芸能記者がSMAP騒動の真相を本音で語る! ケイダッシュの暗躍、翻弄された飯島マネ、キムタク静香の裏切り...

2月21日(日)23時10分 LITERA

A/スポーツ紙芸能デスク B/芸能ライター C/スポーツ紙J担記者 D/週刊誌記者 



SMAP独立の引き受け先はやはりケイダッシュだった!


──SMAP解散報道から1カ月経ちましたが、今回の騒動は、たんにSMAPというアイドルグループがどうなるかという話だけではなく、芸能プロダクションの前近代的なタレント支配、テレビ局と芸能界の不透明な関係、スポーツ紙、週刊誌といった芸能ジャーナリズムの限界など、いろんな問題が浮き彫りになりました。そのあたりを改めて総括・検証しておきたいと思い、みなさんに集まってもらったんですが。


A 情報もかなり錯綜したしね。ジャニーズ事務所の大本営発表しか流さない芸能マスコミに対して、ネット情報は出所不明で、何が本当かわからない状態だった。一度、事実関係と報道の舞台裏を整理しておくのもいいかもしれない。


B じゃあ、最初からいこうか。第一報は1月12日深夜に出回った13日付けの日刊スポーツとスポーツニッポン。ただ、実際は14日発売の「週刊新潮」(新潮社/1月21日号、以下「新潮」)のスクープだったわけですよね。「新潮」から取材を受けたジャニーズ事務所側がスポーツ紙にリークしたという......。


C 表向きは「新潮」の動きを知ってジャニーズにあてたら認めた、という話になってるけど、真相はそういうこと。「新潮」はメリー喜多川副社長が飯島(三智)マネージャーとSMAPをパワハラで追い詰めたという前提で取材していたため、ジャニーズはスポーツ紙に先に情報を出すことでそれを打ち消そうとしたんだろう。実際、ニッカンとスポニチは最初から「新潮」と真逆で、飯島さんと中居ら4人が造反したというトーンだったし。


D 一方、「新潮」のネタ元は、飯島氏サイドじゃないかと言われてる。記事が飯島氏に擁護的だったうえ、当事者しか知り得ない内部情報もあった。そのため独立問題で暗礁に乗り上げ、にっちもさっちもいかなくなった飯島氏が、「新潮」を使って起死回生を試みたんじゃないか、と。


B 飯島氏と親しい作家の林真理子氏が、事務所のやり方に義憤にかられ、旧知の新潮社の名物編集者・中瀬ゆかり出版部長につないだんじゃないかという話もあったね。中瀬氏はかなり早い時期から「SMAP 解散は『週刊新潮』のスクープ」と周囲に自慢していたらしいし。


D ただ、SMAP独立の動きについては、「新潮」以外にも複数のメディアが情報をつかんでいたけどね。リテラや雑誌の月刊「サイゾー」も、年明けにSMAP独立の可能性を活字にしていたし、「週刊文春」(文藝春秋、以下「文春」)は昨年12月12日、ジャニーズの関連会社の取締役会で飯島氏の辞任が内々に決定したことをキャッチして、以降、飯島氏や中居をずっと張り込み・尾行していた。


A 「文春」のネタ元はジャニーズ事務所だろうね。「文春」は翌週もジャニーズ事務所顧問の小杉理宇造氏が登場していたし。メリー氏は「文春」嫌いだけど、広報担当役員のS氏あたりは、結構情報を流してくるらしい。


C 噂じたいはもっと早く、昨年夏くらいからかなり具体性をもって流れていた。9月に発売されたSMAPのシングル「Otherside」をめぐっても歌詞が独立を示唆したものではないかと話題になった。


A SMAP独立の受け皿となるはずだった芸能事務所・ケイダッシュの名前もその頃から浮上していたね。かなり早い段階から飯島氏と、ケイダッシュ幹部のT氏が都内のホテルで会っていたという情報が出回ったり。


