中居正広、次世代トップ芸人たちのカリスマ化!?

2月20日(金)10時0分 メンズサイゾー

 日本には約1万人の芸能人がおり、そのうちテレビをメインに活動しているタレントは数百人程度だといわれている。デビューにこぎつけるだけでも大変な芸能界だが、さらにその中でテレビ界に進出するには計り知れない努力と運がいるのだろう。もちろん、すべての芸能人の目標とはいえないが、多くのタレントにとって、どんなメディアよりも身近で華やかな印象のあるテレビは憧れの舞台に違いない。そして、そんなテレビ界で長きに渡りひときわ輝き続けているのがSMAP中居正広(42)だ。


 1991年にアイドルとしてデビューした中居は、瞬く間にスターダムに駆けのぼるとバラエティ界にも進出。国民的アイドルのリーダーとして存在感を発揮しつつ、司会業に積極的な姿勢を示すと単独での冠番組などを持つなどで活躍の場を広げた。そして1997年に初めてNHK『紅白歌合戦』の司会に抜擢。これまでに計6度大役を務め、NHKのアナウンサー以外の男性タレントとして最多記録となっている。まだ42歳という年齢を考えれば、今後も記録を伸ばすことだろう。


 国民的な人気と知名度を誇る中居は当然ながらバラエティ界でも大活躍。BIG3と呼ばれるタモリ(69)、ビートたけし(68)、明石家さんま(59)は健在だが、『紅白』の司会に起用されていることからもわかるように、中居の場合は彼らよりも幅広い層から支持されている。トップアイドルとして20年以上活躍しながら、個人でテレビバラエティの冠番組を3本持っている中居の存在感はBIG3を凌ぐともいえるだろう。


 そんな中居は近年存在感を増しつつある中堅若手芸人からも絶大な信頼を寄せられている。


 11日深夜に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)には、これまで中居のサブMCとして出演経験のある陣内智則(40)、柴田英嗣(39)、山里亮太(37)、綾部祐二(37)、若林正恭(36)、向井慧(29)といった次世代を担うトップ芸人たちが勢ぞろい。その冒頭で以前同番組のウラ枠に出演した経緯から一時期出演を控えていた山里に対するドッキリが仕掛けることになると、そこで中居は大きな包容力を見せた。


 突然スタジオに連れて来られた山里に厳しい視線を向ける中居。事態が飲み込めぬまま歩み寄ってくる山里を中居は静かに見つめ続ける。そして次の瞬間、中居は「おかえりー!」と叫びながら山里を抱擁する。ウラ番組に出るという不義理をしながらも、熱烈な歓迎を受けた山里は涙を浮かべて「幸せすぎる...」とポツリ。ドッキリという方法で復帰できたことも芸人冥利に尽きたことだろう。その一部始終に触れた芸人たちも感動したようで、「これは嬉しい」「最高だな」と口をそろえていた。


 このサブMC特集は翌18日の回にも放送。第2部では中居と芸人たちによるバラエティにおけるMC論が展開された。それぞれの経験をもとに芸人たちが独自のテクニックを披露する中、中居の番が回ってくるとスタジオは妙な空気に。中居がMCのモットーを語り始めると、それまで終始笑顔を浮かべていた芸人たちが、ひと言も聞き逃すまいと身を乗り出していた。


 「苦手な人を作らない」ことがMCとして重要なことではないかと話す中居。先輩だろうと後輩だろうと同じように接することが番組を盛り上げることにつながると主張する中居の言葉に芸人たちは深くうなずく。そして、これまでの中居の言動を振り返ったVTRが紹介されると、そこには大御所にも鋭くツッコみ、後輩タレントと子どものようにじゃれあうしゃがれた声の男が映しだされる。改めて中居の姿を目にした芸人たちは感心しきりで溜め息をもらすばかりだった。


「現在のお笑い界には、いまだにさんまさんやたけしさんなどの大御所たちが健在。とんねるず、ダウンタウンといった第三世代もおり、その下には、くりーむしちゅー、さまぁ〜ず、雨上がり決死隊のミドル3がいます。ここ1、2年の間、有吉弘行さん(40)や後藤輝基さん(40)が活躍の場を広げていますが、ようやくといった印象です。さらに若い芸人が個人の力で抜け出そうとしても、しばらくは難しいでしょう。人気と実力があっても番組の数には限りがあるため、実績のある先輩を押しのけるのは至難の業です。


 今回、中居さんの番組に出演した芸人たちも、そうした現状に頭を悩ませていると思います。しかしいくら自分ひとりが頑張っても周囲の環境は簡単には変えられません。そんな状況にある彼らにとって、少し年上の中居さんがバラエティ界で大御所クラスの存在感を放っていることは驚嘆すべきことでしょう。そして同時に強い憧れを抱いていることだと思います。未来のバラエティ界を担う若手たちにとって、中居さんはカリスマのような存在なのかもしれませんね」(お笑い関係者)


 アイドル出身で純粋な芸人といえない中居。それでも彼は若い芸人たちに多大な影響を与える。『ナカイの窓』には中居の薫陶を受けた次世代のトップ芸人たちがそろっていた。そんな彼らはやがて活躍の場を広げることだろう。そしてそのころ中居はいったいどんな顔をしてテレビに出ているのだろう。稀代のタレント・中居正広の未来は、およそ想像がつかない。
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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