中居氏巡るフジ騒動 テレ朝は「不適切な事案はなかった」“会食”調査結果報告 男女70人に2次調査も

2025年2月25日(火)14時14分 スポーツニッポン

 テレビ朝日は25日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、元タレントの中居正広氏(52)と女性のトラブルを巡る一連の問題について言及。同局で調査を行った結果、「不適切な事案はなかった」と報告した。

 篠塚浩社長は、同問題については「第三者委員会の調査結果を待たなければいけない」とした上で、「業界全体のコンプライアンスが問われている事態」と危機感を口に。同社でも調査を行ったといい「記事内容にあった不適切な事案はなかった」と主張し、「その後詳細な2次調査を行った」とも説明。これに関し「さまざまなご意見をいただいた」と明かした。

 「不適切な事案」の線引きについて、篠塚社長は「記事内容のような、類似するようなことがなかったかどうか」だと説明。2次調査では「男性女性含めて70人くらい」を対象に調査を行ったという。アナウンス部の他、ドラマやバラエティの制作現場スタッフにヒアリングしている。

 また、同問題でフジテレビの嘉納修治会長らが辞任したことを受けては、「(第三者委員会による)調査結果が出てないとコメントが難しい」と語るにとどめたが、「繰り返しとなるが、テレビ業界全体のガバナンスが問われていると認識している」と見解を述べた。

 フジテレビを巡っては、芸能界を引退した元タレントの中居正広氏の女性トラブルを巡る一連の対応に批判の声が集まり、70社以上の企業がCMを差し止めた。1社提供の番組の放送休止や、大幅減収によるイベントの中止など、多大な影響が及んでいる。

 また、民放各局はこれに付随し、社員や関係者間での不適切な行為や、会食における性的接触の有無を明らかにする社内調査を実施。同局においては、1月22日に発表した声明の中で、調査の終了を伝え「その結果、食事会等での不適切な行為の報告はありませんでした。事態の推移を見て、今後もこのような調査を継続的に行い、問題が把握された場合には適切に対処してまいります」としていた。

スポーツニッポン

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