──じゃあ、SMAP独立の受け皿はケイダッシュだったということで間違いないんですか? 田辺エージェンシーの田邊昭知会長が動いたという情報もありましたけど。


A 飯島さんが最初に相談したのは田邊さんだったが、田邊さんが本体では受けられないと、自分が役員も務めているケイダッシュを紹介したんだ。それで、担当することになったのが、幹部のT 氏。T 氏はいろいろな臭い噂やトラブルが絶えない人物だが、これまでバーニング系の事務所によるタレント引き抜きには必ず名前が出てくる敏腕マネージャー。こういう話にはうってつけだったということだろう。


C で、実働部隊はT氏の直属の部下のS氏がつとめ、夏にはほとんどスキームがまとまっていた。S氏は中居正広とかなり距離を縮めたらしく、夏以降、一緒に飲んでいる姿が何度か目撃されている。


B 秋の改編では、ケイダッシュがキャスティング権を持つ番組に、SMAPや同じく飯島派のKis-My-Ft2がブッキングされる状況が起きていたもんな。キスマイの玉森裕太が主演した『青春探偵ハルヤ』(読売テレビ)もケイダッシュのT氏が主演にねじ込んだものらしいね。


D 中居がMCをつとめる『金曜日のスマたちへ』(TBS)で清原和博がテレビ復帰したのも、清原をケイダッシュが引き受けた関係で、中居に頼んだと言われているね。


A さっき、「新潮」のネタ元は飯島サイドだったという話が出てたけど、実際はケイダッシュだったんじゃないかという見方もある。一旦合意していたのがジャニーズの妨害でご破算になったために、意趣返しとしてリークしたんじゃないか、と。


D 「新潮」とケイダッシュをつないだのはバーニングの周防郁雄社長だという話もあった。周防氏はケイダッシュの川村龍夫会長とは盟友関係で、T 氏のことも可愛がっている。経緯を聞いて、ジャニーズに揺さぶりをかけるために、ケイダッシュを「新潮」に紹介した、という......。実際、「新潮」がSMAP第一弾を報じた翌週、同誌の酒井逸史編集長と周防社長が一緒にゴルフをしていたという情報まであるし、意外と当たりかもしれない。



●ジャニー氏にはしごを外された飯島マネージャー


──それにしても、はっきりしないのは、飯島マネージャーと中居正広はどうして強引に独立に走ったのか、その理由です。スポーツ紙は飯島氏や中居が自分の力を過信してクーデターを起こしたと書いていましたが、実際のところはどうなんですか。


B あれは、ジャニーズの顔色をうかがってそう書いているだけで、どう考えても、飯島氏は独立せざるを得ない状況に追い込まれたんだよ。やっぱり。


A メリー氏は、娘の藤島ジュリー景子氏を出し抜いて飯島氏が後継者を狙っているかのような妄想に取り憑かれていたみたいだけど、ジャニーズ事務所は典型的な同族企業なんだから、飯島氏もそんなこと考えるはずがない。


C 派閥抗争も飯島氏の責任にするのはかわいそうだ。たしかに、飯島氏は完璧主義者で、売り出し方やメディア、共演者の選定についてもすごくうるさいから、ジャニーズ本体と衝突することはあった。でも、数年前まで担当していたタレントはSMAPだけだったから、別に大きな問題にもならなかった。むしろ大成功をおさめた功労者として大きな裁量権が与えられ、逆にジャニーズ本体が飯島氏の方法論を真似るという状態になっていた。ところが、2010年くらいからかな、社長のジャニー喜多川氏が自分の子飼いのタレントなどを飯島氏にプロデュースさせ始めたんだ。KAT-TUNから始まって、Kis-My-Ft2、Hey! Say! JUMP、山下智久、Sexy Zone、A.B.C-Z......。


A たしかにそういう時期はあったね。ジャニー氏は飯島氏のプロデュース手腕をすごく買っていて、逆にジュリー氏のことは評価していなかった。それで、自分のお気に入りの若手や、行き詰まっているタレントを飯島氏に預けるようになった。それで、飯島派がどんどん勢力を拡大していった。


