TVアニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』ED曲「空想トライアングル」で新境地を切り開いたChouChoインタビュー

2月25日(木)16時0分 おたぽる

「空想トライアングル」ジャケット

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ChouCho12枚目のシングルとなるTVアニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』(以下『ハルチカ』)のEDテーマ「空想トライアングル」が2月24日発売!
 この楽曲は自身での作詞に加え、ChouCho初の4つ打ち(※)エレクトロポップに挑戦した、意欲作だ。発売を記念してChouChoの作詞制作・歌唱秘話、そして『ハルチカ』への愛情や思い入れを聞いてみた。

※4つ打ち……テクノをはじめとしたダンスミュージックやエレクトロミュージックなど、電子機器を用いた音楽においてバスドラの音を等間隔に打ち鳴らすリズムのこと

——今回の「空想トライアングル」も前作のシングルに引き続き、作詞を担当されていますよね。作詞するにあたり原作を読んだ印象、感想などをお教えください。

ChouCho 初めに感じたのは「すごく読みやすい!」ということ。どんどん先に読み進められる小説ですよね。吹奏楽の要素もありつつ、軸になるミステリーが丁寧に描かれているので、謎が解ける度にハッとさせられたり、考えさせられたりするんですよね。面白いし読みやすい作品だと思います。印象に残ったのは、やっぱり「不思議な三角関係」。アニメでは、すぐにこの三角関係を説明するシーンが出てきたので、見ていてビックリしました(笑)。

——好きなキャラクター、感情移入しやすかったキャラクターはいますか?

ChouCho 原作を読んでいる時はチカちゃん(穂村千夏)が可愛いな、と思っていたんです。躍動感があって魅力的で可愛いなって。それで実際にアニメを見ていると今度は原作の時にそこまで強い印象のなかった成島さん(成島美代子)が可愛らしく感じてきちゃって……。見ていてキュンキュンします、アニメで魅力が爆発していますね(笑)。ツンデレ感がたまらなくいいな、と思っているのですが、思っていたよりデレが多いような(笑)。その成島さんとチカちゃんとのシーンは見ていて微笑ましいです。成島さんが推しキャラですね。

——原作からアニメになって、ほかに印象が変わったキャラクターはいますか?

ChouCho キャラクターがみんな個性的で魅力的ですよね。目の輝きや表情が豊かで、見ていてひき込まれます。特にハルタ(上条春太)は原作小説よりもキャラが濃くなっているような印象でした(笑)。だからこそ、チカちゃんとの絡みもいっそう面白くなっているのかなって思ったりもしています。(設定画を見ながら)草壁先生は頭よすぎですよね。ハルタが謎解きしているのをチラっと見ただけでも、答えが分かってしまうのってすごいです。芹澤さん(芹澤直子)のツンデレも、意外とツンではないのかなって思ったり……芹澤さんはさわやかですよね。あと可愛かったのは5話から登場する、朱里ちゃん(後藤朱里)かな。この作品は男の子も可愛いですよね、ハルタが一番美少女感あるような気がします(笑)。


■「トライアングル」というキーワードにたどりつくまで

——ChouChoさんは偶然ですが、これまで『ガールズ&パンツァー 劇場版』主題歌「piece of youth」や、TVアニメ『氷菓』OP「優しさの理由」など、学園ものアニメのタイアップソングが多いですよね。『ハルチカ』も学園ものですが、また違った印象を持たれたのでは?

ChouCho 『ハルチカ』はテーマだけ見ると重たいものもあったりするんですけど、躍動感のあふれるキャラクターたちのおかげで、物語全体が「色とりどり」という感じがします。(5話の)「エレファンツ・ブレス」は戦争を題材にしていて、印象的だったし、泣いてしまうような重さもありましたけど、後味の印象でいえば軽やかな要素もあったなと思います。

——「空想トライアングル」を作詞するにあたり、どういったものをヒントにしたのでしょうか? 

ChouCho 曲をいただいた時、メロディーにリズムがある曲だなという印象を受けたんです。このリズミカルなメロディーにハマる言葉は何だろう……と原作を読みつつ考えたら「三角関係」というキーワードがあったんですよ。そこから「トライアングル」という響きにたどりうきました。言葉自体にもリズムがあるワードですから、サビの一番インパクトのある部分に入れたいなと考えて、サビ頭の歌詞に入れています。
『ハルチカ』の物語って、普通の三角関係ではないんですよね。そんな三角関係の要素も入れて、青春時代にある思春期特有のちょっと言葉で表現できないような感情も歌詞に込めています。細かい部分に青春感を入れて、「五線譜」などといった吹奏楽を連想させるワードも入れました。
 最初にアニメの制作陣の方から歌詞のイメージをいただいて作りだしたのですが、あまり原作のミステリー要素に引っ張られずに青春のキラキラした感じを表現して下さいという指示もあったので、こういった形になっています。今回の曲は今までとタイプが違うので新鮮でしたね。リズミカルなメロディーに合う言葉を探してくいくのは楽しい作業でした。

——アニメ自体も後半戦に差し掛かってきました。実際にエンディングで流れている映像を見た時の印象はいかがでしたか?

