『怪盗 山猫』の菜々緒 違和感ある非悪女役も気になる存在感

2月24日(水)7時0分 NEWSポストセブン

菜々緒は悪女役ではなくても存在感がある

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 亀梨和也主演で好調のドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)。正義感あふれる刑事を好演しているのが菜々緒(27才)だ。菜々緒と言えば、悪女役のイメージが強いが、今回はそれとは真逆の役どころ。違和感を覚えながらも目が離せないと、指摘するのはコラムニストのペリー荻野さんだ。以下、ペリーさんの解説だ。


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『怪盗 山猫』を見るたびにハラハラしている。といっても、亀梨和也演じる怪盗山猫が心配だとかいうことではない。問題は、菜々緒だ。

 

 このドラマの菜々緒は、警視庁の刑事霧島さくら役。過去に山猫が起こした事件がもとで父親を亡くしているさくらは、仕事については超がつくほどまじめで正義感も人一倍。いつも長い脚を黒いパンツに包み、ロングコートをひるがえして事件現場に直行する。推理力もなかなかで、さまざまな騒動を起こす謎集団ウロボロスについても、悪事を暴露する義賊のように見せているが、「本当の目的は破壊です」と分析。しかし、彼女は山猫を追う雑誌記者で先輩の勝村(成宮寛貴)のことが好きで、彼の前に出る急に女の子モードに。彼が山猫の一味とも知らず、こっそり捜査内容を教えてしまうのである。

 

 ん? 菜々緒が女の子モード? なんなのこの違和感。最初は「何か裏があるのでは」と、さくらのトレードマークになっているメガネの奥をじーっと見つめてみたが、どう見ても本当に恋する女の子モードなのである。そして、そのモードは毎回エスカレートし、ついには、もしも捜査内容を先輩に報告していることがバレて刑務所に行くことになったら、出所後、先輩と小さな喫茶店をして…などと勝手な将来設計まで語りだしたのだ。



 菜々緒が将来設計!? またまたすごい違和感。なんたって、菜々緒といえば、今や天下の悪女女優。蹴る、殴る、刺す、埋める。なんでもござれで突進してきた女優である。先日出演した『しゃべくり007』でも、「悪女は演じて超面白い」「好かれたくてこの仕事をやってるわけじゃない」ときっぱり。くりぃむしちゅー有田哲平らに「カッコいい」「一流だ」と感心されたばかりではないか。


 高校時代から、何か真剣にやっていると、同級生から「怒ってる?」と気を遣われたというのもいい話。サイコパス系の悪女のときには、なるべくまばたきをしないのがコツ、と実際にカメラ目線でじーっとアップになっただけで「怖い」と言われて、満足気だった。「驚くほど足が遅い」が、キックボクシングを習って、キック力は抜群。私生活でも顔を殴った相手には「三倍返し」をしたと語った菜々緒。「彼氏にキレると怖そうな芸能人第一位」だった菜々緒。それでこそ、菜々緒である。



 思えば、はるか昔(でもないけど)、菜々緒が主演したドラマ『主に泣いています』では、身勝手な既婚男(風間トオル)に振り回される美女の役だった。ここでは確かに恋する役ではあったが、なぜか毎回、子泣きじじいとか、 コスプレしていたのである。その姿には納得して違和感がなかったのに、普通の刑事役でハラハラするって。


 菜々緒は一時期、小顔にこだわり、顔の鍼治療をしたり、小顔になるからと親不知を抜歯し、顔が腫れたままテレビに出たことがあったという。『怪盗 山猫』で見ているのは、小顔努力が実った美人刑事。間違った菜々緒ではないか。そう思うだけでハラハラする。いっそ、双子で極悪の菜々緒が出てきたほうがほっとしそうだ。おそるべき存在感である。

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