深見東州、アワビ芸が大ウケで同志社大では今も伝説の人物

2月19日(日)16時0分 NEWSポストセブン

ワールドメイト・リーダーの深見東州氏

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 宗教団体「ワールドメイト」代表である深見東州氏(65)が経営する予備校「みすず学苑」といえば、歴史上の偉人に扮したモデルによる独特のユーモラスな広告でも知られている。そして深見氏は、みずからが歌唱を披露する日本武道館で単独公演を行ったこともあるエンターテイナーでもある。ジャーナリストの池田道大氏が深見氏に、その独特のユーモア感覚の源について聞いた。


──独特のユーモア感覚はどこで身につけた?


深見:同志社大学ESS(イングリッシュ・スピーキング・ソサエティー)の代表時代、イベントの出し物でギャグを磨きました。ウルトラマンが質問に答える“ウルトラマン問答”や股の間から顔を出す“アワビ芸”が大ウケして、今も伝説の人物として語り継がれていると聞きます。1993年にワールドメイトがマルサの国策捜査(*1)を受けた後は、“宗教は閉鎖的で暗くて反社会的”というイメージを覆すため、七福神のコスプレで記者会見しました。


(*1/1993年、ワールドメイト(当時名称コスモメイト)に、東京国税局査察部が査察に入る。当時、同団体は宗教法人格の認可を申請しようとしていた。国税はそれを、企業活動も行っていた深見氏の「税金対策」と推測。だが不正蓄財の事実はなく、捜査は不発に終わる)


『顔がヤギに似ていたからスケープゴートにされました』と言ったら、会場がシーンとしてね(苦笑)。その後、国税とは13年かけて戦い、完全無罪を勝ち取りました。


──安倍首相など大物政治家とも親しいが、政治と宗教の距離感をどう考える?


深見:私が高校2年の時、父親が兵庫県議会議員に落選して大変つらい思いをしたから、落選議員を応援している。神道なので基本は右寄りだけど、野党が頑張らないと権力が暴走するのでそちらもサポートしています。ただし、宗教家がイデオロギーを口にするのは争いの元。私自身は具体的な政策論争に立ち入りません。


──今の時代、新宗教に求められるものとは?


深見:孤独に苦しむ現代人にどう幸せや夢や希望を与えるか。NHKの『無縁社会』(*2)を見ていても議論に宗教や信仰が出てこなかった。人間の苦しみや悲しみに寄り添い、共有し、救うのが本来の宗教の役割です。オウムで信頼を失った新宗教ですが、弱い立場の者を救済するという社会的役割は変わらない。今後も“明るく楽しく新しい宗教”路線は貫きますが、信者と悲しみを分かち合うことも忘れてはいません。


(*2/2010年から始まったNHKのドキュメントプロジェクト。人と人とのつながりの「希薄化」を多角的に検証した。)


●ふかみ・とうしゅう/1951年、兵庫県生まれ。同志社大学経済学部卒。その後、西豪州で創造芸術学修士、中国の清華大と浙江大で文学博士号を取得。母が信仰していた世界救世教に幼年期から親しみ、浪人中に大本教に転向。大和ハウス勤務を経て、1977年に開祖植松愛子氏と出会い、25人の弟子と同教団の礎を築く。1978年「三十鈴」を設立(「みすず学苑」を運営)。1984年、同教団前身の「コスモコア」を設立。教団代表を務める傍らオペラや書道など多彩な活動を展開。生涯独身を貫く。


【ワールドメイト】神道系の宗教団体。本部は静岡県伊豆の国市。会員数は約7万7000人。伊勢神宮参拝など伝統の神事にちなんだ活動のほか、お盆の灯籠流しや花火大会などエンタメ色の強い行事も開く。入信にあたっては月会費2500円、準会員1200円。2012年に宗教法人格を取得した。


※SAPIO2017年3月号

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