ChouCho 物語の最後にイントロが重なってくるところが、すごく好きなんです。そこから私の歌が始まるんですけど、歌詞にある「ひらひら」という部分に映像がリンクして花びらが落ちるんですよ。すごいですよね。さらに私服姿の大人っぽいハルタくんが出てきたりもするし、毎回新鮮な気持ちで見ています。

——レコーディング時のエピソードを聞かせてください。

ChouCho 今回の曲はビートが効いているんですよ。今までのシングルで歌ってきた8ビートの曲とは音とリズムの取り方が全く違っていたんです。ビート感をうまく表現するために、メリハリを出してビートを意識して歌うことに挑戦しました。普段は歌詞の感情について……例えば「悲しげ」「明るめ」のようなものを意識するのですが、この曲に限っては「ここのビートで強く」みたいにメリハリを出しているんです。そしてこの曲ってすごくおしゃれだなぁと思います。イントロのピアノフレーズも印象的だし、2番からのベースラインも凝っていて。2番から最後まで間奏もなく、どんどん盛り上がっていく曲なんですよ。

——初の4つ打ちに挑戦した感想はいかがでしたか?

ChouCho 今までバンドサウンドっぽいものが多かったんですけど、今回こうやってタイトなリズムの楽曲に挑戦してみて「意外と好きなんだな」ってことに気がつきました。Aメロ部分はクールで抑えめな感じで歌って、でもサビではビートを効かせて、メリハリをつけて歌うというのは新鮮で楽しかったですね。こういう曲は、また歌ってみたいです。


■今回みたいに歌ったことがない歌に挑戦したい!
——原作を読んでアニソンを作ることは難しくないですか?

ChouCho 私はテーマがあるほうが作りやすいかな、と思っています。原作がヒントになってくれる……という感じでしょうか。難しさよりも楽しさが上回っていますね。自分にはないフレーズやワードが使えるので楽しいですよ。今回も原作と楽曲の印象で歌詞を書いています。

——そして今回はカップリング曲の「Tomorrow is another day」も作詞を担当されていますね。

ChouCho この曲は『ハルチカ』のOPを担当されているfhánaの佐藤純一さんに作曲をしていただきました。この曲を聞いた時に、すごく温かい空気感を感じたんですよ。“ふんわりした丸みのある曲”という印象だったので、心の内面が持つ温かさ、人と心の距離というような空気感を歌詞で表現したいなと思ったんです。実は以前から、サビの「〜大切なものは いつの間にか近すぎて見えなくなる〜」というような意味合いの歌詞を書きたいと思っていたんですよ。今回のこの楽曲なら、考えていた歌詞が合うんじゃないかなと思って書き進めていきました。こちらも、今までとはちょっと違う雰囲気の楽曲になっています。歌っていても聞いていても、ほんわか心が温かくなるような優しい、でもR&Bっぽいリズムになっているので、日常に寄り添えるような曲なんじゃないかな。家で聞きながら鼻歌混じりで一緒に歌ってくれたらうれしいですね。

——今後、挑戦してみたいタイプの歌はありますか?

ChouCho 歌ってみたい曲のタイプとしては「“ど”バラード」みたいな曲ですね。今までミディアムテンポだったりバラードっぽい曲は歌ったことがあるのですけどスロウで感情を込めて歌う、という楽曲をCDではやったことがないので挑戦してみたいなと思っています。今まで歌わせていただいた楽曲は明るく前向きな曲が多いので、切なくて悲しい感情のバラードも歌ってみたいですね。

——最後に読者へメッセージをお願いします。

ChouCho 「空想トライアングル」も「Tomorrow is another day」も今までリリースした楽曲とは違う雰囲気なんですけど、どちらもオシャレで、でもキャッチーで聞いていて心地よい素敵な曲になっていると思います。ぜひぜひ繰り返し聞いていただけるとうれしいです。


■ChouCho公式サイト
http://iwill-music.co.jp/choucho/

■TVアニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』ED主題歌「空想トライアングル」
アーティスト:ChouCho
発売日: 2月24日
品番:LACM-14458
税抜価格:1,200円

■TVアニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト
http://haruchika-anime.jp/

(C)2016 初野晴/KADOKAWA/ハルチカ製作委員会

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