松坂桃李「僕を、買ってください。」惹きこまれる表情捉えた『娼年』ビジュアル2種解禁
2018年2月24日(土)10時0分 映画ランドNEWS
作家・石田衣良の同名小説を、主演・松坂桃李×監督・三浦大輔のタッグで実写映画化した『娼年』が4月6日(金)に公開される。この度、本作のポスタービジュアル2種が解禁となった。
原作は、性の極限を描いたセンセーショナルな内容を描き、2001年の直木賞候補となった石田衣良の同名小説。恋愛や女性に「興味がない」主人公・森中領が、ある女性から“情熱の試験”として、秘密の会員制ボーイズクラブで“娼夫”として仕事をしていくところから物語が展開される。
本作で“女性の身体と心が解放されていく物語”と同じぐらい大きなウェイトを占めているのが、松坂桃李演じる“リョウの成長のドラマ”だ。リョウが“娼夫”の仕事を通じて、女性たちの欲望を解放していく過程で、彼女たちの心の奥底に潜む想いを受け止め、娼夫としても人としても成長していく姿を描き出していく。
そんな“娼夫”リョウが夜の街に佇む本ポスター(左)が解禁。「僕を、買ってください。」というコピーとともに、バックのネオンが非日常的な“娼夫”の世界に足を踏み入れたリョウを引き立てる。もう1枚のポスタービジュアル(右)は、女性を抱くリョウ。コピーは「そして僕は、娼夫になった──」。今回、三浦大輔監督は、それぞれの肉体の触れ合いの中で生まれる感情を徹底的に追求した。すべてを脱ぎ捨てることで初めて現れる、奥深い人間ドラマを垣間見せるリョウの表情に惹きこまれずにはいられない。
困難と言われた映画化に、「“性描写”に関しては一切妥協しない」という三浦大輔監督とともに臨んだ松坂が、「ここまで精神的に追い込まれた現場は初めてかもしれません」と語るように、監督・スタッフ・俳優陣が全身全霊を込めて作った渾身の作品。“娼夫”になるリョウを通して描かれる性、その性を通してひとりひとりの奥深くに潜む人間ドラマに一層、期待が高まる。
映画『娼年』は4月6日(金)より全国公開
(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
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