に光栄です! 私の時は、コロナ禍で、皆さんになかなか会うことができず、発表の時も生放送での発表でした」


「その時、皆さんに目を合わせて『ありがとう』と言えなかったことが、少し寂しかったなと思いました。この機会を作ってくださった運営の皆さん、本当にありがとうございます!」と、満面の笑みで挨拶していた。


 様々な感情と想いが交錯したMediBang日本レースクイーン大賞2021の表彰式。今回取材して感じたのは、このステージにとってはレースクイーンはもちろん、応援するファンにとっても特別な舞台であるということだ。


 昨年はコロナ禍で、開催がなかったぶん、“このステージがいかに大切なものなのか”を再確認することができた参加者も少なくないだろう。


 その中で大賞を受賞した5人は、目標を叶えることができたという達成感に満ち溢れていた様子だったが、一方では目標に届かず悔し涙を流す者、特別賞等も獲得できず、ステージに立つ機会すら与えられなかったレースクイーンも大勢いた。


 そんな彼女たちも「次こそは!」と心に決めて、来たる2022シーズンに向けて決意を新たにしているはずに違いない。


 こういった彼女たちの熱い想いが積み重なり、伝統が築き上げられてきた日本レースクイーン大賞。コロナ禍で足踏みした期間はあったが、東京オートサロン2022を皮切りに、再び歴史の時を刻み始めた。


 次は、誰がこのステージに笑顔で立ち、どんなドラマが生まれるのか……。それを楽しみに、2022年のモータースポーツを盛り上げていく彼女たちの活躍を見守りたいと思う。

ギャルパラ携帯サイト オートスポーツWEB

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