『帝劇 Legacy Collection』始動 劇場の照明&資材を利用した家具や小物を販売へ

2025年2月13日(木)12時18分 オリコン

帝国劇場

 今年2月末をもって、一時休館することが決まった現・帝国劇場。その歴史と想いを未来へつなぐプロジェクト『帝劇 Legacy Collection』が始動する。このプロジェクトでは、劇場の解体時に発生するさまざまなマテリアルを活用し、特別な商品として開発・販売する予定だ。これにより、劇場の一部が新たな形で生まれ変わり、ファンの手元に残ることとなる。

 同劇場は1966年に建築家・谷口吉郎氏の設計により竣工し、半世紀以上にわたり、日本の演劇文化をけん引してきた。東宝が運営するこの劇場は、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『エリザベート』といった大作ミュージカルのほか、『千と千尋の神隠し』『キングダム』『SPY×FAMILY』など、話題作を次々と送り出してきたことで知られる。

 第1弾プロジェクトとして、カリモク家具、ZOZOと協力し、劇場内の客席やロビーの照明、手すりに使われていたトチやマホガニーの木材、希少なスウェーデン産インペリアルレッドの石材などを活用した家具や小物の制作・販売が決定。これらの商品はカリモク家具が製造し、ZOZOTOWN内の「ZOZOVILLA」で販売される予定だ。

 歴史ある劇場の灯を絶やすことなく、新たなステージへとつなげていく「帝劇 Legacy Collection」。今後の詳細については、帝国劇場のクロージング特設ページで随時更新されるとのこと。解体される劇場の一部がどのように生まれ変わるのか、今後の展開に注目が集まる。

オリコン

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