あのブラック企業に“洗脳”され社畜に!? アニオタおなじみ“金田パース”も『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』第7話

2月17日(金)16時0分 おたぽる

『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』公式サイトより。

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 秋葉原を舞台に笑いあり涙あり、脱衣シーンもありありの物語が繰り広げられるアニメ『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』(TOKYO MXほか)。2011年から株式会社アクワイアより展開している“AKIBA'S TRIP”シリーズを原作としてオリジナルストーリーが展開する本作を、今回も愛で肉体の限界を越えるオタクの目線でレビューしていこう。

 まずは第7話「無理というのはウソつきの言葉」のあらすじをご紹介。主人公、伝木凱タモツ(CV:石谷春貴)はある日、妹のにわか(CV:高野麻里佳)が大事にしているフィギュアを不注意で壊してしまう。その弁償のために居酒屋でバイトを始めたタモツは、職場の異様な空気に当初は困惑するものの、激務を従順にこなしていく——。

 冒頭ではフィギュアやカメラがフィーチャーされたが、今回はまさかの“労働”がテーマだ。“朝礼で「今日の目標を言わせてください」と土下座”、“長時間労働の報酬として「ありがとう」と書かれた紙が給与”、“頬がこけるほどやつれているのに目が不自然に輝いているインタビュー記事”など、一時期ネット上を賑わせた飲食業のブラックな部分をネタにする強気の姿勢が見られた。しかし、そんな社会派な物語を展開しつつも、脱ぐときは脱ぐのがこのアニメ。各キャラクターの活躍(脱衣)を中心に、細かな小ネタにも注目していこう。

■人質作戦によりされるがまま!? 下着はもちろん見どころいっぱいのヒロインたちに注目!

 今回まず注目したいのは、ワーカホリックに陥ったタモツを正気に立ち戻らせたにわか。全編を通してお兄ちゃん大好きっ子っぷりが伝わるエピソードとなっていたものの、顔面をバットでフルスイングし自らダウンさせたタモツに「しっかりして!」と声をかけるシーンには思わず笑ってしまった。終盤では敵に捕まってしまいピンチを招くも、タモツの手により可愛らしいイチゴ柄のパンツを披露しつつ事なきを得た。幼さの残る彼女らしいチョイスがじつにグッド!

 万世架まとめ(CV:高橋李依)は今回の戦闘シーンにおいてバット一本でメイドさんたちの衣服を剥ぎ取る離れ業を披露。しかし、身動きを封じられた際に長々と胸を揉まれる事態に。そこから衣服を剥ぎ取られた瞬間の恥じらいに満ちた表情は必見!

 有紗・アホカイネン(CV:長久友紀)はクマやグレイ(宇宙人)の着ぐるみ、チアガールに下着姿、ラストではメイド服と今回も数多くのコスチュームを披露してくれた。ボディラインがくっきり出たグレイに目を向けたくなるところだが、注目すべきはチアコスにあると筆者はみる。

 今回有紗は、洗脳された一般人を無効化するため怒涛の蹴りを繰り出すが、なんとこのシーンのみ両腕にトゲ付きの腕輪をしている。これはおそらく第5話でコラボを果たした『ストリートファイター』シリーズの春麗の意匠。とすれば繰り出した技は、春麗の必殺技“百裂脚”となる。この細やかでニクい演出はまさに本作の魅力、目を皿のようにして鑑賞したくなる所以と言えるだろう。

 そして、職場の先輩のひとり、祝日土働(CV:原紗友里)も要チェック。朗らかな笑みや背中に寄りかかるなどのコミュニケーション、失敗を恐れるタモツへのまっすぐな激励や抱擁などなど魅力的な描写が満載。そんな彼女はピンクのフリルとリボンが可愛らしい上下セットの下着を着用、激務をこなしながらオシャレにも気を遣っているあたり、まさに“デキる女”といったところ! こんな先輩が職場にほしい……。

■アニオタに刺さるマニアックな小ネタも多数登場!

 最後に、今回描かれたアニメ業界ネタをいくつかピックアップ。冒頭でタモツが発言した“金田パース”は、映画『宇宙戦艦ヤマト』や『風の谷のナウシカ』など数多くのアニメ原画制作に携わったアニメーター、故・金田伊功氏が用いた“意図的にパースを歪ませてダイナミックな絵をつくる”という技法だ。

 数々のアニメのアクションシーンで威力を発揮したこのパースをはじめ、ビームや爆発に、丸と十字で作られる誇張的エフェクト表現をほどこす“金田エフェクト”や、光の反射によるフレア現象を円形を重ねることで極端にデフォルメした“金田光り”など特徴的な演出方法を生み出し、多くのファンを生んだ。

 ほかにも、「大張調で……」と、現在もロボットアニメを中心に“オーバリズム”とも呼ばれる魅力的なアニメーション絵を世に送り出すアニメーター・大張正己氏を想起させるワードも登場。ニヤリとした作画マニアもいたのでは?

 また、オークションを高騰させた富豪の住まう高層ビルは、アラブ首長国連邦・ドバイに建つ「ブルジュ・ハリファ」がモデルだろう。ドバイでは「ミドルイースト・フィルム&コミコン」という日本におけるコミケのようなイベントが開催されており、オタク文化に傾倒した“石油王”も実際にいる。タモツが遭遇した状況は、絶対にないとは言えないのだ。

 現代社会への風刺をまじえつつ、心あたたまる兄妹の絆が描かれた第7話。有紗の過去にまつわるエピソードが展開する次回は、ストーリーはもちろんアクションシーンにも期待がかかる!
(文/イデア)

おたぽる

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