梅まつりとのコラボも実施! 都心から会いに行ける刀・水戸の燭台切光忠が今アツい!!

2月18日(木)18時0分 おたぽる

「燭台切光忠」(茨城県水戸市・徳川ミュージアム)

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 従来のPC版に加えて、モバイル版も3月にリリース予定の人気オンラインゲーム『刀剣乱舞』(DMMゲームズ)。歴史ある名刀を擬人化した「刀剣男士」たちを育てて戦う育成シミュレーションゲームだ。刀剣男士たちの元ネタ(?)となった刀剣の中には、現存しないものもあり、現存するものも多くは博物館などにほかん収蔵され、公開時期が限定されていたり、原則非公開となっている刀剣も多い。

 そのため、“人気刀剣男士”の元ネタ(?)となった刀剣が展示されるとなると、推しの刀剣の実物を一目見ようと遠出するファンも多い。そんな『刀剣』ファンたちの熱い注目を集めているのが、茨城県水戸市・徳川ミュージアムで展示されている刀剣「燭台切光忠」だ。徳川ミュージアムの隣にある日本三名園のひとつ、偕楽園では2月20日から「梅まつり」が開催され、燭台切光忠とのコラボ企画も予定されている。梅まつり直前の現地からレポートを伝えたい。


■ゲーム上は「太刀」だが、展示では「刀」の燭台切光忠
 燭台切光忠(刀剣の方。以下「刀」)は鎌倉時代の備前国の刀工光忠が制作したとされる刀だ。水戸徳川家が所有するまでは諸説あるが、戦国時代は伊達政宗の元にあったものを、水戸徳川家二代目・徳川光圀(黄門様)が欲しがり、譲ってもらったとも言われている。関東大震災にともなう火災に遭ってしまったが、昨年4月に徳川ミュージアムが現存を発表。一般の刀剣・歴史ファン、『刀剣乱舞』ファンを喜ばせた。

 そんな燭台切光忠(刀)が展示されている徳川ミュージアムは、水戸駅からバスで20分ほど。入館料は1100円(展示室が二室開室の場合)。入場券にはやはり葵の紋所が印刷されておりテンションも高まる。

 燭台切光忠(ゲームの方、以下「ゲ」)は『刀剣乱舞』のゲーム上では「太刀」に分類されている。『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士は短刀、脇差、打刀(うちがたな)、太刀、大太刀、薙刀、槍の刀種があるのだが、刀身の長さが刀剣男士の身長や見た目の年齢に反映されている。例えば、短刀の見た目は小学生くらいだったり、薙刀や槍はガッシリとした体格にデザインされているのだ。

 打刀と太刀は見た目の年代は似ているが、太刀の方がゲーム上では「動きは遅いが守備は堅い」系で、そのためか体もがっちり、大きめにデザインされているケースが多い。燭台切光忠(ゲ)も胸板厚めなお兄さんだ。よって勝手に燭台切光忠(刀)はでかいのだろうと思っていたが、実物は案外華奢だった。写真は前に見たことがあったが、やはり実物を見ると一気にサイズ感がつかめる。

 なお、徳川ミュージアムでの燭台切光忠(刀)のパンフレット(200円)では、燭台切光忠(刀)は「太刀」ではなく「刀」と記載されている。刀とは「打刀」のことを指す。太刀は打刀より長く、また、馬上戦で使う太刀は刃を下にして腰に吊るすのに対し、打刀は刃の部分を上にして腰帯に差す。燭台切光忠は、ゲーム上は「太刀」だが、実際には「刀(打刀)」なのだ。

■「こいつは兄弟だ」オタク同士、言葉のいらないテレパシー
 私が徳川ミュージアムに行ったのは平日の昼間だったが、2時間ほどの滞在でおそらく目当ては燭台切光忠と思しき女性を4人見かけた。それぞれが1人で来ていた。「実物を前に感極まって泣いている」などの劇場型な反応は誰一人なかったが、「たぶんこの人もそうだな……」という感覚は同士にはわかる。オタクには「あるある」な感覚だろう。なお、土日だと燭台切光忠(刀)の周辺に人だかりができることもあるという。

 ミュージアムには印籠をはじめとした黄門様アイテムも充実しており、燭台切光忠(ゲ)目的以外で来ている一般の観光客も多い。水戸在住の何人かに、おすすめ観光スポットを聞いてみたところ、「偕楽園と……、あと偕楽園とか……」といった奥ゆかしい回答が多く、貴重な名所である偕楽園横の徳川ミュージアムは「せっかくここまで来たんだし、見とくか」と観光客が多く訪れやすいのだろう。

 さらに今年は梅まつりと燭台切光忠(刀)とのコラボ企画も予定されている。偕楽園内の梅まつり本部で、期間(2/20〜3/30)中の対象施設の半券を2枚提示することで刀剣乱舞とコラボした「梅まつり限定 燭台切光忠ポストカード」1点、半券が3枚であれば2点プレゼントするというものだ。カードのデザインは2月14日現在でまだ公開されておらず、焦れている人も多いことだろう。

 そのうえ、徳川ミュージアムでは燭台切光忠(刀)などの写しを制作する「刀剣プロジェクト」を進めており、梅まつりの時期に合わせ発売される「梅香 百年梅酒 燭台切光忠」の収益の一部を刀剣プロジェクトに寄付されることも告知されている。また、燭台切光忠(刀)の展示は3月30日まで。120回を迎える歴史ある梅まつりだが、今回は史上最多の来場者数をマークするのではないだろうか。ちなみに東京では3月13日(日)には大型同人イベントHARU COMIC CITYが開催される。前日の3月12日は語り継がれる一日になるかもしれない。

「東京に来たんだしせっかくだからディズニーランドにも」の感覚で行くには水戸はかなり遠いが、同人誌を買うために全国からビッグサイトに集結する機動力のある人間にとって、ましてや燭台切光忠(ゲ)が推しなら東京〜水戸など近所だろう。健闘を祈る、と参加予定者と水戸市関係者に伝えたい。
(文/石徹白未亜[http://itoshiromia.com/])

おたぽる

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