阿部寛、宙に浮く!『空海―KU-KAI―』染谷将太が“幻術”披露
2018年2月14日(水)19時48分 映画ランドNEWS
映画『空海—KU-KAI—美しき王妃の謎』日本公開直前イベントが14日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、染谷将太と阿部寛が登壇した。
「エヴェレスト 神々の山嶺」「陰陽師」などで知られるベストセラー作家・夢枕獏の原作「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を日中共同製作で映画化した本作は、7世紀の中国・唐代を舞台に、日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・沙門空海が、詩人・白楽天(のちの白居易)とともに、首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫るさまを描く。
空海役の染谷将太をはじめ、ホアン・シュアン、阿部寛、チャン・ロンロンらが出演。日本語吹き替えに高橋一生、吉田羊、東出昌大らが名を連ねる。監督を、カンヌ映画祭パルム・ドール、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか数々の受賞を果たし、世界にその名を轟かせる巨匠・陳凱歌(チェン・カイコー)が務める。
中国でオールロケを敢行した本作。チェン・カイコーとのタッグに染谷は「初体験だらけでした。誰も東京ドーム8個分のセット作ろうとは思わないですから(笑)CGではなく本物を作りたいと監督は6年間時間をかけてきたわけですから。本当に贅沢な時間でしたね」と振り返る。
阿部も「スケールが本当に大きいなと。色鮮やかな色彩美で全て作ってる。この完成度ならCGに見られてしまって『もったいないな』と思えるくらい。セット全てが本物のように作られてある」と明かした。
本作で描かれる、あらゆるものに姿を変えられる“幻術”にちなみ、「もし姿を変えられるとしたら?」とのお題が。染谷は「ナマケモノになりたい。彼からしたら本当に怠けているのか。謎なんです。ナマケモノで怠けたいですね(笑)」とコメント。阿部は「染谷くんになりたいですね。この作品の中で堂々とされているし、若い目線で純粋に物事を見てみたい」と笑顔をのぞかせた。
イベントでは、染谷“空海”がいくつかの幻術を披露。中でも、椅子の上であぐらをかいた阿部をそのまま宙に浮かせてみせると、宙でバランスを取ろうとする阿部のリアクションとともに観客からは笑いが起こった。
映画『空海—KU-KAI—美しき王妃の謎』は2月24日(土)より全国東宝系にて公開
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