照屋年之(ゴリ)監督が品川ヒロシ監督に沖縄での撮影をラブコール! 沖縄国際映画祭50日前カウントダウン開始

2月27日(土)0時12分 ラフ&ピース ニュースマガジン

2月26日(金)、那覇市のよしもと沖縄花月で「島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭50日前オンライン無料上映会・特別トークイベント」が開催され、地域発信型映画『NAGISA』のオンライン上映と照屋年之(ゴリ)監督と品川ヒロシ監督によるトークイベントが行われました。


沖縄舞台の地域発信型作品


出典: ラフ&ピース ニュースマガジン


『NAGISA』の主人公は、都会での生活に疲れ、沖縄県恩納村の海岸にたどり着いた一人の女性・恵。そこで恵が出会ったのは、天真爛漫で、誰とでもすぐに友達になれる明るい女の子・渚。「死にたい」、「生きたい」という相反する気持ちをテーマに、青い海と豊かな自然、どこか懐かしい街並みといったロケーションを舞台に繰り広げられるファンタジー映画です。


江口のりこを主演に迎えた同映画は、日本屈指のリゾート地である恩納村を舞台に、ガレッジセール・ゴリこと照屋年之監督が製作。2019年に公開された地域発信型映画となっています。


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上映終了後には、ガレッジセール・川田が聞き手役として加わり、照屋年之(ゴリ)監督と品川ヒロシ監督によるトークイベント行われました。川田から「今年の映画祭の開催(4月17日・18日)が決定しました!」と発表されると、照屋監督は「作品が浮かばれます」と感無量の様子でした。


沖縄は「題材が埋まっている宝の島」


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照屋監督の『演じる女』、品川監督の『リスタート』は、今回開催される映画祭で上映予定となっています。
川田から作品の内容を“簡単に”と求められた両監督は「ある女優さんが出て、クランクアップした」「ある女性がリスタートする映画です」と回答。
ざっくりしすぎた説明に会場から笑いが起きました。


沖縄を舞台に9作品ほど撮っている照屋監督は、品川監督に「沖縄って(掛け声の)イーヤーサーサーとか、ビールで乾杯!などベタな感じは知っているけれども、ディープな街、商売、人、文化などメジャーになっていないものを知ってしまうとクリエイターは“撮りたい!”と絶対に心が動かされると思う。そういう意味で沖縄は、まだまだ何作品も撮れる題材が埋まっている宝の島だと思う」と力説し、沖縄での撮ったことが無い品川監督にラブコールを送っていました。


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学生時代は、役者になりたかったという照屋監督は、撮る側はまったく興味が無かったと語ります。
また、照屋監督はよしもとに短編映画を撮ろうと勧められた時「絶対に才能ないし、演出とか無理と思っていた」と話しました。


そんな中、紀里谷和明監督に「短編の話が来ているけど、断ろうと思う」と打ち明けたところ、「自分に才能があろうが、無かろうが、目の前にチャンスがあったら、撮らない人はいない」と言われたことが監督の世界に足を踏み入れるきっかけとなったと振り返りました。


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一方の品川監督は小説「ドロップ」を執筆している時に映画化の話が舞い込み、それと併せて「監督として撮ってみては」という提案を受けたと言います。
「芸人になったら映画監督にもなりたい」という夢を持っていた品川監督は、脚本なども手掛け、映画会社からお墨付きをもらった形で監督デビュー。
「監督に関して、不安やプレッシャーが無かったか」と聞かれた品川監督は、製作費・宣伝費合わせて、5億円掛かっていた映画でも、あまり感じていなかったと当時を振り返ります。
“なるようになる”という思いで楽しみつつも、「いろんな人の思いとか生活が懸かっているから、SNSで宣伝するなど、自分ができることは全部やろうと努めた」と語った品川監督。
そんなプレッシャーを感じない品川監督でもいつも緊張するのは試写会だといいます。
「お笑いはスベっていても、アドリブでどうにかなるけど、映画は完成した状態だから、もうお手上げ状態。自分の思うシーンで会場から笑いやすすり泣く声が聞こえたら、伝わったことに安堵する」と語りました。


一方の照屋監督は、毎作品ごとにプレッシャーを感じているそうで、成功する、しないの前に、その場の空気を気にするタイプ。
監督になりたての頃は、撮影が予定よりも時間が押して現場の空気が悪くなり、そのプレッシャーで「監督なんて二度とやらない。この一本で辞めよう」と思うこともあったといいます。ただ、編集後の作品が出来上がった喜びで次作への意欲が湧き、その繰り返しで今は、撮影現場も楽しくなったと明かします。
一番の楽しみは脚本を書いている時で、書きながら役柄にのめり込むと、自分で書いているのに、感情移入しすぎて1人で泣くこともあると語りました。


刑事ものやダイビングテーマも


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「今後、沖縄を題材とした映画を作るとしたら?」という問いには、照屋監督は「祭りとか風習に興味があり、オファーがあれば、東京や海外でも撮るが、沖縄には魅力的な題材がいっぱいあるので、延々と撮っていくような気がする。刑事ものを撮るだけでも面白いと思うので、いつかは撮りたい」とにっこり。
品川監督は「ダイビングが好きなので、それを題材にしたものを撮ってみたい」と、それぞれが今後の作品への意欲を見せました。


最後に照屋監督は「今回の映画『演じる女』は、スタッフからも連絡「いい映画だね」と好評だった。20分の短編映画なので、人生の20分を僕のこの映画にください」と挨拶しました。
品川監督も「撮影時はコロナウイルスの影響でこういう世の中になるとは予測しておらず、タイトルが『リスタート』ということで、緊急事態宣言が明けたころには、もう一度リスタートしたいと思う人は多いはず。そういう意味で自身の環境とシンクロする部分もあると思うので、観ていただきたい」とアピールし、トークイベントは幕を閉じました。


共に成長した2人の監督


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イベント後には、リモートも含めた囲み取材が行われました。お笑い芸人、映画監督、1972年生まれ、デビューも半年違い……と共通点が多い、照屋監督と品川監督は、デビュー当時から毎日酒を飲んだりしていた仲だといいます。
品川監督は「年齢を重ね、テレビで一緒に出ることも増え、今はこうやって監督として並んで立てるということは感慨深い」と感無量の様子。
一方の照屋監督は「無いお金で品川監督をごちそうしていた時もあった、今はお金があるので返してもらえないか」とポツリ。
これに対し品川監督は「ちっちぇーな!」とツッコミながらも、売れない時代から共に成長してきたこともあって、うれしそうな表情を浮かべていました。


照屋監督は、品川監督について「ガレッジセールのネタと品川庄司のネタは色も違うが、監督としても自分はコメディやヒューマン系が多いけど、品川監督はアクション系と異なるので、いい意味で(方向性が)重ならないから、お互いの個性がそれぞれ出せている。ハラハラドキドキしたエンターテインメントとしての見せ方がうまい」と評価していました。


沖縄国際映画祭まであと50日。


ぜひお楽しみに!

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