橋下徹氏 維新・増山県議は除名、岸口県議は離党勧告の方針に「逆、逆...岸口さんの方が悪質性が高い」
2025年2月26日(水)7時13分 スポーツニッポン
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が26日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、昨年の知事選期間中、日本維新の会所属の県議が政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に告発者の私的情報などを漏らした問題について言及した。
兵庫維新の会は25日、増山誠県議と岸口実県議の処分に向けた執行役員会を開催。関係者によると増山氏を除名、岸口氏を離党勧告とする方向で議論したが、この日は決定内容を非公開とした。
増山氏は知事文書問題の県議会調査特別委員会(百条委)元委員で、岸口氏は元副委員長。増山氏は昨年10月31日、知事選への影響を考慮し非公開とされた百条委尋問の音声データなどを立花氏に漏えいした。岸口氏は同11月1日、告発者の私的情報を含む文書を立花氏に渡す場に同席した。
橋下氏は「維新の増山県議は除名、岸口県議は離党勧告へ 情報漏洩で兵庫維新方針」と題された記事を引用し。「逆、逆。報道の自由と暴露内容をしっかりと考えれば、岸口さんの方が悪質性が高い。表面的には100条委員会秘密会の内容を漏らした増山さんの方が悪質性が高いように見えるけど、違うんだよなー」と指摘。
続く投稿で「100条委員会秘密会で奥谷委員長が証人の発言を遮った事実は報道に値する。秘密会なんだからプライバシーを理由に発言を遮ったらダメ。あそこで片山副知事が告発者のクーデターの話やプライバシーの話を持ち出したら、それらが内部告発として扱うことに影響しないことをしっかりと議論すればよかった」と持論を展開。
そして、「プライバシーに関してもファイルの存在の事実は認めた上で、その裏付けがないこと、内部告発とは関係ないことをしっかり議論すればよかった。それをせずに、プライバシーの一点ですべてを封じたので『何かを隠している!』と有権者が大きな疑念を抱いた。ゆえに、このような秘密会の問題点が報道されても、取材源として増山さんの名前が出てこずに『関係者によれば』となっていれば問題にされなかっただろう」とし、「他方岸口さんの方は完全な誹謗中傷文書の拡散。そして竹内さんの自死につながった影響を否定することはできないだろう。極めて悪質性が高い」と自身の見解をつづった。