数字をもってることでは別格の「花の中3トリオ」

2月11日(土)7時0分 NEWSポストセブン

桜田淳子が再びステージに(博品館劇場公式サイトより)

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、いままた脚光を浴びる「花の中3トリオ」について。


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「ワイドショーや女性週刊誌の“顧客”に馴染みがあるから」というのが最大の理由ではあるのだが、ここにきてまた「花の中3トリオ」こと、山口百恵桜田淳子森昌子が“話題”を振りまいている。


 日本テレビ系『スター誕生!』に合格し、芸能プロダクションからスカウトを受けてデビューをした3人。森昌子は抜群の歌唱力を誇り、桜田淳子はエンゼルハットと脚線美で男性ファンが多く、山口百恵はその神秘的なキャラクターと大人びた楽曲で人気を博した。


 森昌子と山口百恵はホリプロ所属で、同事務所は石川さゆりを入れてトリオで売り出す算段だったが、『津軽海峡冬景色』以前、ヒット曲に恵まれなかった石川に代わり、サンミュージックに所属した桜田淳子が「花の中3トリオ」となった。


 同時期、「新御三家」と呼ばれた郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹と「花の中3トリオ」は、『明星』や『平凡』の表紙を飾ったり、歌番組やドラマで共演。特に歌唱力が高かった森昌子と野口五郎はモノマネも上手で、モノマネ番組のスターでもあったし、『8時だヨ!全員集合』(TBS系)でのコントに定評があったのは桜田淳子。郷ひろみは『プラチナゴールデンショー』、野口五郎は『カックラキン大放送』(共に日本テレビ系)にレギュラー出演した。そして彼らはドラマや映画などで恋人役を演じることもあり、それぞれのファンをやきもきさせたものである。


 そんな「花の中3トリオ」も「新御三家」も、結婚、離婚、再婚、闘病などを始め、ずっと芸能マスコミに“話題”を提供してくれているが、ここにきて、また「花の中3トリオ」がワイドショーや女性週刊誌に話題を振りまいている。


 まずは山口百恵。夫の三浦友和がドラマ『就活家族』(テレビ朝日系)のPRで露出が増え始めてからというもの、「百恵さん」を主語にした芸能ニュースが花盛りで、そこに数字があることは先週、当コラムでも書いた。百恵さんが得意のキルトを展覧会に出品し、3作中の2作が子供部屋で使うモノだったことから、彼女が「早く孫を抱きたい」と友人に語ったという女性週刊誌の記事に注目が集まり、それを取り上げたワイドショーの毎分グラフが急上昇したのだ。


 つまり三浦友和の“リアル家族”は、「就活」ならぬ「婚活家族」というワケ。そんな三浦家の次男、三浦貴大が、鈴木亮平主演のスペシャルドラマ『銭形警部』(日本テレビ、hulu、 WOWOW)に出演するため、その番宣で日本テレビ系の生番組やバラエティーに出ずっぱりだった。


 その際にも、話題になるのは母・百恵さんのこと。『スッキリ!!』では、貴大自らが「僕が高校生ぐらいのときに、実家に来ていただいて…」と、MCの加藤浩次が三浦家に遊びに来たときの話を披露。「誰かの焼酎の一升瓶を割りましたよね」と暴露したのである。


「本当にすいません。(中略)百恵さんが拭いていらっしゃって…」と加藤は恐縮しきりだった。


 森昌子の息子たちも話題だ。なかでも長男のTAKA(本名・森内貴寛)は、若者に絶大な人気を誇り、海外での活動にも定評があるロックバンド、ONE OK ROCKのボーカルで作詞作曲も担当するメインメンバー。



 昨年末は、ローラとの熱愛がファンの間で話題になったり、今年は、そのファンの海外ライブでのマナーに彼が苦言を呈したことがワイドショーで取り沙汰された。若者のカリスマがワイドショーの主役になるのももちろん、「森進一と森昌子の息子」だから。彼は、ジャニーズのNEWSが9人だった時代のメンバーの一人だが、その事実はいまほとんど語られず、「超人気のワンオクのTAKA」であり、その彼と「殴り合いをしたこともある」という森昌子の子育て法のほうが話題になっているのだ。つまり森昌子は、離婚はしたものの、息子をスーパースターに育て上げたカリスマママとして、ワイドショーや女性週刊誌で話題になっているのである。


 そして桜田淳子は、「3年4か月ぶり」の復帰ステージのため、「二重アゴ」を解消するべく、ダイエットに励んでいることを女性週刊誌に報じられた。4月7日、東京・銀座の博品館劇場で行われる『スクリーン・ミュージックの宴』に彼女が立つことが発表されたのである。


 前回、「約21年ぶりのステージ復帰」が話題になったのは、13年10月、同じ博品館劇場で行われたデビュー40周年公演だった。一部では、それをきっかけに芸能界への完全復帰を狙っているとも伝えられたが、話が静まり返るのも早かった。


 これは彼女が06年、『アイスルジュンバン』という著書を集英社から上梓したときも同様だった。


 同年代以上の視聴者や読者にとって忘れられないのは、彼女の『わたしの青い鳥』や『サンタモニカの風』という代表曲ではなく、「統一教会の広告塔」とメディアから批判されていたことだから。それこそ、当時のワイドショーは連日のようにそれを報じていたものだ。


 あれから四半世紀が経ち、この3月、末娘の高校卒業を機に、子育てを卒業し、再びステージに立って映画の名シーンをバックに複数曲を歌う桜田淳子が励むダイエット…。


 くしくも、山口百恵、森昌子の息子たちや、彼女たちの近況が“話題”になっているときと重なり、ワイドショーや女性週刊誌が、まとめて「花の中3トリオ」を話題にしているというワケだ。


 実はワイドショーでは、河合奈保子、三田寛子に菊池桃子の子育てネタから、南野陽子、相田翔子らのなんてことない(!)日常ネタまで、毎分グラフが上がった実績もある。「花の中3トリオ」は、件の後輩アイドルよりは、ずっとビッグネーム。波瀾万丈ぶりも“先輩格”というワケで、さらに数字をもっているのだ。


 桜田淳子が再びワイドショーや女性週刊誌のカメラに追いかけられるであろう4月7日前後は、また「花の中3トリオ」のネタでF2層(35〜49歳の女性)の後半からF3層(50歳以上の女性)らが沸くことは間違いなさそうだ。

NEWSポストセブン

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