ロマン・デュリス&エマ・マッキーが語るフランス時代劇の裏側『エッフェル塔』インタビュー映像
2023年2月15日(水)13時0分 シネマカフェ
“パリの顔”エッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルの秘めた愛の物語を描く本作。
この度解禁されたのは、主演のロマン・デュリスとヒロインを務めたエマ・マッキーの2ショットインタビュー映像。数々の作品をこなしてきた名優ロマン・デュリスとフレッシュな新鋭エマ・マッキーが交互に質問に答えている。
はじめにロマン・デュリスが様々な出演作品で培った経験から史実を用いた作品を手掛ける監督たちの共通点に触れながら、今回演じた“ギュスターヴ・エッフェル”について「世界有数の塔を創造した事実に圧倒された」と評し、「(塔の)下に立って見上げると思わず息をのむ迫力だ。観客に説得力があるかが気になるね。僕が作業員を使って、これを建造した男に見えるかと多少の不安があった。でも有名な天才を演じるというのはやりがいのある仕事だよ」と実はエッフェル役を演じるにあたって心の揺れがあったことを教えてくれた。
次にエマ・マッキーは本作の衣装のこだわりとして「時代劇の衣装だけど衣服のすべてが当時のまま再現されているわけじゃない。大筋では時代考証に従いながらも生地はデニムを使っていたりする」という裏話とともに、ギュスターヴの衣装にも言及したうえで、「時代劇の衣装にしてはかなりの解放感だった。型に押し込まれることなく演技できたのはよかった」とスタッフの仕事を賞賛した。
また、ロマン・デュリスは、歴史上の有名人を演じることへプレッシャーを感じなかった理由として、「僕は役者として、チームの一員として映画を作っているんだ。ギュスターヴ・エッフェルもみんなの作品だ」と回答し、「僕は役者にすぎないんだ。役の背後にいるのが心地いい」「僕はギュスターヴを演じただけだ」と俳優としてプロフェッショナルな顔を覗かせる。
さらに、エマ・マッキーは本作がフランス語の映画初出演だったことを、「映画の話が来たのは、フランス映画に出たいと思っていた時期だった」とふり返り、共演のロマン・デュリスへは「人間としても俳優としても、彼の誠実さを尊敬していた」と絶賛。
最後に本作について「エッフェル塔の映画。気になるでしょ!楽しかったし出てよかった」とロマン・デュリスと満足気に笑い合ってインタビューは締めくくられている。
エマ・マッキーが無邪気に自身の身振りをマネする姿に微笑むロマン・デュリスや、互いにうなずき合う様子などから、2人の相性の良さを感じさせる、和やかなインタビュー映像となっている。
『エッフェル塔〜創造者の愛〜』は3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。