C ところが、これに反発したのがジュリー氏。飯島氏に激しい敵愾心を燃やし、自分が抱えているアイドルと飯島派のタレントを共演NGにしたり、わざと裏番組をぶつけたりということを始めた。さらに、途中からメリー氏が娘可愛さで介入し始め、飯島氏の管轄になっていたタレントの切り崩しも始めた。実際、KAT-TUN、Hey! Say! JUMPは、ジュリー派に戻ってしまったからね。


A しかも、ジャニー氏はメリー氏には絶対逆らえないので、知らんぷりだった。飯島氏としては、ジャニー氏の後ろ盾があると思ってタレントの面倒を見ていたのに、急にハシゴを外されてクーデター呼ばわりされ始めたわけだ。いったいなぜ? と言いたくなったんじゃないか。


D でも、その後も、メリー氏の飯島攻撃は止まなかった。きわめつきは、昨年1月の「文春」インタビューだね。「文春」が派閥問題に関する質問状を送ったところ、メリー氏から編集部に呼び出しがかかった。それで、乃木坂にある事務所に行ったら、途中でメリー氏は飯島氏を呼び出し、記者の目の前で、「SMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい」と罵倒したわけだ。


B「文春」の若手女性記者が怖い物知らずの質問を連発して、メリー氏をどんどん怒らせ、あのインタビューを引き出したらしいね。ある意味、芸能史に残る名インタビューだった。


D ただ、飯島氏にとっては、公の場所で解雇通告をされてしまったわけで、これでもうジャニーズにはいられない、と完全に追い詰められてしまったのは間違いないだろう。


A それと、あのメリー氏のインタビューには、中居も相当怒っていたという話はあるよね。なぜ、SMAPと嵐が共演しないのか、という質問に対して、メリー氏が「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか」と語ったことに中居がショックを受けたとスポーツ報知が書いていた。たしかに、中居はダンスにはプライドをもっていて、昔、『SMAP×SMAP』(フジテレビ)のゲストにメリー氏のお気に入りの近藤真彦が登場した時は「マッチさん、なんで踊らないの」と突っ込んだこともある。きっと「踊れないのは、マッチのほうだろうが」と言いたい気分だったろうね。


C それはともかく、このインタビューでの罵倒の後にも、ダメ押しとも言える事件が起きた。メリー氏のツルの一声で、それまで認めていた飯島氏の裁量権を剥奪し、どの番組、どのメディアに出るかなど、マネジメントの決済を逐一本社に仰ぐよう通達を出したんだ。そこで、飯島氏が田邊氏に独立を相談。ケイダッシュの引き受けが決まって、ジャニーズ側に正式にSMAPを連れての独立を申し入れた、というのが経緯だ。



●キムタクは静香を通じてメリー氏に独立の動きをチクっていた?


──でも、それが途中で頓挫してしまったのはどうしてなんだろう。当初は、円満独立の線で話がまとまり、後は双方の弁護士同士で条件面を詰める段階になっていたのはジャニーズ事務所も認めていたのに。報道では、木村拓哉が拒否したため、引き受け先がなくなって頓挫したという話になっていますが......。


A いや、独立は木村が拒否したから潰れたというような話ではない。もっと裏があるよね。


D でも、木村が途中で裏切ったのは事実でしょう。ジャニーズ側は最初から木村が独立に反対していたと言っているけど、当初、木村は明らかに独立の動きを黙認していた。ジャニーズと飯島側の交渉では、キムタクの映画の権利配分などについても話し合いが進んでいたし、少なくとも、飯島氏はキムタクが一緒に来ると信じていた。それが12月になって突如、ジャニーズに残ると言いだした。


