アウトサイダー・キュレーターとはどんな仕事? 櫛野展正が“面白人間”を紹介

2月23日(日)21時40分 TOKYO FM+

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。2月16日(日)の放送では、アウトサイダー・キュレーターの櫛野展正(くしの・のぶまさ)さんが登場しました。


(左から)櫛野展正さん、高須光聖


◆“原石”を見つけて、スターに
高須:櫛野さんは、収録のために広島からお越しいただきました。ありがとうございます。

櫛野:こちらこそありがとうございます。

高須:アウトサイダー・キュレーターとは、どういう仕事なんでしょうか。

櫛野:これは、僕が勝手に作った“肩書き”なんですよ。美術館にいるキュレーター、すなわち学芸員さんっているじゃないですか。美術の知識とか資格を持っていないけれど、枠の外側から、学芸員のように活動することを示しています。

(中略)

高須:キュレーターとのことですが、ご自身でアトリエをお持ちになったりするのですか?

櫛野:僕自身が何かを作っているわけではなくて、いろんな人をプロデュースしています。ある意味、放送作家に近い仕事かなと思っています。

高須:なるほど。面白い原石を見つけてきて、スターにしていく。いろんな企画を当てはめてみたりね。「アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート」という本も出されていますね。

櫛野:はい。300人以上に取材をして、世の中に紹介しています。

高須:伝わりにくいかもしれないけれど、“面白人間紹介”のようなものでしょうか。(自分も)「発明将軍ダウンタウン」という番組をやっていたのですが、その番組に出演していただいたような方がいますね。それ以外にも、絶妙に似ている顔真似を披露する方もいる。こうした人たちは、どうやって見つけてくるの?

櫛野:以前は、民放のローカル番組を全部チェックしていました。地方に行ったら、地方紙のローカル新聞もチェックしていましたね。最近は、変な言い方ですが、作品のほうから出会わせてもらっていて。偶然、ユニークな方に出会うのがめちゃくちゃ多いんですよ。

高須:偶然というと、たとえば?

櫛野:先ほど高須さんが仰っていた、顔真似を披露する人ですね。僕のギャラリーのすぐ裏で、デザイン会社をされている方です。たまたまギャラリーに遊びにきてくれて、「こういうことをしています」と言われてビックリしました。

高須:へええ!

◆架空のお笑い芸人を生み出し続けている人
櫛野:高須さんにぜひ紹介したい人がいまして。昔、池袋に喜利の箱という、大喜利をするためだけの専門店があったんですね。そこで開催されていた素人の大喜利大会で、「こんな人がいたよ」と、知り合いが教えてくれたんです。

高須:どんな人だったんですか?

櫛野:ペンネームで“けうけげん”という人なんですけど、NHKの「着信御礼! ケータイ大喜利」の最高段位である“レジェンド”を獲得した実績がある子だったんです。

高須:大喜利のセンスがすごくある子なんだ!

櫛野:僕と同じく、お笑いがすごく好きな子で。NHKの「爆笑オンエアバトル」で1年間オンエアされた芸人を、ノートの裏表紙に書き綴っていたそうです。僕らだったら、パソコンソフトを使ってリスト化するじゃないですか。ところが、けうけげん君は宮城県の田舎に住んでいるそうで。本人いわく、インターネットが開通したのは2年前らしいです。山奥に住んでいてパソコンもない環境だったから、ノートの文字を消して「爆笑オンエアバトル」の記録を上書きし続けていたんですって。

高須:なんで消さなアカンのよ。紙はあるで。すごい子だな。

櫛野:そういった経歴がある人なんですけど、お笑いが好き過ぎて。約15年もの間、架空のお笑い芸人を作り続けているんですよ。

高須:面白いなあ。

櫛野:今までに1,000組以上の芸人を生み出しているそうです。

高須:その話、誰かから聞いたなぁ。千原ジュニアかなぁ。

櫛野:すごい! 本人が知ったらめちゃくちゃ喜びますよ。

◆熱烈なファンのエピソード
高須:日本全国に行かずに、自宅の10キロ四方を探しまくったほうが、新たな発見があるかもしれないですね。

櫛野:そうですね。いろんな人がいます。最近では、僕のことを追っかけている人までいますからね。

高須:“不思議な人を追いかけている人”に対して、同じく“不思議やな”って思っている人がいるということね。

櫛野:エンドウさんという方で、年上の男性です。

高須:どんなふうに追っかけてくるの?

櫛野:5年ぐらい前に展覧会をおこなったんですけれど、通常の展覧会では見られないようなものを展示していまして、それに衝撃を受けたみたいです。本の出版記念のトークショーに、誰も並んでいないのに30分前から待ってくれていました(笑)。

高須:いいねえ。

櫛野:実は彼もアーティストでして。スクラップブックを用いてコレクションをしている人だったんですよ。全国の美術館や博物館の前売り券とか、そこへ行く道中の食事のレシートとかを全部コラージュしていて。妄想の世界に浸っている人です。この前、展示会のためにニューヨークに滞在していたのですが、そこにも彼は来ました(笑)。

高須:えー! 会社を休んで!? 道中までの細かいものも、また集めているんやろな。

櫛野:福岡の人なので、韓国経由で19時間かけてニューヨークに。1日だけ滞在して、帰国してそのまま出勤したそうです。

高須:(笑)。面白いなぁ。

櫛野:自分の周りには、そういう人だらけですね。

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<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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