『池の水ぜんぶ抜く大作戦』現場は専門家不在でグダグダ

2月27日(火)9時0分 STANDBY

「第1弾の撮影現場はしっかりしていた」という声もあった ※この画像はサイトのスクリーンショットです(テレビ東京公式サイトより)

2017年1月から不定期で放送されている番組『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京)。手付かずで放置されていた池を水抜きして、どんな生物が住んでいるのかを検証するバラエティで、放送初期からタレントの伊集院光がラジオで絶賛するなど、にわかに話題となり、視聴率も上がってきている人気企画だ。

現在は第6弾までが放送済みで、第7弾が3月11日に放送予定だが、この回の撮影参加者のひとりが当日の様子をブログに掲載し、話題となっている。

ブログエントリのタイトルは「池の水ぜんぶ抜く大攪乱! 2/18」。岐阜県笠松町のトンボ天国にあるトンボ池で行われた収録に参加したブログ主。現地には、子どもを含む大勢の一般参加者がいたものの、スタッフからの事前説明は一切ない。

「泥の攪拌や参加者の踏み荒らしにより,イトモロコやゼゼラ等の小型魚を中心に瀕死個体や死体が池の各所に浮く」「瀕死の大型魚(コイやカムルチー)も散見」といった状況だったという。

その後、「とった生き物を持ってきてください」とのアナウンスがなされ、生き物が集まるも、「そもそも半数近くが死んでいるなか,集められた魚は過酷な環境に置かれ続ける」という事態に。

「途中で『ニシシマもいた』『ドジョウは3種』という情報が流れるも,私がバットに分けられたドジョウ類をすべて見たところ,ニシシマドジョウなんて1匹もおらず,ドジョウとトウカイコガタスジシマドジョウだけであった」とのことで、魚を同定できる専門家もいなかったという。

今回の番組企画趣旨では「トンボのヤゴが、外来種の魚に食べられているらしいので駆除してほしい、との要請を受け出動」となっているが、その外来種を判別できる専門家がいない状態だったようだ。

Twitterでも、他の参加者からの声が寄せられていた。

“大人数が長時間に渡り池底を踏み荒すもんだから稚魚や今回の保護対象のヤゴまでがプカプカ浮いてる始末。著しく今後の生態系に影響を及ぼすんじゃないかと思う”

“最初からどの魚をどの箱に入れるかの指示もないままで、参加者同士口コミでフナはここ、外来種はあっちみたいにやってました。小魚は酸欠でプカプカ・・・スタッフは「魚よりヤゴを捕まえてくださーい」の連呼でゲンナリ・・・”
“岐大や名古屋生物多様性センターなど,池干し関連で頼れる専門家が最も密集する地域で誰にも協力を求めずに,てきとうなことを実行するというのもスゴイことですが…”

また、はてななどのネット上でも、

“「事前説明ぜんぶ抜く」、じゃん”
“この番組割と好きだったのに裏はこんななの?残念”
“以前から進行がグダグダだなあと思ってたけど、陣頭指揮取れるスタッフも居ないまま、専門家まで現地で補うとか、ほんとどんどん酷くなって来てるな。生き物扱ってるんだから、もうちょいちゃんとしてくれ”
“企画の人気が先行するとロクなことにならんうえ影響甚大なので色々ちゃんとやるべき。今回でいえば死んだヤゴほか希少な水生生物の取り返しつかんのだぞ”

と批判が殺到している。人気企画だけに放送の要望も多いのだろうが、在来種の保護という原点を忘れてはいけないはずだ。
(飛鳥 進)

■関連リンク
池の水ぜんぶ抜く:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/
池の水ぜんぶ抜く大攪乱! 2/18
https://blogs.yahoo.co.jp/aiamuhuna/16099345.html

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