「神のまにまに」で、永遠の若さと美貌を保ち続けるTHE・女優 浅野温子

2月21日(土)15時0分 messy

浅野温子オフィシャルブログより

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 このコラムでは毎回、敬愛する、そしてさらに一肌脱いだ女優さんをご紹介させていただいてるわけです。そのせいか、呼び捨てにできず、様、嬢、姐さんなどなどつけてきたのですが、今回からは敬省略でいかせていただこうと思った次第で。突然ですいません。何となく歯切れが悪いからというのが主な理由で、それ以下でもそれ以上でもありません。失礼。

 で、その敬省略の記念すべき女優は、浅野温子。あ、急に呼び捨てって、毒舌家みたい。そんなつもりは微塵もありません。一応、このコラムは一肌脱いだ名女優さん方から、いい女になるための何かを学ぼうという趣旨でやってますんで。ここ最近、調子の悪い時は、一秒前に書こうとしたことを忘れるということを繰り返したり、言葉が出てこなかったりで、文章がまったく進まず、おまけに仕事がいくつか重なってしまうと、今書いている文章の趣旨を忘れていく有様。こんな風に、言い訳がましいのも年寄りの証拠。40代の私で、すでにこんな状態なのに、50代で、全国、津々浦々、八百万の神社をまわり、日本最古の「古事記」をよみ語り行脚している浅野温子の強靱さには感服です。

 各地の神社で一人芝居でも朗読でもないよみ語り(HPより)をやりつづける彼女。たまたまYouTubeで見た日吉大社のインタビューで、68社目とお答えに成られており、仰天しました。まだ4社目ぐらいかと勝手に思っていたので。

脱ぎっぷりのよさに敬服

 山口百恵主演の映画『エデンの海』でスクリーンデビューした浅野温子。百恵のクラスメイト役の一人で、多少台詞はあれども、ちょい役。なのに、一人だけスタイル抜群の美人。若女豹がここに。次の作品『聖母観音大菩薩』では、中学生の巫女さん役なのにヌードでSEXシーンを。しかも御年16歳。美少女ヌードの先駆者か。その時の主役が、まだAVというものがなかった時代、劇中で本番をしたということで、一部のしょうもないマスコミから当時大バッシングを受けた『愛のコリーダ』の松田瑛子。人魚の肉を食べて800年生きる伝説の八百比丘尼を演じる松田を主演におき、故・若松孝二監督がメガホンをとった異色官能映画『聖母観音大菩薩』は、特濃感たっぷり。

 多感な思春期に、八百比丘尼にうっかりからんでしまったのが原因なのか、テレビで以前、若いころになりたかった職業を聞かれて、花屋、舞妓、そして尼さんと答えていた浅野温子。尼さんになりたかった……。トラウマが何かの形で昇華したのかもしれません。しかし、美貌と才能を併せ持つ彼女を、芸能界が放っておくはずもなく、花屋、舞妓、尼さん、そのどれにもなれる女優という道で快進撃を続けた浅野温子。片岡義男原作の『スローなブギにしてくれ』ではアンニュイな役を演じ、『あぶない刑事』ではコメディエンヌを、『抱きしめたい!』ではW浅野旋風を巻き起こし、池上季実子と大乱闘を繰り広げた『陽暉楼』でも豪快な脱ぎっぷりを見せて最優秀助演女優賞を獲り、『薄化粧』でもまた脱ぎ、あれあれ、結構、脱ぎまくっている。あの美貌なのに、もったいつけるわけでもなく素晴らしい限り。



 『101回目のプロポーズ』ではヴィヴィアン・リーばりの眉演技で、武田鉄矢を翻弄し続けた挙げ句、トラックぎりぎりに飛び出させるほど追い詰めてしまった浅野温子。いや、男が勝手に飛び出してしまう美貌ということですよ。飛び出された運ちゃんは、たまったものじゃないけど。しかし、どれもこれも彼女の美しさゆえに成り立つ話。『抱きしめたい!』のDVDを見終わった直後、偶然うつった現在放送中のドラマの出演女優が、W浅野のゴージャスなスタイルと違いすぎて、芝居が少しできるエキストラのように感じるほどでした。

 現在、日本テレビ系で放送中の連続ドラマ『学校のカイダン』にも出演している浅野温子は、最初、W浅野時代を知るよしもない若い視聴者たちから「変な演技」と噂されていました。回をおうごとに、だんだんそれが癖になってきたという人が増えているようですが、実は私はこのドラマを見たことがないので、詳しいことは言えない身です。でも多分、きっと、規格外のあの演技。カロリーを人の何倍も消費しそうな、あの。演劇人の間で必須とされているワークショップをまったく必要としない、一見、オーバーに見える演技。しかし、ワークショップというものは、演劇人以外の者から見たら、オーバーアクションな人ほど誉められるという印象です。偏見たっぷりで申し訳ないですが。

ドラ好きブログは必見です

 身長は163cmで決して長身の部類ではないのですが、ものすごくスレンダーゆえ少年ぽくも見えるそのスタイルが買われたからなのか、2007年放送の『家政婦は見た!(25 美貌の女社長8000億の秘密 秋子に似た女の謎)』では、男装の麗人に扮した彼女。でも、あれだけはやめたほうが良かった。コケティッシュさと、どこか少年ぽい幼さを残し、それが若さにもつながっていたはずなのに、はまり役っぽいのに、なぜか浅野温子に男装は似合わなかったのです。ちなみに『家政婦は見た!』は市原悦子の、視聴者に息さえつかせぬ演技もさることながら、必ず出てくる名台詞も見所のひとつ。この回は「人のゆく裏に道あり、恋と株」でした。普遍の奥深さがそこに。

 そうそう、『ドラえもん』が好きすぎて、声優オーディションでドラえもんの役に挑戦し、最終選考まで残ったという浅野温子のブログは、ドラえもんグッズの数々とパック中の顔のアップが大半で、50代にも関わらず、それまでの生き方を肯定するかのような自由さで満ち溢れていました。ドラえもんのドライヤーが、とても貴重に見えたほど。自由であることもきっと若さの秘訣なのか?

 そんな彼女の座右の銘は「神のまにまに」。まさか八百比丘尼の影響ではないと思いますが、神のまにまに(思うままに)、女優業をこなし、さらに全国の神社行脚も精力的、多忙なのに衰え知らずのあの美貌と強靱な体力は羨ましい限り。この原稿を書くに当たって、間違えてものまねタレントATSUKOのブログ(そっくりすぎ)に迷い込んだりもしましたが、結構な拾いものもありました。ミラクルひかるが真似る浅野温子の「因幡の白うさぎ」。必見です。2丁目でも大爆笑されていた逸品です。

 最後の最後に余談ではありますがお時間のある方は、同じミラクルひかるが真似た「竹内まりやバージョンのウイスキーがお好きでしょ」もぜひ見てください。ものまね王座で毎回やって欲しいくらい絶品です。なぜかミラクルひかるの話で締めくくられそうになっている今回、ひとつだけ言えることは浅野温子は16歳からずっと美人でスタイルも抜群。お直し感がないほど元々、女が優れていました。やはり館ひろしと柴田恭兵の間に立てる女はそうそういないと改めて実感した次第です。

■阿久真子/脚本家。2013年「八月の青」で、SOD大賞脚本家賞受賞。他に「Black coffee」「よしもと商店街」など。好きな漢は土方歳三。休日の殆どを新撰組関連に費やしている。

messy

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