西武園ゆうえんちがリアル「オトナ帝国」化!? リニューアルはもしかして、もしかして...

2月25日(火)7時0分 J-CASTニュース

「西武園ゆうえんち」大観覧車(2020年撮影)

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西武鉄道グループの遊園地「としまえん」の閉園&リニューアルのニュースが話題となった2020年2月。その約半月前に、やはり、西武鉄道グループの遊園地である「西武園ゆうえんち」のリニューアル計画が発表されていた。

ところでこの計画に、ネットの一部ででリアル「オトナ帝国」では、という反応が出ているのだが——。



「西武園ゆうえんち」が、1960年代をイメージしたテーマパークにリニューアル!



1月23日、西武ホールディングスは「西武園ゆうえんちのリニューアルにおけるコンセプトと戦略について」と題する同遊園地のリニューアル計画を記したプレスリリースを発表。リニューアルオープンの時期は2021年を目指し、総事業費は約100億円を投じる予定とした上で、1960年代をイメージしたテーマパークとすることを明らかにした。



プレスリリースを見ると、



「"あの頃の日本"は、大人世代にとっては懐かしい空間であるとともに、若い世代にとってはむしろ新鮮で、しかも『みんな幸せそう』『あたたかい』といったポジティブな印象と結びついており、」

「当時を知らないからこそあこがれる"非日常"と感じてもらえる」


といったリニューアル後のコンセプトについての文字が躍っているほか、「懐かしい食体験、予定調和ではない人情味あふれるライブパフォーマンスにより、思わずその世界に引き込まれたような感覚に包み込みます」と、来場者が体感するリアリティーについて説明している。



このほか、プレスリリース発表に先立って同日に行われた記者発表会見の様子は複数のメディアが報道。これらの中で、日本経済新聞の電子版では会見中の動画が公開されており、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のリニューアルで知られる森岡毅氏が、「古さというものを逆手に取ることは出来ないか」「若い方には非常に新しく、斬新に見える」と、プロジェクトの肝を会見で明かす様子が閲覧できる。



これら、西武園ゆうえんちのリニューアルの情報が発表されるや、ネット上にはツイッター上を中心に「これは行きたい!」といった、リニューアルを楽しみにする声が続々。他にも、「USJを復活させた森岡さんがやるんだ」といった声も上がっており、リニューアルへの期待は高まる一方だ。ただ、それに加え、



「西武園がオトナ帝国になるのか。気付けば自分がその匂いに吸い寄せられるような歳になっちゃったな」

「西武園ゆうえんちはリアルオトナ帝国を作ろうとしているらしい...」


といった、「オトナ帝国」という言葉を用いてリニューアル計画に驚く声も上がっているのだ。



「立地も埼玉だしこれは間違いなく20世紀博」



これらのアカウントが言う「オトナ帝国」だが、その出典は2001年に公開されたアニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」というタイトルだ。



主人公の野原しんのすけの両親である、ひろし・みさえの2人をはじめ、「春日部」に住む大人たちが「20世紀博」なるテーマパークに魅了され、子供の頃に楽しんだテレビ番組や玩具などで夢中になってしまう——ということから、物語が始まる。



20世紀博の詳細を見てみると、「太陽の塔」「ソ連館」「月の石」といった、1970年に開催された「日本万国博覧会」(大阪万博)をモチーフとしているのがありありと分かるテーマパークとなっているほか、作中では「20世紀の匂い」「懐かしい匂い」というフレーズが多用され、1970年頃の日本の風景を再現したアトラクションがテーマパーク内を埋め尽くしているとの演出が続く。



そのためか、前述の声のほかにも、「オトナ帝国よりは数年古い風景になるけどまあ大体オトナ帝国で20 世紀博」と、西武園ゆうえんちのリニューアル計画を評する声や、「立地も埼玉だしこれは間違いなく20世紀博。大阪では万博やるし、オトナ帝国の逆襲とコラボしてほしい」と、「春日部」と2025年に再び開催が予定されている大阪万博という要素から、西武園ゆうえんちと大阪万博のコラボレーションを期待する声もある。



運営側に聞いてみると...



これらの声を読んだ上で、前述の西武ホールディングスのリリースを見てみると、確かに、そのコンセプトや予想される完成図が「オトナ帝国」とオーバーラップする箇所が多いようにも感じられる。

そこで、J-CASTニュースは西武園ゆうえんちを運営する西武鉄道の広報担当者に、リニューアルのコンセプトを改めて聞いてみると、



「今回の西武園ゆうえんちリニューアルのコンセプトは、『心あたたまる幸福感に包まれる世界』です。 1960年代をイメージした "あの頃の日本"は希望や幸福感に満ちており、大人世代にとっては懐かしい空間であるとともに、若い世代にとっても当時を知らないからこそあこがれる非日常を感じ、『幸せ』『あたたかい』といったポジティブな印象を受け取っていただけると考えています。クレヨンしんちゃんの映画を参考にリニューアルコンセプトを考えたということはございません」


とのことだった。



ちなみに、「オトナ帝国」での「20世紀博」は、大人たちの懐古心をくすぐることで人々を夢中にさせ、ついには洗脳して時代を逆行させようという陰謀が隠されていたが——。「西武ゆうえんち」にも、映画さながらに大人たちが行列を作る姿が見られるのだろうか。



(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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