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『東京タラレバ娘』アラサー女は勝手に逃げることも許されないのか?/第五話レビュー

messy2月17日(金)0時0分
画像: 『東京タラレバ娘』Instagramより
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『東京タラレバ娘』Instagramより

 WEBサイト『ザテレビジョン』(KADOKAWA )の「視聴熱ランキング」(SNSや独自調査を合算し、今熱い番組、人物、言葉を集計したもの)ドラマ部門において、2月10日に1位を記録した『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。15日放送の第5話の視聴率も11.5%と前回より0.1ポイント上昇し、11%台をキープしたまま折り返し地点に突入です。

 今回は山村紅葉扮する占い師に、3人揃って男関係の現状をすべて言い当てられ、ズタボロになるシーンから始まりました。「いつも高級アイスを食べてる男でも、たまーに昔好きだった棒付きアイスが食べたくなる」と都合の良い女の域を越えてると指摘された香(榮倉奈々)、「あんたみたいにしっかりしてそうな女ほど引っかかる」と不倫解消を促された小雪(大島優子)、「男運も金運も完全に切れてる!」と恋も仕事も失っていることに気づかされた倫子(吉高由里子)。あれ? 先週の温泉で、香と小雪は「吹っ切るぞー!」って意気込んでませんでしたっけ? まあ、一応今回の香は涼ちゃん(平岡祐太)から延々届くLINEを未読スルーし続け(涼ちゃんの根性というかスルーに傷つかない鈍感力もすごい)、小雪も丸井(田中圭)の着信を無視したりと、どうにかシャットアウトしています。

 ひとりだけ何の解決策もない倫子は途方に暮れていました。しかし、見た目は高スペック、趣味は倫子と同じく映画とお酒というバーテンダー・奥田(速水もこみち)に出会い「運命の出会いキタ!!!」と一瞬で惹かれます。トントン拍子でデートが決まり、向こうから告白されてお付き合いをスタートさせました。

 というのも、倫子はめちゃめちゃ弱っていたのです。

 その数日前のこと。早坂さんから突然『恋するシーズン』の脚本家が倒れ、数名の脚本家の中からコンペ形式でピンチヒッターを探すことになったと連絡が入ります。仕事のない倫子はもちろん引き受け、夜なべして必死に頑張るのですが、あえなく落選。

 さらに、まだ結果がわからない段階でKEY(坂口健太郎)に遭遇した際、自分の書いた脚本に自信のあった倫子は「ピンチはチャンスですから♪」とルンルン。そんな倫子に、案の定KEYは釘を刺すんです。

「でもピンチヒッターが空振りしたら、二度とチャンスは回ってこないんじゃない? むしろチャンスはピンチかも」

 そこで早坂さんから落選の電話が入ったわけです。「アンタの言うことはいつも正論。でも知ってる? 正論って人を傷つけることもあるんだよ」と泣きながらサンドイッチを頬張る倫子に、さすがのKEYも「ごめん」と謝って去るのですが、ともかくここまで倫子はズタボロだったわけなんです。



 癒やされたくて、奥田の店に足を運ぶ倫子。奥田は歓迎してくれた上に「もしかして疲れてる?」とクレームブリュレを出してくれます。さらに「お肉食べて元気だして」と赤提灯のホルモン屋に連れてってくれます。弱ってる時にこんな優しくされたら惚れてまうやろ。

 奥田と別れた後、またまたKEYに遭遇します。会いすぎなことはさておき、KEYに「仕事諦めんの?」と聞かれ、「辞めちゃうかも」と答える倫子。KEYは「逃げるんだ」「傷つけよ、死ぬわけじゃないし」とまたしても手厳しい言葉を投げてきます。倫子は「死ぬわけじゃないけど、受けるダメージは知ってる」「私だってもっと楽に生きたい。もう疲れちゃった」と正直に言い、彼氏ができたことを報告した上で「アンタの言う通り逃げてるだけかもしれないけど、行き詰まった時に現れたんだから逃げたっていいじゃん。どこにも逃げ道がなかったら生きてけないよ」と言って去るのです。

 『東京タラレバ娘』は“倫子たちがKEYに「鋭く」「痛い所を」指摘されて「正しい道」に気付かされる”というストーリーで進んでいきますが、一般的なアラサーの多くは正論なんて理解しています。わかった上で、核心は一旦置いといて、笑ってくれたり、馬鹿なこと言い合える相手とお酒を飲みたいし、会いたくなるんです。ゲラゲラ笑って日頃の疲れを取りたいんですよ。気の置けない友人との女子会は癒しです。正論を振りかざして否定ばかりしてくる人と共有する時間ほど苦痛なものはありません。そんな人(KEY)とたくさん遭遇しちゃう倫子には、ただただ同情です。

 ちなみに。倫子と別れた後にはKEYの回想シーンに入り、「まさか独身のまま死んじゃうなんて。夢だったのにな、お嫁さんになること」と嘆く入院中の女性に、「先生の夢、俺に叶えさせてよ。本気だよ」と詰め寄ります。そんなKEYを「鍵谷くんを現実から逃げるために利用するみたい」と拒否するのですが、「それでも良いから、俺が貴女の逃げ道になる」と抱きしめていました。KEYだって訳ありなようです。



 かたや小雪と香。2人で呑んべえにて幸せになった倫子を羨む小雪のもとに丸井から「会って話がしたい、今表にいる」というLINEが届き、店を飛び出します。謝る丸井に、嫁のSNSを見てすべてを知ったこと、「怒ってるとかじゃなくて、やめたほうがいいですよね、こういうの」と伝えた小雪に、丸井は「傷つけるかもしれないけど、一緒にいたいって思っちゃって。これ以上傷つけたくないから、もう会わないほうがいい……」と言いました。これでお別れかな、と思いきや、小雪からキスしちゃいます。「馬鹿、嘘つき、大っきらい」と抱きしめ合って燃える2人。これを見ていた香もまた気持ちが高ぶり、放置していた涼ちゃんからのLINEを開いてしまうのです。

 「現実と向き合わなくても、逃げる場所があるなら逃げていいんだ」「その先に何があるかわからないけど、今は目先のことだけ考える」「明日どうにか行きてくために」「私の幸せはきっとここにある」と自身に言い聞かせているような倫子のナレーションが流れて終了しました。

 次週予告では、倫子は結婚宣言、小雪は丸井と手を繋いで歩いており、香は涼ちゃんに抱きしめられていました。倫子はともかく、小雪と香がまた振り出しに……そう簡単に抜けられないのが不倫とセカンド女なのでしょうね。南無。

(ドラマウォッチ:ナチョス)

『東京タラレバ娘』レビューはコチラから!

・『東京タラレバ娘』ドラマ化で数々の重要な設定を変更したのはナゼ?/第一話レビュー

・『東京タラレバ娘』ラブシーンに発狂者続出も、幼稚なセックス観に胸焼け/第二話レビュー

・『東京タラレバ娘』不倫、浮気、ワンナイトの男にハマってる女に正論は通じない/第三話レビュー

・『東京タラレバ娘』女の友情で絶対にやってはいけないこと/第四話レビュー

<そのほかのドラマレビューはこちら>

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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア