女たちは、なぜあんなにも結婚にこだわるのか──ドラマ『東京タラレバ娘』第6話レビュー

2月27日(月)18時0分 おたぽる

ドラマ『東京タラレバ娘』公式サイトより。

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 昔、婚活をしたことがある。

 結婚相談所に足を運び、お見合いパーティにも参加した。あの時は、とにかく結婚したかった。結婚すればなんとかなると思っていた。

『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)第6話で描かれていた、結婚への憧れ。それは男性である私にもわからないではない。

 バーテンダーの奥田(速水もこみち)と付き合い始め、幸せを噛みしめる倫子(吉高由里子)。小雪(大島優子)、香(榮倉奈々)はもちろん、KEY(坂口健太郎)にも祝福される。

 しかし、奥田との時間を多く過ごすようになると、倫子は少しずつ違和感を覚えるようになる。

「好みが合わない」「笑いのツボが合わない」。

「やっぱり一人のほうが楽」という倫子を、小雪と香は「贅沢」「ずうずうしい」とたしなめる。

 一方、香は元カレのリョウ(平岡祐太)との関係を断ち切り、結婚相談所に入会して婚活を始めることにする。しかし、希望していた通りの相手との面談を前にリョウから電話が入り、迷った末にリョウの元に走る。

 倫子に結婚のことを尋ねられたKEYは、病気で余命宣告された高校の時の先生と結婚していたことを告白する。

「傍から見たら、ままごとみたいな結婚だったかもしれない」

 そう話すKEYに、倫子は掛ける言葉を失う。

 倫子とKEYの2人の会話が面白くなってきている。最初の頃は、KEYのイケメンぶりと冷たい態度に納得できないことが多かったが、倫子に心を許し、本音を話すようになってきているのがいい。

 今回のドラマでは、様々な結婚の形が示された。不倫、セカンド、相手に自分を合わせる結婚、相手の夢を叶えるための結婚。

 性の多様化や、自由な生き方が認められる世の中になってはいるが、やはり、結婚をし子どもを育てて生きるというのが、人間の本筋であるとは思う。ただ、社会はきれいで正しい生き方をしている人だけで成り立っているわけではない。そこから脱落したものや、望んでそこに行かなかった人たちを排除するのはやはり正しいやり方とは思えない。

 ドラマのセリフにあったように、私も、子供の頃は当たり前に結婚して、当たり前に子どもを作るものだと思っていた。もちろん、それをこともなげにこなしていく人が大多数であることもまちがいはない。

 でも、どんなに頑張っても、うまくその道を歩けない人もいる。それだけは認めてもらいたい。

 結局、倫子は奥田と別れる。彼を見送った時、彼女の頭の中に、10年後の自分の声が響く。

「10年後も一人で、寂しくて後悔することになる」

 彼女は10年後、どんな思いで、この日を振り返ることになるのだろうか。

 一時はあれだけ婚活に勤しんでいた私も、結局願いが叶うことはなく、未だに独身のままだ。それが不幸かと言われれは、なんともいえないけれど、まあまあ悪くはない毎日かな、とは思っている。
(文=プレヤード)

おたぽる

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