B 翻意させたのは工藤静香だった、という話も出た。たしか、サンケイスポーツが報じたんだよね。


A 真相はサンスポが報じたような美談ではなかったけど(笑)、キムタクの独立拒否に静香がからんでいるのはたしかだろう。リテラと東京スポーツが書いたように、静香はメリー氏とすごく親密な付き合いをしている。静香は結婚をメリー氏にかなり反対された経緯があったため、結婚後はなんとかメリー氏に取り入ろうと、必死でアプローチしていたんだよ。ことあるごとに贈り物をしたり、食事に誘ったり......。その努力のおかげですっかり仲良くなり、お互いの家に遊びに行くほどの親密な間柄を築いた。


D メリー氏自身もその後に応じた「新潮」のインタビューで、「普通のこと」と言いながら、静香との親しい関係を認めていたね。


C つまり、キムタク・静香夫妻はメリー氏と裏で繋がっていたため、独立を拒否したということ。というか、両者の緊密な関係を考えると、最初から中居たちと行動を共にする気はなかったと見るべきだろう。むしろ、中居や飯島氏の動きを逐一、メリー氏に報告をあげていた可能性が高い。


──知らんぷりして、ジャニーズ側のスパイになっていたということですか。


C まあ、そうとも言える(笑)。12月になって、突然、ジャニーズに残ることを表明したのも、事務所の動きに連動したんだろう。実際、この前後に、ジャニーズ事務所は飯島サイドとの交渉をひっくり返すような動きをしている。急にSMAPのコンサートの営業権をすべて差し出せ、と無茶な要求してきたらしいんだ。


A メリー氏が急に態度を豹変させて、「独立なんてさせない」と言い出したという話だったね。メリー氏はちょうどこの時期、飯島氏とケイダッシュとの間をつないだ田邊氏にも電話を入れて、抗議をしたらしい。それで、慌てた田邊氏がケイダッシュに命じて、白紙に戻させたというのが真相に近い。


──後戻りできないようなギリギリの段階になって、一気に外堀を埋め、復帰も独立もできない状態に追い込むというのは、やり口がえぐすぎる(笑)。しかし、こんなやり口に木村が協力していたとしたら、まさに"裏切り者"以外の何者でもない。


A そこまで言えるかどうかはわからないけど、実際、その後のメリー氏のキムタクに対する扱いを見ていると、明らかにメリー氏と連動していたのは間違いないよね。もともと、木村は20年前にひとりで独立しようとしたこともあるし、『SMAP×SMAP』などのバラエティをやめて、俳優一本でやりたがっているという情報もあった。むしろ、この機会にSMAPと距離を置きたい、と考えていたのかもしれない。


──いずれにしても、こういう形で、独立が行き詰まった後に飛び出したのが、前述した1月の解散報道だった、というわけですね。ただ、第一報の後は、ほとんどの報道がジャニーズ事務所の大本営発表で埋め尽くされ、ここまで語ってきたような内情はほとんど触れられることはなかったですよね。それどころか、スポーツ紙はこれまでタブー扱いしていた、飯島マネージャー、さらには中居らへの批判的な報道も書き始めて......。


D スポーツ紙だけじゃなくて、週刊誌もジャニーズの情報に乗っかったよね。「新潮」も第一報では飯島氏を擁護していたけど翌週には、メリー喜多川氏のインタビューを載せて、スタンスも一転。独立に動いた4人に対して「チーフマネージャーと共謀した叛徒」「甘ったれた哀訴」「不義理を働いていた」などとけちょんけちょんに攻撃していた。「文春」もジャニーズ事務所顧問の小杉理宇造氏を登場させて、事務所側の言い分を延々6ページも載せていたし。


A ただ、裏では、ジャニーズも我々メディアも、これまでとまったくちがう展開にかなり焦っていた。


──次回は、そのへんの報道の問題点、さらには『SMAP×SMAP』での公開謝罪にいたる舞台裏、今後の展開などについて、さらに突っ込んだお話を聞かせてもらいましょう。
(構成/編集部)


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