フィギュア宮原知子「回転不足」は厳しすぎ? 「全選手を比較検討」したプロの見解は...

2月13日(火)20時42分 J-CASTニュース

フィギュアスケート団体女子SPが行われた(写真はイメージです)

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平昌五輪フィギュアスケート団体で、宮原知子選手のコンビネーションジャンプが「回転不足」と判定されたことが波紋を広げている。


ソチ五輪代表の町田樹氏は、他の選手と比べて「何も遜色はありません」と断言。「堂々と個人戦に臨んでほしい」と語った。



「今ちょっと物議を醸していますが」



2018年2月11日に行われたフィギュア団体の女子ショートプログラム(SP)。宮原選手は冒頭で得点源となる3ルッツ+3トウループのコンビネーションジャンプを跳び、その後大きなミスなく演技を終えた。両手をあげてガッツポーズを見せたが、得点はトップのエフゲーニャ・メドベージェワと12点以上開く68.95点、全体4位にとどまった。宮原選手の表情は硬直し、少し首を傾げたようにも見えた。



テレビ中継で解説した八木沼純子氏(1988年カルガリー五輪出場)は、「コンビネーションのセカンドジャンプが少し足りないかなという風に思うんですけど」と不安をよぎらせていたが、蓋を開ければセカンドだけでなく、ファーストジャンプともどもコンビネーションが「回転不足」だった。基礎点10.30点のところが7.20点に下がり、出来栄えによる加減点(GOE)は−1.20点と大きく下がった。



八木沼氏は12日付の日刊スポーツ(ウェブ版)でも、「セカンドは...? と感じたのですが、確実に回っていたように見えました。本人にもその感覚があったと思います。厳しいジャッジですね」と疑問を隠さなかった。



ソチ五輪シングル5位入賞で現プロフィギュアスケーターの町田樹氏も、12日にテレビ東京で放送された平昌五輪特番で宮原選手の演技に言及。アナウンサーが「SP4位、冒頭のですね」と話したところで町田氏が「今ちょっと物議を醸していますが」と割って入り、冷静な語り口で見解を示した。



「私は昨日の女子SPすべての選手のジャンプのスロー映像を慎重に比較検討した上で言いますが、宮原選手のジャンプ、何も遜色はありません」


その上で、「宮原選手は大きなけがを乗り越えてこの舞台に立っています。五輪の切符をつかんだ全日本選手権では、本当に滑る喜び、プログラムを演じる日本人女性としての強さが満ち溢れていました。この時の気持ちをもう一度思い起こして、堂々と個人戦に臨んでほしいと思います」と太鼓判を押している。



「特定の選手やジャンプだけが厳しく取られたとは言っていない」



こうした発言にツイッターでは



「全選手の事例と照らし合わせてる点が流石です」

「町田さんからの知子ちゃんへのお墨付き」

「許せなかったんだと思う。だからきっと本気で比較検討したんだよ」


といったコメントが続々とあがった。



一方で、この解説について「特定の選手やジャンプだけが厳しく取られたとは言っていない」と冷静に解釈する向きもある。



確かに団体女子SPでは、2位のカロリーナ・コストナー、3位のケイトリン・オズモンドら上位陣も、コンビネーションのセカンドジャンプのみではあるが回転不足の判定と、マイナスのGOEが取られている。そのため「町田氏の『遜色ない』がいつの間にか『回転不足ではない』ことになってるのが驚き。宮原のジャンプは他選手と比べて遜色ないという意味だと思うんだけど」とする声も出ている。



また、日本で「ミス・パーフェクト」とも言われる宮原選手だが、9日の団体男子SPでは米国のエース、ネイサン・チェン選手も普段見られないミスを連発し4位に沈んだ。町田氏は番組で「驚きました」とした上で、今大会のフィギュア団体の競技時間帯に絡め、



「団体戦は米国でのテレビ放送のプライムタイムに合わせて競技を早朝から始めると聞きましたが、元選手の立場から発言させてもらえば、今回のスケジュールは到底受け入れられるものではないです」


とも発言していた。

J-CASTニュース

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