「カメラを止めるな!」のパクリ騒動で「合意」 落としどころは...

2月27日(水)19時56分 J-CASTニュース

「カメラを止めるな!」の公式サイト

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大ヒットした映画「カメラを止めるな!」に演劇との酷似が指摘された問題で、共同原作として劇団主宰者の名前を入れると、映画の公式サイト上で発表された。

この問題では、劇団「PEACE」を主宰する和田亮一氏が、2011年などに上演した自作の演劇「GHOST IN THE BOX!」に劇中シーンや構成まで似ていると主張し、原作として作品名を入れることなどを申し入れていた。



「上田慎一郎監督が演劇から着想を得た経緯がある」



これに対し、映画の製作サイドでは、ストーリーは別物であり、原作ではなく原案になるなどと反論していた。映画は2017年11月に先行・限定公開され、18年に大ヒットとなった。


それが、19年2月27日になって、「『カメラを止めるな!』に関するご連絡」のタイトルで双方が合意に達したと、公式サイトで明らかにされた。映画を製作したENBUゼミナールの社長でプロデューサーの市橋浩治氏名の発表になっている。


それによると、「共同原作」として、映画の上田慎一郎監督のほかに、和田亮一氏の名前が入った。また、演劇の影響を受けたことも明記され、「企画開発協力」として、舞台脚本家らの名前も入っている。


合意に至った理由としては、次のように説明している。


「かねてよりお伝えしてきました通り、和田氏を代表著作権者とする舞台『GHOST IN THE BOX!』より、上田監督が着想を得て企画・製作したという経緯がありました。一方、本映画製作においては上田監督によるオリジナルのアイデアを盛りこみ、上田監督自身による脚本、撮影、編集という形で製作を進めておりました。これらの事を踏まえ、本映画のクレジットは、和田氏と上田監督それぞれのオリジナル性をお互い尊重する気持ちを汲んだ内容としております」


「お互いのオリジナル性がなければ産まれなかった」



発表では、「映画のファンの皆様、関係者の皆様には、これまでご心配・ご迷惑をおかけいたしました事、心よりお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、今回の合意によって、「今後の『カメラを止めるな!』に関連するプロジェクトについて、お互い協力し展開していく」と報告している。


最後に、関係者によるコメントも紹介されている。


和田亮一氏は、「上田監督、市橋プロデューサーや元劇団員と話し合いを重ね、お互いの気持ちを理解しあった上で本日を迎えることができました。この作品がたくさんの方々に愛され、多くの賞を受賞し、世の中に残っていく作品になったことを誇りに思います。そして同時に、これから先、共に創作をできるということを嬉しく思います」と述べた。


また、上田慎一郎監督は、「両陣営で冷静に話し合いを重ねた結果、『お互いのオリジナル性がなければ産まれなかった作品』ということで気持ちが一致しました。『カメラを止めるな!』を応援してくれているファンの皆さま、ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」などとした。


今回の合意について、ネット上では、「よかった、これで見られる」「テレビ放映前に決着付けた感じかな」「これで今後の展開がやりやすくなりますね」といった声が出ている。



(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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