「私が勝てていれば100点」永瀬拓矢監督代行が率いる関東Bが快勝!北海道・東北破り1位決定戦進出/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年2月16日(日)9時30分 ABEMA TIMES

 全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ1回戦第2試合、北海道・東北 対 関東Bが2月15日に放送された。永瀬拓矢九段(32)が監督代行を務める関東Bは、序盤からエンジン全開!ステージ1で大きくリードすると、ステージ2で通算5勝1敗と勝負を決め切った。快勝の関東Bは、1位決定戦へ進出。北海道・東北は2位決定1回戦へ回ることとなった。

【映像】関東Bが初戦勝利を決めた瞬間

 “これぞチーム力”という内容で、関東Bが快勝を飾った。監督の渡辺明九段(40)が脚部の怪我治療に専念するため無念の欠場となったチームだったが、監督代行を務めることになった永瀬拓矢九段(32)のもとに団結。エースの伊藤匠叡王(22)、中村太地八段(36)、追加招集となった高見泰地七段(31)がそれぞれ勝ち星を挙げ、チーム勝利に貢献した。

 全員が一巡するステージ1を終えた時点で、関東Bは4勝1敗。屋敷伸之九段(53)率いる北海道・東北を圧倒した。苦戦の中で唯一勝ち星を挙げたのは、宮城県仙台市出身でプロ入りしたばかりの山川泰熙四段(26)。永瀬監督代行から大きな一勝をもぎ取り、ステージ2へと望みをつないだ。

 そんな中で最も活躍を見せたのは、関東B最年長の郷田真隆九段(53)だ。初戦で新鋭・岡部怜央四段(25)との熱戦を制しチームに流れを導いたほか、第6局では山川四段との相掛かり戦で隙のない快勝譜を披露。超早指しのフィッシャールールでキレッキレの将棋を見せつけ、チームの勝利を決めて見せた。

 5勝1敗で初戦を制した関東B・永瀬監督代行は、「一巡目は4勝1敗で、監督が敗れるという理想的な展開でした(笑)。7割くらい“オーダー勝ち”できたと思います。私が山川さんに勝てていれば100点でした」とコメント。初の監督業は及第点となったようだ。向かうは予選突破をかけた1位決定戦だ。「ひとりひとりが1勝を挙げて二巡目に移れることが理想。団体戦なので相手のエースを叩けるかどうかは大きい。そのあたりを加味していきたい」と狙いを定めていた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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