ニッポン放送「無料カジノ」広告に声明 オンラインゲーム広告放送も削除 今後は「考査基準をより厳格化」
2025年2月19日(水)9時5分 スポーツニッポン
ニッポン放送は18日、ラジオ内で「オンラインカジノ」につながる可能性のある広告を放送していたとする指摘を受け、公式サイトを通じて声明を出した。これまでは「カジノ無料版」と題する広告を放送していたが、現在は削除。今後は「考査基準を厳格化する」と発表した。
オンラインカジノを巡っては、吉本興業所属のタレントがオンラインカジノで賭博をした疑いで、警視庁から任意で事情聴取を受けたことが明らかとなっている。一方で無料版オンラインカジノの広告はネットを中心に散見され、ラジオ内でも放送されていた。
ニッポン放送は「弊社は、国内外問わず『有料オンラインカジノ』の広告は放送の実績がありませんが、『カジノ無料版』などのタイトルで運営されている無料オンラインゲームの広告については、弊社考査基準内で放送の実績があります」と説明。「そして、弊社の考査基準では、オンラインカジノを運営している法人の広告は排除し、あくまでも無料オンラインゲームとしての広告のみとし、さらに無料オンラインゲームのWEBページから有料カジノサイトに誘導しないものであること、『スロット』などギャンブルを想起させるゲームを例に出さないこと等を条件として定めていました」と、従来の考査基準を公表した。
だが昨今の情勢を鑑みて「この考査基準に従って判断してきましたので、海外の有料オンラインカジノの広告を行ったことはございませんが、このたび、弊社のCMから『海外の有料オンラインカジノにたどり着いた人もいるかもしれない』等のご指摘をいただいたことから、より万全を期すために、WEBやSNSの過去投稿等を削除しております」と報告。「今後は、考査基準をより厳格化して運用してまいります」と呼びかけた。