「韓国人はソトニコワに謝罪せよ」フィギュア判定めぐりロシアVS韓国のネット戦争が勃発

2月26日(水)19時0分 メンズサイゾー

 日本時間24日未明に閉幕したソチ五輪。特に注目度の高かったフィギュアスケートの判定をめぐり、ロシア・韓国のネットユーザーの間で因縁が勃発し、現在も激しいバトルが続いている。


 フィギュアスケート女子は、開催国・ロシアのアデリナ・ソトニコワ選手(17)が金メダル、五輪2連覇がかかっていた韓国のキム・ヨナ選手(23)が銀メダルという結果だった。これに対して多くの韓国人が「判定がおかしい」「ロシアびいきだ」などと激怒。現地新聞の東亜日報が「ソトニコワ選手にはホームグラウンド点と『プーチン点』が加算された」などと批判記事を掲載し、ネット上では「ソトニコワの金メダルを剥奪するよう国際スケート連盟に提訴しよう」という署名運動が広がっている。


 21日にはプーチン大統領が自身のFacebookのカバー画像をソトニコワ選手の写真に変更したが、これに韓国のネットユーザーたちが憤慨。「最悪のオリンピックだ」「ロシアに失望した」といった批判コメントが5000件以上も殺到し、さらには「プーチン、死にたくなければISU(国際スケート連盟)に再訴しろ」という内容の殺害予告まで飛び出すなど大荒れとなった。


 それだけでなく、ソトニコワ選手のFacebookも荒らされ、英語や韓国語で「偽の金メダリスト、恥を知れ」「Fuck you」などといった罵倒コメントが大量に寄せられた。ソトニコワ選手とアニメ映画『シュレック』の主人公を合成した画像や表彰台の順位を入れ替えたコラ写真、彼女の蝶の衣装を蛾に見立てた画像などもコメント欄に大量に貼られ、試合中に上半身を下にしている写真に他人を合成した性行為を連想させるような画像までアップされている。これに対してソトニコワのファンたちが「韓国人たちは、わずか17歳の少女に対する卑劣な書き込みをやめろ」「すぐに韓国に帰れ」などと反撃し、さながら“戦争”のような惨状になっている。


 また、韓国の公共放送局「KBS」は閉会式の中継でメダルを獲得した韓国人選手を紹介する際、キム・ヨナ選手の部分に「実際は金メダル」という但し書きを加えて放送した。韓国では「痛快だ!」「センスがいい」といった賞賛が巻き起こっているが、日本など諸外国からは「常識を疑う」「理解しがたい」などと冷めた声が上がっている。

 ネットユーザーやテレビ局だけでなく、韓国政府も判定を不服として国際スケート連盟に調整を求めたが、同連盟は公式ホームページで「判定結果には自信を持っている」と拒否。それでも諦めきれない韓国側は、大手ポータルサイトが「キム・ヨナ選手に金メダルを与えるための募金」を開始した。といっても裁定を覆すというわけではなく、独自の“韓国内金メダル”を授与しようという運動。公式なものではないものの、これが実現すればロシア側への強烈な皮肉となりそうだ。


 韓国の激しい攻撃にさらされているロシアだが、やられてばかりではない。ロシアのネットユーザーたちは、世界最大級の署名サイトで「韓国ネチズンはアデリナ・ソトニコワに謝罪せよ」との活動を開始。発起人は「韓国人がキム・ヨナを愛する気持ちは理解する」と配慮しながら「だが、目を覚ましたほうがいい。キム・ヨナのプログラムは単純だった。それが銀メダルだった理由だ」と記している。さらに「どうして私たちのソトニコワと彼女の家族を罵るのか?」「韓国ネチズンは恥を知るべきだ」などと綴っており、無関係な選手の家族にまで中傷が及んでいる状況に怒りをあらわにしている。


 署名活動の賛同者は早くも2000人を突破しているが、これに日本のネットユーザーたちも参加。「日本人はソトニコワを応援しています」「ロシア負けないで」「ロシアは友達」などといった日本語の応援コメントが大量に寄せられており、日本の「ネトウヨ(ネット右翼)」的なユーザーがロシア支持に回っているようだ。


 せっかくの感動的な五輪の後に、このようなスポーツマンシップとかけ離れた醜い争いが延々と続いていくのだろうか。


「あまりの酷い書き込みに韓国側からも自国のネチズンに対する批判の声が上がってきています。現地新聞の朝鮮日報は、25日に『コメント欄を荒らして国の恥をさらす韓国人』と題した記事を掲載し、ネチズンの暴走に警鐘を鳴らしました。最近は韓国ネチズンが外国人選手のSNSアカウントに突撃するのは恒例になっており、今も過激な抗議活動を続けている者たちがいるのは事実。しかし、それをいさめようとする人々も多く、これは韓国が変わりつつある証拠といえるかもしれません」(スポーツ紙記者)


 少なくとも、裁定に不満があれば国際オリンピック委員会(IOC)や国際スケート連盟に掛け合うべきであり、選手を誹謗中傷するべきではない。他国からの非難や韓国内の“自浄作用”によってネチズンの暴走が収まるのかどうか、今後も注目したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)

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