【コラム】遠藤舞『好きな自分になるには』~第1回:ダイエットの恐ろしさ~

2月15日(月)17時0分 耳マン

2月19日に初エッセイ『若いカワイイからの卒業』を発売する遠藤舞氏。同氏はアイドリング!!!のメンバー&リーダーとして活躍し、ソロシンガーを経て、現在はボイストレーナーとして活躍中。その傍ら、鋭い洞察力と文才を活かし、noteやTwitterなどのSNSでアイドル時代に自身が体験ことを赤裸々に発信し続け大きな話題を集めています。

そんな彼女の注目の初エッセイの発売を記念し、同書から一部を抜粋したプチ連載を3回にわたってお届けします。


【ダイエットの恐ろしさ】

体重が38キロまで落ちて学校にも行けなくなった

 私は高校生の時(業界に入る前)に家庭に大きな転換期があり、ストレスからなのか摂食障害を患ったことがあった。163センチの身長に対し体重は38キロまで落ちた。大根とほうれん草ばかり食べて、毎日体重が落ちていくのが嬉しかったし、パンパンで悩んでいた顔や大きいお尻も細くなっていって周りから「細いね」と言われるのが快感であり、またカロリーの高い食べ物を食べることに恐怖を感じていた。

 そんな生活をしばらく続けていたら生理が止まった。放っておけばそのうちくるだろうと思っていたら、ずっとこなかった。結局、摂食障害を治すまで8ヶ月生理がこなかった。脂肪も筋肉もないため、風がしみる。冬は越えられないんじゃないかと思うほど寒くて、教室でもマフラーをぐるぐるに巻いていて、やがて自転車に乗れなくなった。

 そのうち寒くて寒くて学校に行けなくなり、単位がやばくなってたまに学校に顔を出すと、あまりにも痩せた私のことを見たクラスメイトに「あの子は病気なんじゃないか」と噂されていたらしい。まぁ精神的な病なのであながち間違ってはいない。

 ある日、ふと「このままでは死んでしまうなぁ」と思った。

 それから健康を取り戻そうと決意。普通に食べられるようになり徐々に体重は元に戻り、生理もくるようになった。

 私は確実に自分の精神状態が自らを殺そうとしていたのを体験したのだ。もうあんな思いはしたくないと思った。

周りの声が届かなくなってしまう前に

 はじめは物事がいい方向へ進むように痩せようとしはじめるが、一度走り出すとどこで足を止めていいのかわからなくなる。そして肉体とともに精神も蝕まれるので、「もうこれ以上痩せすぎないほうがいい」「全然太ってないよ」という周りの声が届かなくなってしまう。

 ストイックな性格の子ほどダイエットにはまりやすいと思うので、どうしても痩せなくてはいけないという人はうまい力の抜き方や自分との向き合い方を適宜指導してくれる方と出会えることを祈るばかりだ。

※遠藤舞 著『若いカワイイからの卒業』〜第5章「アイドルとダイエット」より一部抜粋〜

書誌概要

書名:若いカワイイからの卒業
定価:本体1,500円+税
発売:2021年2月19日

商品情報ページ:
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120345002

PROFILE: 遠藤 舞(えんどうまい)

1988年7月31日生まれ、東京都出身。2006年より、フジテレビの番組から生まれたアイドルグループ・「アイドリング!!!」のメンバーとして活動。在籍中はリーダーを務め、高い歌唱力、トーク力を武器に活躍。2014年からはソロシンガーとして活動し、2017年に芸能界を引退。現在はボイストレーナーとして多くのアイドルグループや歌手に歌唱指導をする傍ら、レコーディングの仮歌、CMのナレーション、オーディションの審査員など幅広いフィールドで活躍中。鋭い洞察力が発揮されたnote、Twitterの投稿も人気を博している。

耳マン編集部

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