菜々緒に続け! 「悪女優」演技で新たな路線を切り拓く女たち

2月18日(木)10時0分 メンズサイゾー

 自らの欲望に忠実で、時に周囲を翻弄する悪女。映画やドラマには欠かせない役どころにもかかわらず、ハマリ役とした有名女優はあまり多くない。しかし、ここ数年で凄みのある演技を得意とする「悪女優」が注目されつつあるようだ。


 現在のドラマ界で「クイーン・オブ・悪女優」の名をほしいままにしているのは、何といっても菜々緒(27)だ。172センチの長身に股下85センチの美脚、9頭身のスタイルを誇るルックスを武器に、女優やモデルとして活躍していた。しかし、以前は決して好感度の高いタイプではなかった。T.M.Revolution西川貴教(45)との熱愛報道が出れば売名行為と受けとられ、SNS上でアンチとバトルを繰り広げることも多く、ネット上では「見た目だけ」「自分大好き系」など辛辣な意見が目立つ時期もあった。


 そのイメージが一変したのは、2014年に放送されたドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)だ。菜々緒は、主演の沢尻エリカ(29)を目の敵にする超ドS系悪女を演じ、男性ばかりでなく世の女性たちをも魅了。2015年のドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(同)では冷酷な整形美女殺人鬼を演じ、悪女優としてさらなる高みへと上り詰めた。現在では、バラエティ番組出演した際、「日本一悪女が似合う女優」と紹介されるほどだ。


 そんな菜々緒に続くのではないかと注目を集める女優がいる。現在放送中の連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系)に出演している水川あさみ(32)だ。


 水川が演じているのは、主人公のルームメイト。自己中心的な性格の持ち主で、気まぐれに男性を誘いながらも、実は孤独感や寂しさに苛まれているサークルクラッシャー的な要素をもったキャラクターだ。この水川の演技に対しては、ネット上に「見ていて最高にイライラする」「超腹が立つ」などの書き込みが相次いでいるが、それこそまさに悪女優の名にふさわしい反応といえるだろう。


 また、私生活におけるイメージを女優業に生かしているのが紗栄子(29)だ。


 2007年にメジャーリーガーのダルビッシュ有(29)と結婚し、ふたりの男児をもうけながら2012年に離婚した紗栄子。この際、多額の養育費を要求したと報道され、世間から猛烈なバッシングを浴びた。そして2015年秋には、総資産2000億円以上と言われる超セレブ社長の前澤友作氏との交際を発表。このとき彼女は月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系)に出演中で、しかも役柄は色目を使って優良企業に勤める男を誘惑する王道の悪女だった。プライベートでの"実績"を持つ彼女は、劇中でもリアリティのある演技を見せ、視聴者からは「天性の悪女」といった声も上がった。


 そして、AKB48の元メンバーで、オバカキャラとして人気の川栄李奈(21)も悪女優のダークホースとして注目を集める。


 視聴者からの投稿をもとにした再現ドラマが評判の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)で、川栄は「デート中でもスマホを手放さないスマホ女」や「人の彼氏ばかりを狙う最低女」などを好演。ショートドラマで見せた小憎らしい姿は話題を呼び、一部メディアが「AKBグループの卒業生でも指折りの演技力」と伝えるなど、親しみやすさも感じさせる悪女ぶりは、ほかの女優には出せない味と絶賛された。


 悪女優にもさまざまなタイプがいるが、パブリックイメージが悪くなるという理由からか、悪女役を避ける女優は多い。しかし演技の幅を広げるという点のみならず、女としての色気が増したり、普段の素顔とのギャップがウリになるなど利点もある。今後も、見るものを魅了してやまない「悪女優」たちが続々と現われてくれることを期待したい。
(文=ニシカワタマミ)

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